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先輩に好かれる「好印象な後輩」を目指そう!

保育園の雰囲気は、働く地域やスタッフの気質によって大きく異なります。
ですが、共通して言えるのは、保育園はまだまだ女性の多い職場だということです。
一般的に、女性の多い職場ではあまり物事を荒立てず、事前に空気を読み合って円満に解決しようとする傾向があるようです。
新人の保育士にとって、先輩との人間関係をスムーズに進めることは、気持ちよく働くための重要なポイントになってくるでしょう。
今回は、どうすれば先輩と上手くコミュニケーションが取れるか?「好印象な後輩」になるためのポイントをまとめていきます。

先輩に好かれる「好印象な後輩」を目指そう!

仕事中の表情について

仕事をしていると、時には辛いことにも直面するでしょう。
体調があまり優れないときもあるかもしれません。
我慢しすぎることは良くありませんが、仕事中はなるべく気持ちを切り替え、自分の個人的な感情は脇に置いておきましょう。

いつも笑顔でいることを心がける

ブスっと不機嫌そうな人には誰でも近寄りたくありませんよね。
先輩たちに可愛がってもらうには、いつも笑顔でオープンな雰囲気を出していることが大切です。

さわやかに挨拶をしよう

社会人にとって挨拶は基本のキです。
職場にいる人には先輩後輩に関わらず、自分から率先して相手にしっかりと通る声で挨拶することを心がけましょう。
最近は、相手から挨拶されるまで挨拶できない人が多いようです。
自分から「おはようございます」とさわやかに挨拶するだけで、随分と印象が良くなるはずですよ。

仕事への姿勢

社会に出ると初めてのことばかりに直面し、一つの仕事をするのにもたくさんのミスをしたり、想像以上に時間がかかったりして、心が折れそうになる場面がたくさんあることでしょう。
しかし、それは誰でも通る道です。
必要以上に落ち込む必要はありません。

どんな仕事でも一生懸命に取り組もう

一見意味のないような雑用でも、必ず子どもたちの役に立っています。
どんな仕事にも一生懸命取り組んでいれば、先輩たちは必ず気がついてくれますよ。
なぜなら、その道は先輩たちも通ってきた道だからです。
新しく入社してきた後輩たちが、困難をどういうふうに乗り越えていくのかを観察し、何事にも一生懸命に取り組む後輩のことを可愛く思うものです。
しんどい仕事に対しても、文句を言わず、一生懸命に取り組んでみましょう。
きっと先輩たちのあなたを見る目が変わってきます。

先輩方への態度、職場での姿勢

先輩たちは、後輩たちよりも長く仕事を頑張ってきたという誇りを持っています。

保育の先輩として、尊敬している気持ちを伝える

「先輩、先輩」と慕ってくる後輩たちのことを可愛く思わないわけがありません。
分からないことは、素直に先輩たちに聞いて解決していくことをおすすめします。
よほど忙しくない限りは、親切に教えてくれることでしょう。
そして、大切なのはその後です。
教えてもらったことに対して、きちんと感謝の気持ちを表しておきましょう。
先輩のことを尊敬しているという気持ちを随所にちりばめた行動を心がけましょう。
よく、先輩と親しくなるにつれ、タメ口で話してしまう人を見かけますが、これはなるべく避けた方が良いでしょう。
タメ口=気のゆるみにつながり、一線を越えた言動をとってしまう危険があるからです。
親しくなっても、先輩に対しては尊敬の気持ちをこめて敬語で話すようにしましょう。

陰口やキレる言動はNG

職場の雰囲気に慣れてくると、つい出てくるのが陰口。
女性が多い職場では、特にこの陰口の扱いが重要なポイントとなります。
自ら、陰口を発することはもちろんNGですし、先輩たちの陰口談議に首をつっこみすぎるのもNGです。
いつも明るいオーラを出して、陰口を言う雰囲気をつくらないようにするなど、どうにか工夫をして乗り切りましょう。
また、上司の理不尽な行動や、保護者たちの理不尽な言動に対して、キレるのもNGです。
いつでも理性を持って、理知的に物事を解決する姿勢を見せることで先輩たちの信頼度はグッとアップします。

無断欠勤・遅刻はしない

どんな仕事でもそうですが、社会人が働く上で一番してはいけないのが「無断欠勤」と「遅刻」です。
園の運営は、スタッフ一人ひとりがきちんと時間を守ることで成り立っています。
「今日は●●を頼もう」と待っているのに、肝心の本人が来ないのでは、仕事が成り立ちません。
ほかのスタッフに仕事が割り振られる形になり、多大な迷惑がかかってしまいます。

無断欠勤・遅刻は社会人としても、子どもの模範となる保育士としてもNGです

時間やルールを守る、報告・連絡・相談をする、身だしなみに気をつけるなど、最低限の常識を、まずはしっかり身につけましょう。
仕事を覚えるのはそのあとです。
大人として、子どもの見本になるような行動を心がけて下さい。

受け身な姿勢はNG

新人のうちは、やる気があっても園のルールがまだ分からないので、何をどうしていいのか分からないことがたくさんあるでしょう。
最初のうちは指示を受けたことをこなしていく形になると思いますが、いつまでも受け身な態度でいてはいけません。

疑問に思ったことはどんどん聞いていく

保育の仕事で一番大切なのは、コミュニケーションです。
疑問に感じたことや気になったことは身近な先輩にどんどん聞いていきましょう。
仕事を始めて間もないうちは、先輩たちも「この後輩は何を考えているんだろう?」と、性格をつかみ切れていないのが実情です。
いつまでも黙ったままでは、誤解を受ける可能性もあります。
保育士として、多数の後輩を育ててきた方にも話を伺いました。
新人保育士が成長するには「積極的に質問をし、素直に吸収する」姿勢が何より大切だそうです。
失敗を恐れず、自分からアクションを起こしましょう。
積極的にコミュニケーションを取ることが、一人前の保育士になる近道です。

言葉遣いは丁寧に

社会人として身に付けておかなければならないものの一つに、尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い方が挙げられます。
そして、その尊敬語・謙譲語・丁寧語などと共に用いられ、より美しい言葉遣いに仕上げてくれる役割を果たすものが「美化語」と呼ばれます。
美化語をしっかりと使うことができれば、より好印象な後輩になれるかも!? ここでは、美化語の定義や、使い方についておさえていきましょう。

美化語の定義

美化語は、尊敬語などと異なり、誰か特定の人への敬意を表す言葉ではありません。
物事を美化し、より上品な言葉遣いにするという目的で使われるものです。
敬語と共にバランス良く使うことによって、より美しいと感じる日本語になるのです。

「お」「ご」を付け足すタイプの美化語

美化語には単語に「お」「ご」などを付け足して、より丁寧な印象にするタイプのものがあります。
例を以下に挙げます。
・「お」を付け足すタイプ......お酒・お盆・お経・お体・お名前・お食事etc. ・「ご」を付け足すタイプ......ご挨拶・ご理解・ご協力・ご参加・ご希望etc.

言い換え型の美化語

上記のように単純に「お」「ご」を付け足すのではなく、単語を別の言い方に変えてしまう美化語も存在します。
以下に例を挙げます。
・便所orトイレ→お手洗い ・腹→おなか ・水→おひや ・うまい→おいしい ・めし→ごはん  etc.

習慣にして自分のものにしよう

言語活動は習慣によって成り立ちますので、使い慣れれば自然と自分のものになるものです。
美化語について意識し、より丁寧な言葉遣いを身につけましょう。

まとめ 職場に溶け込むためには、周囲に対する気遣いが大切

先輩に好印象を持たれる後輩になるためのポイントをまとめてきましたが、全てに共通するのは「周囲に対する気遣いを大切にしよう」という点です。
周囲に対する気遣いができるということは、職場の和を保つことにつながります。
後輩だからと変に媚びたり、へりくだる必要はありませんので、同じ職場で働くスタッフとして思いやりを持った行動を心がけましょう。
素直に仕事を吸収し、先輩に敬意を持っていれば、どんな園でも自然と居心地の良い場所になるはずですよ。

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