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保育にとって大切なこととは? 新卒保育士さんへのアドバイス(3)

さあ、いよいよ就職!目指していた資格取得を叶え、働く現場が決まり、希望を胸に羽ばたこうとされている皆さんに、私からの応援メッセージです。
私は現在、現場で活躍されている保育士さんたちに向けて、スキルアップ研修の講師を務めています。受講者の皆さんから頂く感想の中で、とても多いのが「初心を思い出せました」というものです。
その先生方の「初心」はどんなものだったのでしょうか?おそらく「私は、なぜ保育の仕事をしたいと思ったか」とか「どんな保育者になりたいと思っていたか」という部分を、思い出して頂けるのだと思います。

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今の目的や、気持ちを忘れないで!

今、皆さんは「こんな保育者になりたい!」という気持ちを持っていると思います。ぜひ、その気持ちを忘れないで欲しいのです。「初心を思い出せました」と話す先生が多いということは、何らかの理由で、目的を見失ってしまっている方が多いのだと私は感じています。
目的ってわかりますか?「的」(まと)という字ですね。みなさんはどんな物を思い出しますか?アーチェリーやダーツの「的」は、そこに向かって矢を射るものです。「目的」とは、向かっていく場所のことです。「目的地」というとわかりやすいですね。
今の皆さんは、スタート地点に立っていて、「こんな保育者になりたい」という目的地に向かって一歩を踏み出そうとしているのです。ただ、目的地は少々遠いです。
いざ就職をすると、覚えないといけないこと、やらないといけないこと、失敗をして怒られる、うまく出来なくて落ち込む、書類を書くのに時間がかかる...などを数々経験するうちに、遠くに掲げた「目的」が見えなくなってしまうのです。

大切なのは、目の前のことだけにとらわれないこと

保育士を続けていく中で、実は、多くの方が、目の前の事柄をクリアすることが「目的」に変わってしまうのです。
仕事を覚えること、やらないといけないことをこなすこと。ミスをしないこと、怒られないこと。上手くやること、書類を書くこと。本当は、これらは「目的」ではないのです。
そして、目的を見失うと、どちらへ進んだらよいかが分からなくなってしまいます。「私は何をしているのだろう」「どうして上手くいかないのだろう」「楽しくない...」これらは、目的を見失っている時に出てくる悩みです。行先未設定ではカーナビは動きません。「目的」がどこなのか、忘れてしまうと立往生します。
保育現場には、実に様々な仕事があります。もしかしたら苦手なこともあるかもしれません。失敗もするでしょう。でも、すべて「子どものため」に必要な仕事です。全ての仕事は「子どもの保育」という目的に向かっています。
「◯○をすること」が目的ではなく、「保育のために」必要だからするのです。どんな保育がしたいのかを見失ってはいけないのです。

保育者自身が楽しい毎日を過ごせば、子どもたちも楽しい

そして、これから経験する全てのことが、あなたを成長させる糧となります。保育者が成長することは保育にとって、子どもにとって、とても大切なことの一つです。
子どもたちが楽しい毎日を過ごすこと。これも保育にとってとても大切なことですね。では、そのためには何が必要ですか?
第一に、保育者自身が楽しい毎日を過ごすこと!!先生たちが楽しく保育をしてこそ、子どもたちも楽しい園生活を過ごせます。 行きたい「目的地」に向かっているとき、人は「楽しい」と感じます。だから、目的を忘れず、楽しんで欲しいのです。
私は、子どもたちの「楽しい」を実現するために、若い先生たちの「楽しい!」を応援しています!!

プロフィール

内田淑佳(うちだよしか)
一般社団法人そだち 代表理事。心理カウンセラ―。
保育士、認可保育園の園長などを経て、一般社団法人を立ち上げ、子育て支援、保育運営サポート、研修講師を数多く務める。
カウンセラーとしてメンタルサポートの仕事に取り組みつつ、現役の保育士、保育教諭から主任・園長などの管理職、資格取得を目指して勉強中の人、潜在保育士などに向けて、保育の仕事の素晴らしさや、保育をする上で大切なことを伝え続けている。
ウェブサイト https://www.sodachi.net/