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保育士の海外ボランティアについて。留学できる時期やボランティアが可能な施設など

保育士の海外ボランティアに参加したいと考えている保育学生さんも多いのではないでしょうか。今回は保育士の海外ボランティアとはなにか、保育園や幼稚園でボランティアができるのか、またホームステイをしながら参加できるのかなどについて解説します。海外ボランティアを検討する際の参考にしてみてくださいね。


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leungchopan/shutterstock.com



保育士の海外ボランティアとは

保育士の海外ボランティアとは、保育士さんや保育学生さんが海外留学をしてボランティアに参加しながら海外の幼児教育を学ぶことができるものです。


主に日本の法人団体や企業などが主催して海外でのボランティア活動が行われていることが多いようです。


しかし、現在通っている大学や短大、専門学校などで、学校が保育士の海外ボランティアのプログラムを独自に用意しているかもしれません。その場合、インターネットで検索して見つけたプログラムよりも金額が安かったり安全面が保証されていたりすることもあるので、参加を検討している保育学生は確認しておくといいでしょう。


ここからは、保育士の海外ボランティアについて、具体的な内容を紹介します。



保育士の海外ボランティアの内容・流れ

保育士の海外ボランティアの具体的な内容について解説します。



応募資格


保育学生さんを対象にしたプログラムでは、特別な資格などは必要ないことが多いでしょう。


多くの海外ボランティア活動で参加条件として求められるのは、


  • 心身ともに健康であること
  • 子どもが好きなこと
  • 保育や教育に興味があること
  • 多少の英会話力があること

などがあるようです。


語学力についての参加受け入れ基準はなく、流ちょうに話すことができる必要はありません。園やプログラムにもよりますが、あくまで指示が分かる程度でも大丈夫なようです。


ボランティア活動をしながら英語を勉強することもできるので、語学力が不安な保育学生さんでもまずは積極的に会話をしようとすることが大切になるでしょう。


また、年齢について「18歳以上(高校卒業以上)、〇〇歳以下」などと定められている場合もあるので応募資格は念のため確認しておくといいでしょう。



参加方法


保育士の海外ボランティアのプログラムを紹介している団体のホームページなど、ウェブサイトを利用して申し込む形が多いようです。また、ホームページから無料の資料を請求して、じっくりと検討してから申し込むことができるものもあります。


インターネットを利用して申し込む場合には、早期申込割引などのキャンペーンや特典がある場合もあるので、参加することを決めたら早めに申し込むといいでしょう。


また、留学する国によっては入国に必要な手続きがあったりビザの発行が必要となったりすることもあるため、出発日の1カ月前までには申込をして必要な書類や手続きは余裕をもって準備しておくとよさそうです。


自身が通う学校のプログラムを利用する場合には、学校で配られた資料に記載してある手順に沿って申し込むといいでしょう。この場合も日にちには余裕をもって申し込むとよさそうですね。



必要な準備


保育士の海外ボランティアに参加するにあたって必要となる準備や手続きについて解説します。


ボランティア活動に出発する前に必要なものは、


  • 申込書類や確認書類
  • 海外旅行保険の加入
  • 往復の航空券
  • 渡航先の入国に必要な認証手続き(カナダ:eTA オーストラリア:ETASビザ など)
  • 健康診断証明書(プログラムによる)

などが挙げられます。


慣れない海外生活で体調を崩してしまったり、長期滞在の中で思わぬ事故に遭ってしまうことも考えられるので、海外旅行保険は事前に加入するようにしましょう。


また、多くの渡航先では入国の際に必要となる電子渡航認証システムがあります。これは事前に申請しておかないと入国することができないので、早めに手続きを済ませておくとよさそうです。


さらに、プログラムによっては参加者に健康診断を受診してもらい、診断書の提出を求めるものもあるので、自分が参加するプログラムの要件をきちんと確認するようにしましょう。



参加費用


プログラムの参加費用はボランティア活動をする時期や期間、国によって異なります。また、申込をした法人や団体によっても異なってくるので、あくまで参考として費用の目安となる例をいくつか紹介します。


オーストラリアにホームステイした場合

オーストラリアで保育士の海外ボランティアに参加する際に訪れるのは、主にシドニーかケアンズのようです。どちらの都市を訪問するとしても金額に大きな変わりはなさそうです。


  • 1週間(現地6泊7日)の場合:約14万円~15万円
  • 2週間(現地13泊14日)の場合:約18万円~20万円
  • 3週間(現地20泊21日)の場合:約20万円~23万円
  • 4週間(現地21泊28日)の場合:約24万円~26万円

カナダにホームステイ

カナダで保育士の海外ボランティアに参加する際に訪れるのは、主にバンクーバー市内かバンクーバー郊外のようです。


  • 1週間(現地6泊7日)の場合:約14万円~17万円
  • 2週間(現地13泊14日)の場合:約20万円前後
  • 3週間(現地20泊21日)の場合:約22万円~25万円
  • 4週間(現地21泊28日)の場合:約26万円前後

ニュージーランドにホームステイ

ニュージーランドで保育士の海外ボランティアに参加する際に訪れるのは主にオークランドかクイーンズタウンのようです。オーストラリアと同様に、どちらの都市を訪問するとしても金額に大きな変わりはなさそうです。


  • 1週間(現地6泊7日)の場合:約15万円前後
  • 2週間(現地13泊14日)の場合:約17万円~20万円
  • 3週間(現地20泊21日)の場合:約20万円~23万円
  • 4週間(現地21泊28日)の場合:約23万円~26万円

保育士のボランティアと語学研修ができるプログラムにアレンジすると追加で費用がかかる場合もあるので留意しておきましょう。


これらの費用にはボランティア手配料や現地ホームステイ先での滞在費(1日3食付き)、滞在中の日本人スタッフによるサポート、空港までの送迎費用などが含まれていることが多いようです。


一方で、現地までの往復の航空券費用や海外旅行保険加入費用、ビザ申請費用など日本で準備するものにかかる費用は参加費用に含まれていないことが多いので、別途費用がかかることになることを頭に入れておくといいでしょう。


また現地での移動手段についても、ホストファミリーがボランティア活動をする保育園や幼稚園まで送迎をしてくれる場合や、自力で移動しなければならない場合などプログラムによってさまざまであるので、その点についても確認しておく必要がありそうです。



海外ボランティアの活動内容


海外ボランティアができる施設は主に保育園や幼稚園です。


カナダでは明確な保育園というカテゴリーがなく、幼稚園が保育園の機能を持っていることも多いようです。また、オーストラリアでは保育園の役割を持つ施設のことは「チャイルドケアセンター」と呼ばれ、幼稚園の役割を持つ施設のことは「キンダーガーテン」と呼ばれるのが一般的であると言われています。


ボランティアに参加した人は、海外の保育園や幼稚園などで保育士や幼稚園教諭のアシスタント業務を行うのが一般的のようです。


ボランティアの活動内容は主に、保育園と幼稚園が共通で行っている活動と幼稚園だけで行われる活動があります。くわしく見ていきましょう。


保育園・幼稚園共通

保育園や幼稚園で共通しているのは以下の内容になります。


  • 屋内や屋外で子どもたちと一緒に遊ぶ
  • ランチタイムやスナックタイムの準備、手伝い
  • ランチ後の後片付け
  • お昼寝の準備や寝かしつけ
  • 園の清掃や雑務

日本とは異なり、海外の幼稚園ではお昼寝が行われていることもあるようなのでお昼寝の準備や寝かしつけも共通の内容になります。


その他は保育士の補佐的な業務を行いながら、子どもたちと遊んだり面倒を見ることがボランティアの主たる活動内容と言えるでしょう。


幼稚園の場合

上記の共通内容に加えて、幼稚園でのボランティア活動で行われるのは以下の内容です。


  • 授業の準備
  • 授業をする保育士のアシスタント

幼稚園では、園ごとにさまざまな教育を取り入れていたり、4、5歳児に向けた「プレスクール」という小学校入学前の準備をする教育機関が設けられていたりすることもあるようです。


保育士の海外ボランティアがどのようなものか押さえたところで、ここからは参加する際のポイントを解説します。



保育士の海外ボランティアに参加するときのポイント

保育士の海外ボランティアに参加するにはどの時期に行けばいいのでしょうか。またどのように海外ボランティアのプログラムに参加することができるのかも、あわせて解説します。



参加する時期や期間


参加時期はプログラムによってさまざまです。


だいたいの海外ボランティアは通年申し込むことができるようですが、出発する日付を自由に設定できるプログラムもあれば出発日が指定されているものもあるようなので、確認が必要ですね。 また、学校で用意されているプログラムを利用する場合は主に長期休暇が参加時期となっている場合が多いようです。


1週間から参加することができる保育士の海外ボランティアもありますが、おおむね2~4週間程度が参加期間の目安と言えるでしょう。 語学研修とセットになっているプログラムの場合は、保育ボランティア活動と語学研修を期間の半分ずつ行うことが一般的のようです。


さらに海外留学のように保育のボランティア活動やインターンをしながら語学をしっかりと勉強したい人に向けた3カ月以上の短期留学のプログラムもあるので、気になる方は調べてみるといいでしょう。


保育学生さんの中には夏休みや春休みなどの長期休暇を利用して保育士の海外ボランティアに参加しようと考えている人もいるかもしれません。


しかし夏休みや春休みなどは特に学生の申込みが集中しやすく、人気がある時期のようです。そのため夏休みや春休みを利用して参加したいと考えている保育学生は、申込みが埋まってしまう前に早めに申込をするようにしましょう。



自分に合ったプログラムを選ぶ


保育士の海外ボランティアにはさまざまなプログラム内容があります。そのため、自分が学びたいことや参加期間に合わせてプログラムを選ぶといいでしょう。


ここでは、保育士の海外ボランティアで一般的なプログラムの内容を紹介します。


英語の勉強ができる

保育ボランティアとして保育研修や幼児教育研修を行いながら、語学学校に通ったり英語のレッスンを受けることができるプログラムもあります。ボランティアに行くのは主にオーストラリアやカナダ、ニュージーランドなどの英語圏であるため、同時に英語の勉強ができそうです。


そのため、海外ボランティアに参加するにあたって語学力に不安を感じている保育学生さんは、海外で語学留学をした経験などがなくても、一から勉強することができるでしょう。保育の勉強をしながら語学留学の経験も得ることができるのはとても貴重な機会ですよね。


滞在先が選べる

ホームステイをしながらボランティア活動を行うのが一般的のようです。海外ボランティアは異国の文化に触れることができるという側面をもっているため、ホームステイができることを重要視する保育学生さんもいるかもしれません。


しかし、ホームステイではなくホテルや民間の寮などに滞在してボランティア活動を行うことができるプログラムもあるようです。そのため、ホームステイをするのに不安を感じていたり、少しハードルが高いと感じている保育学生はこのようなプログラムを選ぶといいでしょう。


語学研修が含まれていないプログラムに参加した場合でも、現地の保育園や幼稚園の先生、またホストファミリーとの会話で生の英語に触れることができるので、十分な英語の勉強ができそうですね。


このように、海外ボランティアに行く上で、どんな環境で何を学びたいのか自分にとって最適なプログラムをじっくりと検討して選ぶといいでしょう。



保育士の海外ボランティアに参加して、留学しながら保育について勉強しよう

今回は保育士の海外ボランティアとはなにか、ボランティアの具体的な内容やボランティアをする時期などについて紹介しました。


保育士の海外ボランティアは保育の勉強をしながら語学留学の経験も得ることができるので、保育を学びたいと考えている保育学生さんにとって有意義なものとなるでしょう。 現地の保育園や幼稚園で保育を学ぶことで、日本で学んでいる保育とは違う点も発見できるかもしれません。


保育学生さんとして参加する場合には特に必要な資格もないため、視野を広げたい、日本とは違う環境で保育を学びたいという気持ちがある方は、春休みや夏休みを利用して保育士の海外ボランティアに参加してみるのもよさそうですね。