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就活ノートの書き方とは?作り方や就職活動に活かせる記載例

これから就職活動を始める保育学生さんのなかには、就活ノートの書き方を知りたい方もいるのではないでしょうか。就活ノートでスケジュール管理や情報の整理などをして、希望する保育園への採用を目指したいですよね。今回は、作り方や記載例なども含めた、就活ノートの書き方について紹介します。


スーツ姿の人がノートに書こうとしている様子

KPG_Payless/shutterstock.com



就活ノートとは?

就活ノートとは、就職活動中のスケジュール管理や保育園の情報、園見学の感想など、就職活動に関係することを記録する、就活専用のノートです。就活中は説明会への出席や保育園の見学、採用試験など、さまざまな活動があるため、就活ノートを使うことでスムーズに就職活動を進めることができるでしょう。


今回は、保育学生さんが使う就活ノートについて紹介します。



就活ノートの作り方

就活ノートはどのように作るとよいか、迷っている保育学生さんもいるのではないでしょうか。ここでは就活ノートの作り方を簡単にまとめました。



自分に合ったノートを早めに準備をする


就活ノートには、さまざまなサイズや種類があるため自分が使いやすいと感じるものを選び、志望する保育園がはっきりしてきたら書き始めましょう。就職活動を進める上では、保育園の情報をできるだけ多く集めることが大切になるようです。情報を集約するためにも、自分に合ったノートを早めに準備するとよいかもしれません。



1冊に集約する


就職活動中は、説明会の記録や園見学の感想など、たくさんの内容を記入するので、就活ノートは1冊に集約しましょう。情報が集約されていると、見返しやすく持ち歩きもしやすいので、就活をスムーズに進められるようです。通常のノートはもちろん、ルーズリーフであれば用紙の追加や並べ替えができるので、使いやすいタイプでまとめるとよいかもしれません。



テンプレートを活用する


就活ノートを作るときにはテンプレートを活用しましょう。市販されている就活ノートにもさまざまなテンプレートがあるようですが、自分にあうものをダウンロードして作ってもよいかもしれません。特にスケジュールや自己分析に関係するのテンプレートは、時系列で並べられるタイプが使いやすそうです。



就活ノートに記載するときのポイント

就活ノートに情報やメモを記載する場合は、どのようなことに気をつけるとよいのでしょう。書き方のポイントを3つ紹介します。



スケジュールをきちんと整理する


ポイントの1つ目はスケジュール管理です。就職活動では、同じ時期に複数の保育園を見学したり面接を受けたりすることもあるかもしれません。スケジュールをしっかり把握し、ダブルブッキングを避けるためにも、きちんと整理をするとよさそうです。



見返しやすく記載する


2つ目のポイントは見返しのしやすさです。説明会や園見学ではメモの量が多くなることもあるので、何日も経ってから見返したときにも、どこに何が書いてあるかがすぐにわかるようにしておきたいですよね。3色や4色に色分けしながらメモをしたり、シールを貼ったりするなどの工夫もよいかもしれません。



テンプレートにとらわれすぎない


3つ目のポイントはテンプレートにとらわれすぎないということです。就活ノートのテンプレートは種類も多く便利に作られていますが、形式にとらわれると必要なことをわかりやすく書けない場合もあるかもしれません。重要なことは全て記入する、簡潔に書く、詳しく書きすぎないといったことを意識しましょう。



就活ノートの書き方例

就活ノートに記載する内容には、どのようなことがあるのでしょう。書き方の例をまとめました。



志望する保育園の情報


就活ノートの内容として重要な、志望する保育園の情報の書き方の例を紹介します。


保育園名

保育園名は正確に記載しましょう。公立の場合は市区町村名から、私立の場合は運営主体となる法人名などから書くとよさそうです。正式な保育園名をきちんと覚えておくと、面接を受ける際も安心ですね。


<例>

社会福祉法人〇〇会 〇〇保育園
昭和◯年3月に保育園として開園
定員128名


保育方針

保育方針は省略せずに全て記載しておきましょう。保育園によっては主な方針とそれぞれについての具体目標などが決められていることもあるようです。採用試験を受ける保育園を決めるときにも、保育方針についてしっかり理解しておくことが重要になるかもしれません。


<例>

■目標
自然とふれあい、人とかかわり、心豊かな子どもの育成を目指して
■具体的な方針
・気持ちのよいあいさつができる子ども
・助け合い、励まし合える子ども
・強い心と体を作れる子ども
・根気よく取り組める子ども


労働条件

労働条件は保育士として働く上で大切な条件です。労働条件には給料体系や勤務時間、休暇や年金などの福利厚生などが含まれます。労働条件が自分にあっている保育園は、長く働き続けることもできるようです。就活ノートに記載するときは、項目別にして、他の保育園と比較しやすくしておくとよいかもしれません。


<例>

■給料
 初任給:22万円(1年毎に昇給あり)
・賞与:夏・冬
・退職金:勤続3年から

■勤務時間(シフト制):7時~16時・9時~18時・11時~20時
■福利厚生
・週休2日制:土曜日に出勤の場合平日が休み
・有給休暇:1時間単位
・夏休み:3日
・産休:産前産後8週間
・育児休暇:1歳の誕生日まで
・厚生年金、国民健康保険に加入


所在地・連絡先

保育園の所在地は、エントリーシートを送るときや園見学をするときなどに必要になります。園見学に遅れずに行くために、アクセス方法や所要時間も加えておくとよいかもしれません。連絡先は市外局番から記載し、内線やファックスがある場合は、その番号も書いておきましょう。


<例>

〒012-1234
〇〇県〇〇市〇〇1234-5
TEL:0123-45-6789
FAX:0123-45-6798

アクセス
〇〇駅西口から〇〇行きバスで15分、〇〇保育園前降車



就職活動のスケジュール


次にスケジュールの書き方の例を紹介します。就活ノートにはマンスリースケジュールやウィークリースケジュールのテンプレートなどがあります。マンスリースケジュールには「〇〇保育園見学」「〇〇市就職説明会」「保育士試験」「〇〇保育園面接」のように予定を簡潔に記載しましょう。


それぞれの詳細については、ウィークリースケジュールやデイリースケジュールに記載すると、管理しやすいようです。時系列になっていると、計画的に行動できるかもしれません。


例.マンスリータイプ

マンスリータイプ

例.ウィークリースケジュール(7月1日~7月7日)

ウィークリースケジュール

自己分析


就職活動をする上で自己分析は欠かせない内容です。自分にあう保育園を選ぶために、これまでのエピソードや特技、趣味などを記載し、園見学や面接での感想を書き加えて自己分析に役立てましょう。自分の考えや感想を時間をおいて見返すことで、大切なことが見えたり疑問点がはっきりしたりして、冷静に分析できるようです。


例.自分史

自分史

例.友人関係

友人関係

自己分析は思いつくままに記入し、そこに気のついたことや感じたことを書き加えながら整理していくと、自分にあう保育園が見えてくるかもしれませんね。



メモ


就活ノートにはたくさんの情報や考えをメモすることになります。大切なメモを就職活動に活かしたいですよね。メモをする際は、次のような工夫もしてみましょう。


  • 長い内容は箇条書きにする
  • 複雑な説明は枝分かれ式にする
  • 大切だと感じたことは文字の大きさ・色を変える
  • 共感したこと、疑問に思ったことなど、内容にあわせて文頭に◎や△などの印をつける
  • 適度な空間を空ける

メモの書き方は他にもさまざまあるので、自分にあう工夫を見つけてみるのも楽しいかもしれません。


<例>

【〇〇保育園の見学】
◎子どもたちが人懐っこいー自分から話しかけてくれる子が多い
△声が届いたか心配ー趣味を何度も聞かれたー目に見えるものを用意する

◎保育士さんがいつも笑顔ー見習いたい
△常に忙しそうー子どもたちの様子を見守るのは大変?


メモにはそのとき感じたことも簡単に書いておくと、後で様子を思い出しやすいかもしれません。



就活ノートの書き方は自分が使いやすい工夫を

今回のコラムでは、就活ノートの書き方について紹介しました。


就職活動を進めるために使う就活ノートには、志望する保育園の情報や見学をしたときに感じたこと、就職までのスケジュールのように、さまざまな内容を記載します。テンプレートを利用するなど作り方を工夫すると、自分にあうノートになりそうですね。記載例を参考に、使いやすい書き方を考えてみましょう。

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