新卒保育士の就活で役立つマインドマップ。自己分析を行うときに活かしたいけれど、書き方ややり方が分からずに悩む保育学生さんもいるでしょう。今回は、マインドマップの作成方法を順序に沿ってくわしく紹介します。あわせて、自己分析に使うメリットや、作成するときの注意点についても具体的にまとめました。
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■目次
就活に活かせるマインドマップとは?
マインドマップとは思考を整理するために使われる方法で、自分の頭の中の考えをクモの巣状にまとめた地図のようなものを指します。
企画を作ったり目標を設定したりするときなど、ビジネスシーンで幅広く使われているようです。
また、就活を行ううえで必要な自己分析でも役立ち、自分の長所や短所、性格などを理解するきっかけにもなるでしょう。
マインドマップを作成することで、志望動機や自己PRなどをしっかり答えられるようになるかもしれないため、書き方ややり方をくわしく知っておくとよいですね。
まずは、就活でマインドマップを作るメリットを紹介していきましょう。
就活でマインドマップを作るメリット
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新卒保育士の就活で、マインドマップを作成する利点を見ていきます。
簡単に自己分析できる
マインドマップは紙とペンさえあれば行えるため、自己分析に苦手意識を持っている保育学生さんでも気軽に取り組むことができるでしょう。
長い文章を作る必要がなく単語をつなげるだけで分析できるので、あまり時間がかからない点もポイントです。
自分について深く理解できる
マインドマップは連想ゲームのようにイメージをふくらませていくため、自分の性格や長所について深堀りすることができるでしょう。
自分の情報を幅広く引き出せることから、保育学生さんは自身の新たな一面を知るきっかけとなるかもしれません。
考えを整理できる
頭の中は記憶や思考が複雑に絡み合っていると言われています。
例えば就活のことを考えていたのに今日の夕飯のメニューを考えるなど、だんだんと考えがそれてしまうという経験がある方も少なくないかもしれません。
しかし、マインドマップはテーマに関連する言葉を放射線状につなげていくので、まとまりのない考えを視覚化して俯瞰できるようになるでしょう。
記憶や経験が整理され、思考の全体像を捉えられるようになるかもしれませんね。
就活に役立つマインドマップの書き方
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ここからは、新卒保育士の就活に役立つマインドマップの書き方ややり方を解説します。
マインドマップを作成する前に、まずは以下のアイテムを用意しましょう。
- 大きな画用紙
- 鉛筆
- 色鉛筆
マインドマップは言葉をたくさん書き込むので、できるだけ大きな画用紙を準備することが大切です。
色づけするとより見やすくなるため、色鉛筆も用意しておくとよいかもしれませんね。
1.テーマを決める
まずは、マインドマップのテーマを決めましょう。
自己分析であればテーマを「自分」とし、紙の中心に少し大きめに記載するとよさそうです。
2.中心のテーマから軸を分類する
中心に書いた「自分」から、頑張ったこと・苦手なこと・やりたいことなど、自己分析するための大きな軸を作りましょう。
他にも得意なことや趣味のように、分析したい内容に合わせて自由に軸を足してみてもよさそうです。
色を使うことで、より見やすいマインドマップに仕上がるかもしれませんね。
3.軸から関連する単語をたくさん書き込む
(2)で書いた軸から「アルバイト」や「料理」など、関連される単語を次々と書いていきましょう。
「接客のアルバイトでメニューを覚えることを頑張った」のように、文章で記載するとイメージが限定されてしまうため、「アルバイト」と単語で書き込むことがポイントです。
4.徹底的に掘り下げる
(3)で記載した単語から、さらに連想される言葉を書き出していきましょう。
例えば「趣味」で料理と書き、中でもレシピを作るのが好きな場合は「レシピ」とつなげるなど、できるだけ多くの単語を記載することが大切です。
言葉をつなげたほうが自己分析を深められるので、「どうして好きなのか」「どんな気持ちで行ったか」のように、自分に何度も問いかけながら作るとよいかもしれませんね。
5.就活を意識した単語で終わらせる
それぞれの分岐の最後の単語は、保育士の就活に活かせる言葉で終わらせることがポイントです。
例えば、「趣味」「料理」「レシピ」とつなげたら、なぜレシピを考えることが好きなのかを考察します。
そして、何かを一から作ることが好きであると気づいたときは、「創造力」「クリエイティブ」のような単語で終わらせるとよいでしょう。
そうすれば、自分は創造力やクリエイティブな一面があることに気づき、自己PRに活かすことができるかもしれませんね。
就活で使うマインドマップの具体例
続いて、マインドマップの書き方ややり方を活かした具体例を紹介します。
テーマである「自分」から、「やりたいこと」「頑張ったこと」「趣味」「苦手なこと」をつなげた具体例です。
この場合、得意な業務はマニュアルに沿ったり創造力を活かしたりすることであり、主体性がありつつおおらかな性格であることが分かるでしょう。
また、「頑張ったこと」「やりたいこと」の軸から枝分かれした先が「笑顔」という言葉で終わっているので、人の笑顔にやりがいを感じるということを読み取れそうですね。
就活でマインドマップを作るときの注意点
最後に、新卒保育士の就活でマインドマップを作成するときの注意点をまとめました。
長文は避け、単語で記入していく
長文を書くと全体的に見づらくなり、連想される言葉も限定されてしまうので控えましょう。
できるだけ「ゲーム」や「ボランティア」のような短い言葉を選び、深く掘り下げられるような単語を書き込むことがポイントです。
自己理解の一つとして使う
マインドマップは思考が広がりやすいので、結論をひとつにまとめることは難しいかもしれません。
そのため、新たな自分の一面や長所を把握することを目的にし、必要に応じて注目する部分を変えるとよさそうです。
例えば、自己PRを作成するときは趣味や得意なことの部分に焦点を当て、「創造力がある」という部分を抜き取って文章を作っていきましょう。
論理的な文章に仕上げる
マインドマップは言葉を次々と書き足す作業を行うため、単語同士のつながりは自分で補足する必要があるでしょう。
自己PRなどを作るときは、採用担当者にも伝わるように、細かい部分を詰めて論理的な文章に仕上げることが大切です。
マインドマップの書き方ややり方を覚え、就活の自己分析に活かそう
今回は、新卒保育士の就活に活かせるマインドマップの書き方ややり方を紹介しました。
マインドマップは頭の中の考えをまとめた地図のようなもののことで、簡単に自己分析ができたり、自分について深く理解できたりするなどのメリットがあります。
テーマを決める、単語を書き込むなどの順序に沿いながら、分かりやすいマインドマップを作成してみましょう。
ここで紹介した具体例を参考に、就活の自己分析に活かしてみてくださいね。
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