大切な人にプレゼントを贈るバレンタイン。2月の保育実習ではチョコレートやケーキなどお菓子の製作を取り入れ、行事の雰囲気を味わえるとよいですね。今回は、バレンタインにぴったりなお菓子の製作を9個紹介します。綿や紙皿、紙コップなど、身のまわりのものを使ったアイデアを具体的にまとめました。
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■目次
バレンタインの保育実習にお菓子の製作を取り入れよう!
チョコレートやケーキなどのお菓子を贈る行事として定着しているバレンタインですが、そもそもは、「ローマ帝国の司祭である聖バレンタインが処刑された日」が由来のようです。
聖バレンタインは結婚が禁止されている兵士を哀れみ、秘密で結婚式を行っていましたが、それが皇帝に知られて処刑されてしまったという言われがあります。
その後、聖バレンタインの処刑日と愛を誓い合う日が結びつけられ、2月14日は「バレンタインデー」と呼ばれて親しまれることとなったようです。
このような由来をふまえてバレンタイン行事を保育園で取り入れれば、子どもは行事の雰囲気を楽しむことにつながるかもしれません。
ここで紹介するアイデアを参考に、バレンタインに渡すお菓子の製作を取り入れてみましょう。
保育実習で使えるお菓子の製作アイデア:チョコレート
まずは、チョコレートの製作アイデアを紹介します。
①画用紙で作るハートチョコレート
用意するもの
- 茶色の画用紙 1枚
- リボン
- 接着剤
- はさみ
作り方
1.画用紙をハートの形に切り取ります。
2.リボンをリボン結びにし、(1)に接着剤で貼りつけます。
3.(2)を自由に飾りつけ、できあがりです。
声かけや製作のポイント
保育学生さんが(2)の工程まで行っておけば、0歳児から取り入れられそうな製作遊びです。
その場合、ハートの形に切り取った画用紙に、タンポや手形で色をつけてみるとよいでしょう。
「きれいな色がついたね」「おいしそうなチョコレートになったよ」など、声かけしながらふれ合うとよさそうですね。
②ペットボトルキャップのチョコトリュフ
用意するもの
- 紙カップ 1個
- ペットボトルキャップ 1個
- 茶色の折り紙 1枚
- ビーズ 適量
- 接着剤
- はさみ
作り方
1.茶色の折り紙を2回折ってから開き、4等分に切ります。
2.ペットボトルキャップを(1)のうちの1枚で上から包み、裏側に折り込みます。はがれないように接着剤をつけます。
3.(2)の上部にビーズをつけ、できあがりです。
声かけや製作のポイント
保育学生さんが近くで見守るなどの援助があれば、4歳児くらいから行えるかもしれません。
チョコトリュフをいくつも作ってお菓子の箱などに詰めれば、豪華な見た目に仕上がるでしょう。
ビーズの代わりにどんぐりや木の枝、綿などを使って飾りつけてみてもよさそうです。
また、保育学生さんは「どれを飾ったらおいしそうかな?」のように声かけすると、子どもを遊びの世界に引き込めるかもしれませんね。
保育実習で使えるお菓子の製作アイデア:ケーキ
ここでは、ケーキをモチーフとした立体的な製作アイデアをまとめました。
①牛乳パックケーキ
用意するもの
- 牛乳パック 1個
- どんぐり 適量
- 好きな色の折り紙 数枚
- 定規
- 鉛筆
- 両面テープ
- テープ
- 接着剤
- はさみ
声かけや製作のポイント
牛乳パックをケーキの形にするなど複雑な工程があるため、5歳児クラスから取り入れるとよさそうです。
保育学生さんがあらかじめ三角形の部品を作っておいたり、「ここを折って貼ろうね」と声かけしたりするとよいかもしれません。
また、折り紙を茶色にしてチョコレートに見立てる、紙粘土でイチゴを作るなどして好きなケーキを作ってみましょう。(詳しい作り方はこちら)
②巻くだけロールケーキ
用意するもの
- クッションテープ
- 好きな色のフェルト
- デコレーションボール 1個
- 接着剤
- はさみ
声かけや製作のポイント
保育学生さんが「こうやってクルクルと巻こうね」など声かけすれば、4歳児くらいから行えそうな製作です。
保育学生さんが最初にお手本を見せ、難しい場合は手を添えていっしょに巻くとよいかもしれません。
また、上からラメ入りののりを使って飾ったり、綿をつけたりしてみるとよいでしょう。(詳しい作り方はこちら)
③紙粘土ケーキ
用意するもの
- 紙粘土適量
- 牛乳パック 1個
- しぼり袋 1個
- ボウル
- ゴムベラ
- ゴム手袋
- 水
- ビーズ
- テープ
- はさみ
作り方
1.ボウルに紙粘土をちぎり入れ、水を少々加えます。
2.手で(1)をクリーム状になるまでしっかりこねます。
3.しぼり袋にゴムベラで(2)を入れます。
4.牛乳パックをショートケーキ(三角柱)の形に切り取り、まわりをテープで留めます。
5.(2)を(4)のまわりに塗り、(3)を生クリームのように上に絞ります。
6.(5)の上にビーズなどを自由に飾りつけます。
7.(6)を1日乾かしたらできあがりです。
声かけや製作のポイント
4歳児や5歳児頃から取り入れられそうな立体感のある製作アイデアです。
保育学生さんはスムーズに遊びを進めるためにも、(3)の工程までは事前に行っておくとよいかもしれません。
また、別に茶色の絵の具を入れた紙粘土も用意し、チョコレートケーキを作れるようにするとさらに盛り上がるでしょう。
「おいしそうなケーキを作ってみよう!」と声かけすれば、子どもは夢中になって飾りつけるかもしれませんね。
保育実習で使えるお菓子の製作アイデア:プリン
続いて、プリンの製作アイデアを紹介します。
①紙コッププリン
用意するもの
- 紙コップ 1個
- 黄色、茶色の画用紙 各1枚
- 紙皿 1枚
- 白色の毛糸 適量
- 黄緑色のモール 1本
- ピンク色のデコレーションボール 1個
- 接着剤
- のり
- テープ
- はさみ
声かけや製作のポイント
保育学生さんが丁寧に作り方を教えれば、4歳児頃から行えそうな製作アイデアです。
「この紙をクルクルと巻こうね」のように、分かりやすい声かけをすると作りやすくなるかもしれません。
また、紙粘土に水を入れ、よくこねてからしぼり袋に入れれば生クリームのように飾りつけることもできそうです。
ラメやビーズをつけ、さらにきれいな見た目にしてみてもよいでしょう(詳しい作り方はこちら)
②折り紙プリン
用意するもの
- 黄色の折り紙 1枚
- ペン
声かけや製作のポイント
少し複雑な工程があるため、5歳児頃から挑戦してみるとよいでしょう。
実際に折り紙を見せながら「ここを半分に折ろうね」など声かけすれば、スムーズに作ることができそうです。
また、折り紙の白面にタンポ遊びを行い、保育学生さんがプリンの形に仕上げれば乳児クラスでも取り入れられるかもしれません。
製作後は壁面に飾ることで、保育園の室内が華やかな雰囲気になるでしょう。(詳しい作り方はこちら)
保育実習で使えるお菓子の製作アイデア:クレープとドーナツ
ここでは、クレープとドーナツの製作アイデアをまとめました。
①紙皿クレープ
用意するもの
- 紙皿 1枚
- 青色の折り紙 1枚
- 好きな色の画用紙 数枚
- デコレーションボール
- 綿
- 黄色の絵の具
- 筆
- 紙コップ 1個
- 水
- のり
- はさみ
声かけや製作のポイント
保育学生さんが果物などの部品を用意しておけば、4歳児くらいから行えそうな製作です。
フラワーペーパーで作った立体的なアイスや、画用紙で作ったチョコレートなどを飾ってみてもよいでしょう。
「好きなクレープを作ってね!」と声をかければ、子どもは自由に飾りつけることができるかもしれませんね。(詳しい作り方はこちら)
関連動画:フラワーペーパーでポンポンアイスクリームの作り方/保育士バンク!
②折り紙ドーナツ
用意するもの
- オレンジ色、黄色の折り紙 各1枚
- 両面テープ
- テープ
- はさみ
声かけや製作のポイント
保育学生さんが(2)の工程まで行えば、2歳児くらいから行えそうな製作です。
「ぐしゃぐしゃってしよう」「ギュってしてみよう」など声かけし、子どもがうまく作れるように促してみましょう。
上からちぎった折り紙やデコレーションボールを貼り、おいしそうなドーナツを作ってみてもよさそうです。(詳しい作り方はこちら)
お菓子の製作アイデアを覚え、バレンタインの保育実習に活かそう!
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今回は、バレンタインに取り入れられそうなお菓子の製作アイデアを紹介しました。
バレンタインは聖バレンタインの処刑日と、愛を誓い合う日が結びつけられた行事と言われています。
紙皿や綿など身近なアイテムを使い、チョコレートなどのお菓子を製作してみましょう。
保育学生さんはここで紹介したアイデアを覚え、保育園の製作遊びに取り入れられるとよいですね。
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