「ふるさと納税って保育士でもできるの?」「手続きが難しそう」と、興味はあっても一歩踏み出せない方はいませんか。ふるさと納税を活用すれば、賢く節税&お得な返礼品を受け取ることができます!今回は忙しい保育士さんでも無理なく始められるよう、仕組みや上限額、手続き方法を分かりやすく解説します。
ELUTAS / stock.adobe.com
ふるさと納税とは?保育士でもできる仕組みを解説
ふるさと納税とは、自分が選んだ自治体に寄付をすることで、所得税や住民税の控除が受けられる制度です。
2008年に始まった制度で、地方自治体の財源確保、地域の特産品のPR、都市部と地方の税収格差の是正、納税者が税金の使い道を選べる仕組みといった目的があります。
ふるさと納税の仕組みを簡単に言うと…
- 好きな自治体に寄付をする
- 寄付額から2,000円を引いた金額が、翌年の税金から控除される
- 寄付のお礼として返礼品(地域の特産品など)がもらえる
具体例で見てみましょう。

年収300万円の独身保育士さんが、3万円をふるさと納税をした場合
- 実質負担額:2,000円
- 税金控除額:2万5,000円(所得税+住民税から控除)
- 返礼品:寄付額の約30%相当=約8,100円相当の品
つまり、実質2,000円の負担で、約8,100円相当の返礼品が手に入るという仕組みです。
控除される税金の内訳は、所得税と住民税の2つです。
所得税は寄付した年から控除され、確定申告をした場合は数ヶ月後に還付金として戻ってきます。
住民税は寄付した翌年から控除され、給料から天引きされる住民税が安くなるということです。
対象者の条件
ふるさと納税ができる人は、所得税や住民税を納めている方なら、雇用形態を問わず利用できます。
・正職員の保育士
・契約職員・派遣社員の保育士
・パート・アルバイト(一定の収入がある場合)
ただし、所得税・住民税を納めていない方、収入が少なく所得税・住民税が非課税の方、専業主婦(主夫)の方は対象外になります。
また、専業主婦(主夫)の方も配偶者名義で寄付すれば、ふるさと納税の利用は可能です。
ふるさと納税をするメリット・デメリット
ふるさと納税をするメリット&デメリットを確認してみましょう。
メリット
実質2,000円で特産品が手に入り、生活費の節約になる
実質2,000円で地域の特産品が食べられるのは魅力的ですよね。お米、お肉、魚、野菜、果物など、節約に役立つ返礼品もたくさんあります。
忙しい保育士さんにとって、重いお米を運ばなくていい、まとめ買いの手間が省けるのは大きなメリットです。保育士さんのおすすめのふるさと返礼品はこちらをチェック!
子育て支援に使い道を指定できる
多くの自治体で、寄付金の使い道を選択できます。
保育士さんにおすすめの使い道は、子育て支援、教育環境の整備、保育施設の充実、児童福祉の向上などです。
保育士として、自分の想いを地域貢献につなげられるのはうれしいポイントですね。
出身地や思い出の地域を支援したり、旅行で訪れて好きになった場所、災害支援として被災地を応援したりすることもできます。
クレジットカード払いを選べば、寄付額に応じてポイントも貯まります。
例えば、30,000円をふるさと納税した場合(還元率1%のカード)、カードポイントは300ポイント、返礼品は約9,000円相当、実質負担は2,000円となり、さらにお得になります。
デメリット
控除上限額を超えると損をする
自分の控除上限額を超えて寄付すると、超えた分は全額自己負担になります。
例えば、控除上限額が2万8,000円の保育士さんが40,000円寄付した場合、控除される額は2万8,000円 – 2,000円 = 2万6,000円が目安のため、オーバー。
自己負担額は2,000円 + 1万2,000円 = 1万4,000円となってしまいます。
必ず事前に控除上限額をシミュレーションしましょう。
控除を受けるには手続きが必要
寄付をしただけでは控除されません。ワンストップ特例の申請書提出、または確定申告が必要です。
一時的な出費が発生
寄付は先払いで、住民税の控除は翌年になります。
一時的にまとまったお金が必要になるため、給料日後やボーナス時期に計画的に寄付するのがおすすめです。
返礼品が届くまで時間がかかる場合もあります。人気の返礼品は数ヶ月待ちも珍しくありません。季節限定品は発送時期が決まっており、すぐに欲しいものには向きません。
pickup「転職・退職した方の注意点」
年度途中で転職・退職した場合、転職すると確定申告が必要になる場合があります。
退職すると年収が減り、控除上限額も減るため、年収の見通しを立ててから寄付しましょう。 産休・育休中の場合も注意が必要です。
産休・育休で収入が大幅に減るため、前年の控除額では多すぎる可能性があります。その年の年収見込みを再計算してから寄付してください。
【保育士の年収別】ふるさと納税控除上限額シミュレーション
独身・共働きの場合、家庭のふるさと納税の上限額をシミュレーションしてみましょう。
年収別の控除上限額の目安
控除上限額とは、「実質2,000円の負担で寄付できる最大金額」のことです。この金額を超えて寄付すると、超えた分は全額自己負担になるため、必ず確認しましょう。
【単身・独身】
- 年収300万円: 約2万5,000円
- 年収350万円: 約3万1,000円
- 年収400万円: 約3万9,000円
- 年収450万円: 約5万2,000円
- 年収500万円: 約6万1,000円
※独身または共働き(配偶者控除なし)の場合の目安です。
保育士の年収例で見る控除額をケース別に紹介します。
目安の金額はあくまで参考です。正確な金額を知るには、シミュレーターを使いましょう。
また、配偶者や子どもがいる場合は、働き方によっても金額が異なるので、しっかり確認することが大切ですね。
pickup「年収が変わる場合の注意点」
産休・育休を取る場合、年収が大幅に減少するため、前年の控除額では多すぎます。
その年の年収見込みを再計算してから寄付してください。 例えば、通常年収350万円の保育士さんが年度途中から産休に入った場合、年収見込みは約200万円、控除上限額は2万円以下になることも考えられます。
また、転職する場合は、年収が変わる可能性があり、賞与の有無で大きく変動します。転職先の年収を確認してから寄付しましょう。
年度途中で退職して翌年まで働かない場合なども、控除額が大幅に減ります。寄付は慎重に行ってください。
年収が不確定な年は、控除上限額の7〜8割程度に抑えるのが安全!
【ふるさと納税の始め方】5つのステップで完了
ふるさと納税の始め方を紹介します。あくまでも一例なので、異なるケースの場合もありますが、参考にしてみてくださいね。
ステップ1:控除上限額を確認する
必要なものは、源泉徴収票(前年分または今年の見込み)、または給与明細(今年分)です。 確認方法は次の通りです。
まずは、シミュレーターにアクセスし、年収や家族構成を入力し控除上限額が表示されるのを確認しましょう。
複数のサイトで計算して、一番低い金額を目安にするのが安全です。
ステップ2:返礼品・寄付先を選ぶ
返礼品を選びましょう。人気の返礼品はこちらをチェックしてください。
ステップ3:寄付を申し込む
会員登録(初回のみ)し、ふるさと納税サイトから申し込みましょう。
返礼品を選んで「寄付を申し込む」をクリックします。
その後、必要項目を入力後、クレジットカードや銀行振り込み、コンビニ払いなどから支払方法を選びます。
入力する情報は、寄付者情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレス)、寄付金の使い道(選択式)、ワンストップ特例の利用履歴です。
【注意点】
住所は住民票の住所を正確に入力してください。実家の住所ではなく、現在住んでいる住所で、マンション名・部屋番号まで正確に入力します。
寄付者名義は本人名義でなければなりません。配偶者名義では控除されないため、必ず税金を納めている本人の名前で寄付してください。
ワンストップ特例を利用する場合はチェックを忘れずに。このチェックを忘れると申請書が届きませんが、後から申請することも可能です。
ステップ4:返礼品と証明書を受け取る
返礼品の配送時期は、申し込みから数週間〜数ヶ月後です。
季節限定品は発送時期が決まっており、人気商品は数ヶ月待ちの場合もあります。
配送日時の指定ができる場合もあり、不在時は再配達を依頼できます。
【注意点】
保育園の忙しい時期は受け取りにくいため、冷凍・冷蔵品は受け取りタイミングに注意して、長期不在の予定がある場合は注文を避けましょう。
また、寄付金受領証明書は必ず保管してください。返礼品とは別に郵送される場合が多く、確定申告やワンストップ特例に必要です。紛失すると再発行に時間がかかります。
クリアファイルに入れて専用の場所に保管し、写真を撮っておくと安心です。翌年の確定申告まで大切に保管しましょう。
ステップ5:税金控除の手続きをする
2つの方法から選びます。方法は次の章で説明します
【方法1】
ワンストップ特例制度(簡単・おすすめ) は、確定申告が不要な給与所得者向けで、寄付先が5自治体以内の場合、申請書をインターネット経由で対応または郵送するだけで完了します。
【方法2】
確定申告(6自治体以上の場合) は、寄付先が6自治体以上の場合や、他に確定申告が必要な場合、医療費控除などと一緒に申告する場合に利用します。
【注意点】
定期便を活用すると、 毎月自動で返礼品が届き、一度の手続きで年間分が完了します。寄付を忘れる心配もありません。
同じ自治体にまとめると、 手続きが簡単で、ワンストップ特例が使いやすく、申請書の数が減ります。
また、年末の駆け込みを避けましょう。 12月は混雑し、申請書の提出期限が厳しくなります。余裕を持って11月までに寄付するのがおすすめです。
確定申告と比べて手軽なのはワンストップ特例!
手軽さを考えるとワンストップ特例ですが、条件があるので気をつけましょう。
| 項目 | ワンストップ特例 | 確定申告 |
|---|---|---|
| 手続きの簡単さ | 簡単 | やや複雑 |
| 寄付先の数 | 5自治体以内 | 制限なし |
| 申請期限 | 翌年1月10日必着 | 翌年2月16日〜3月15日 |
| 控除方法 | 住民税のみ | 所得税+住民税 |
| 他の控除との併用 | できない | できる |
ワンストップ特例制度
確定申告が不要で、申請書を郵送したりオンライン経由で申請できたりします。
住民税のみから控除され、手続きが簡単です。
利用条件(すべて満たす必要あり)は以下の通りです。
- 確定申告をする必要がない給与所得者
- 1年間の寄付先が5自治体以内
- 申請書を期限内に提出
手続きの流れは次のようになります。
- 寄付時
「ワンストップ特例を利用する」という項目があればチェックしましょう。 - 申請書の受け取り
寄付から1〜2週間後に自治体から申請書が届くのが一般的です。 - 申請書の記入・提出
必要事項を記入し、本人確認書類を添付して、翌年1月10日必着で自治体に郵送します。
必要書類は、マイナンバーカードを持っている場合、ワンストップ特例申請書とマイナンバーカードの両面コピーです。
マイナンバーカードを持っていない場合は、ワンストップ特例申請書、マイナンバー通知カードのコピー、運転免許証などの身分証明書のコピーが必要です。
翌年6月から住民税が安くなり、給料明細の住民税額で確認できます。
確定申告
所得税と住民税の両方から控除され、6自治体以上寄付した場合に必要です。医療費控除などと同時に申告可能で、手続きはやや複雑です。
確定申告が必要な保育士は以下の通りです。
利用条件(すべて満たす必要あり)は以下の通りです。
- 6自治体以上に寄付した
- 医療費控除を受ける
- 住宅ローン控除(初年度)を受ける
- 年度途中で転職した(2箇所以上から給与をもらった)
- 副業収入がある(年間20万円以上)
手続きの流れは次のようになります。
- 書類を集める
寄付金受領証明書(全自治体分)、源泉徴収票、マイナンバーカード(または通知カード+身分証明書)を用意します - 確定申告書を作成
e-Tax(オンライン)または税務署で書類を作成します。 - 翌年2月16日〜3月15日に、郵送またはe-Taxで提出
必要書類は、寄付金受領証明書(全自治体分)、源泉徴収票、マイナンバーカード(または通知カード+身分証明書)、銀行口座情報(還付金受取用)です。
所得税は申告から1〜2ヶ月後に還付され、住民税は翌年6月から安くなります。
確定申告が必要な場合もアドバイス!お悩み相談保育士におすすめ!ふるさと納税返礼品10選
人気のふるさと納税の返礼品を一挙公開します。
ふるさと納税に関するよくある質問Q&A
ふるさと納税に関する質問をまとめました。
Q. 保育士でもふるさと納税できますか?
条件がそろえば、正職員、契約職員、派遣社員、パート・アルバイト(一定の収入がある場合)のすべての保育士さんが対象です。
Q. 控除上限額を超えて寄付したらどうなる?
例えば、上限が2万8,000円の人が4万0,000円寄付した場合、1万2,000円分は自己負担となります。必ず事前にシミュレーションしましょう。
Q. ワンストップ特例の申請書を出し忘れたら?
ワンストップ特例の期限(1月10日)を過ぎても、確定申告で対応可能です。
Q. 寄付金受領証明書を紛失した場合は?
届いたらすぐにクリアファイルに入れて保管し、写真を撮っておくと安心です。
Q. いつまでに寄付すればその年の控除対象になる?
ただし、年末は混雑するため、余裕を持って11月までに寄付するのがおすすめです。
転職、復職、キャリアアップなどどんな悩みも気軽に相談 出典: 家計の金融行動に関する世論調査/金融経済推進機構ふるさと納税を活用して返礼品を楽しもう
ふるさと納税を活用できる方は、賢く節税しましょう。
多くの保育士さんはワンストップ特例でOKです。 申請書を郵送・又はオンラインの手続きで完了できるでしょう。
ただし、必ず控除上限額をシミュレーションしてから寄付しましょう。 上限を超えると損をします。
また、「もっと年収を上げて、ふるさと納税の枠も広げたい!」そんな方は、保育士バンク!新卒で、年収アップが狙える求人をチェックしてみませんか?以下のようなサポートを実施しています。
- 年収400万円以上の高待遇求人を多数掲載
- 専門のキャリアアドバイザーが、あなたに合った職場を紹介
- 転職時の手続きのサポートが充実
ぜひ、お気軽にご相談くださいね。