「保育士の給料で奨学金の返済が不安…」という悩みはありませんか?実は、保育学生向けの5年働けば返済0になる制度や修学資金貸付制度、現役保育士向けの月最大2万円の返済補助など手厚い支援があります。今回は、東京都や福岡県の自治体独自の奨学金返済サポート制度をふまえて、金銭的な負担を減らすための方法を紹介します。
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奨学金とは学費を借りて卒業後に返済する制度
奨学金とは、経済的な理由で進学が難しい学生に対して、学費や生活費を支援する制度です。
大学や専門学校に通うための資金を借りて、卒業後に働きながら返済していく仕組みになっています。
一般的な奨学金のタイプ
多くの方が活用するのが日本学生支援機構(JASSO)の奨学金です。
- 給付型奨学金:返済の必要がない奨学金。
- 貸与型奨学金:借りたお金を卒業後に返済する必要がある。(無利子・有利子あり)
また、貸与型には、利子の有無によって2つのタイプがあります。
第一種奨学金(無利子)
返済時に利子がつかないタイプ。選考基準(成績や家計状況)が第二種よりも厳しく設定されています。
第二種奨学金(有利子)
返済時に利子(上限3%)がつくタイプ。第一種に比べると採用基準は緩やかです。
第一種(無利子)だけでは学費が足りない場合、第二種(有利子)をあわせて借りる「併用貸与」も可能です。
保育士を目指して短期大学や専門学校に進学する際、2年間で200万円以上の学費がかかることも多く、奨学金なしでは進学が難しいケースもあります。
保育士の給与は他の職種に比べて高いとは言えず、卒業後に毎月1万円〜2万円の返済を続けることは大きな負担となるでしょう。
そこで活用したいのが、保育士向けの奨学金返済支援制度です。
国・自治体・就職先がバックアップ!保育士は奨学金返済支援の活用を
保育士不足が全国的に深刻化する中、国や自治体は保育士の確保と定着を目的としたさまざまな支援制度を整備しています。
その中でも特に注目されているのが、奨学金返済に関する支援制度です。
一定の条件を満たせば、奨学金の返済が免除されたり、返済額の一部を補助してもらえたりする制度が複数存在します。
【対象となる人】
- これから保育士を目指す学生向け:保育士修学資金貸付制度
- 既に保育士として働いている人向け:自治体の奨学金返済支援制度・就職先の奨学金支援制度
それぞれの状況に応じた支援制度が用意されているため、自分に合った制度を見つけることが重要です。
【保育学生必見】5年働けば返済が0!修学資金貸付制度
保育士修学資金貸付制度は、これから保育士を目指す学生を対象とした貸付制度です。
各都道府県で実施しており、保育士養成施設に在学中の学生に対して修学資金を貸し付けます。
制度の内容
2年間利用した場合、月額5万円(最大120万円)の貸し付けを受けられます。
その他にも、自治体(都道府県)から以下の貸し付けを受けることができるケースもあります。
- 入学準備金:20万円以内
- 就職準備金:20万円以内
※自治体によっては生活費の加算がある場合もあります。
返済免除の条件
制度の最大のメリットは、卒業後に保育士として一定期間勤務すれば、貸付金の返済が全額免除されるという点です。
- ✅ 卒業後1年以内に保育士として就職する
- ✅ 貸付を受けた都道府県内の保育施設で5年間継続勤務する
- ✅ 週20時間以上の勤務である
※自治体によって条件が異なる場合があるため、役所などに要確認
申し込み方法
在学する養成施設もしくは高等学校長から推薦を受けられた方が対象のため、申し込みは、在学している保育士養成施設を通じて行います。
審査などもあり、募集時期や募集人数は都道府県によって異なります。高校在学中または入学後早めに学校の事務窓口などに確認しましょう。
奨学金返済無料相談お悩みは保育士バンク!新卒で解決【現役保育士必見】自治体の奨学金返済支援制度で最大24万円負担軽減

すでに保育士として働いている方は、自治体が独自に実施している支援制度を活用できる場合があります。
ただし、この制度はすべての自治体で実施されているわけではありません。
「勤務する保育園がある市区町村」が制度を導入している必要があるため、同じ都内・県内でも、隣の区や市では実施していないというケースが多々あり、確認が必須です。
主な自治体の支援例
条件は自治体ごとに異なるため、保育士バンク!新卒までお気軽にお問い合わせください。
| 自治体(実施例) | 補助内容の目安 |
|---|---|
| 東京都(葛飾区、千代田区など) | 月最大 2万円(年間最大24万円) |
| 北海道 江別市 | 月最大 1万円(年間最大12万円) |
| 福岡県 久留米市 | 月最大 1万円(年間最大12万円) |
【支援を受けるための条件例】
- 対象自治体内の認可保育施設で勤務していること
- 1日6時間以上かつ月20日以上の勤務(常勤または常勤に準ずる勤務)
- 一定期間(5年程度など)の継続勤務
- 奨学金を返済中であること
【現役保育士必見】就職先が奨学金返済を支援!手厚い福利厚生
自治体の支援制度だけでなく、勤務する保育園が独自に奨学金返済支援制度を設けているケースもあります。
保育士不足への対策や定着率向上のため、福利厚生の一環として奨学金返済支援を導入する保育施設が増えているのです。
施設独自の支援制度の例
特に都市部の大手保育事業者や社会福祉法人では、優秀な人材の確保を目的として、以下のような制度を整備している傾向があります。
- 月額1万円〜2万円の奨学金返済補助
- 入社時に一時金として10万円〜30万円の支援
- 勤続年数に応じて補助額が増額される制度
奨学金返済支援する園の確認方法
就職・転職活動中の方は、求人情報の福利厚生欄を細かくチェックしましょう。
「奨学金返済支援あり」「奨学金〇円返済補助」などと、明記されている園を確認します。
なお、保育士バンク!新卒では、奨学金返済補助の就職先を多数紹介しています♪
情報収集だけでもOKなので、お気軽にご相談くださいね。
奨学金返済のサポート園を探す条件に合う園をプロに探してもらう保育士の奨学金返済に関するよくある質問
保育士の奨学金返済支援制度について、多くの方が疑問に感じるポイントをまとめました。
Q. 保育士修学資金貸付制度と日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は併用できますか
その他の奨学金制度を利用している場合もそれぞれの運営団体へ問い合わせが必要です。
Q. パートや派遣保育士でも奨学金返済支援制度は利用できますか
自治体によっては「常勤のみ」を対象としている場合もあるため確認が必要です。
Q. 他県から引っ越してきた場合、奨学金返済支援は受けられますか
ただし、自治体によっては「市内に住民登録があること」などの条件が付帯する場合もあります。
奨学金返済の負担0!保育園求人を探す保育士の奨学金返済は支援制度で軽減できる
保育士として働きながら奨学金を返済している方、これから保育士を目指す方には、国や自治体、勤務先からさまざまな奨学金返済支援制度が用意されています。
ただ、自治体ごとに異なる複雑な条件を調べたり、全国に無数にある保育施設の中から「奨学金返済のサポート」を実際に利用できる園を自力で探し出すのは、とても大変な作業ですよね。
そこで「保育士バンク!新卒」では、あなたが通いやすい範囲で、奨学金返済支援制度を導入している園を効率よく探すお手伝いをしています。
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出典: 独立行政法人日本学生支援機構出典: 保育士修学資金の貸付け等について/こども家庭庁出典: 東京都葛飾区出典: 東京都千代田区出典: 北海道江別市出典: 福岡県 久留米市