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新卒保育士として働く前に準備しておくこと。持ち物や心構え、就職準備金について【保育士の就活ガイド】

新卒保育士として働く前に、仕事で必要なものを準備することでしょう。しかし、どんなものを用意すればいいのか悩んだり、準備には色々とお金がかかるため不安に思ったりする方も多いかもしれません。このコラムでは、新卒保育士が新年度に向けて準備する持ち物や身だしなみ、自治体が行う支援について紹介します。

スーツの日本人女性

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新卒保育士として働く前に準備することとは?

新卒保育士として働くにあたり、さまざまな事前準備が必要になるでしょう。通勤や保育業務に着ていく服や髪色などの身だしなみ、保育で必要になる道具のほかに、新生活のための費用などを事前に整えておけば、入職後もスムーズに業務に取り組めるかもしれません。


特に保育士さんは子どもの命を預かる仕事ですので、少しの気の緩みが危険を生むことも考えられます。新卒として就職前に、必要となるものをきちんと準備しておき、気持ちよく働けるようにしておきましょう。



新卒保育士が準備するもの一覧

4月の新年度から保育士として勤務するにあたり、どのようなものが必要になるかを確認することが大切になります。


まずは勤務初日を迎える前に、以下のものを準備しておくといいでしょう。


【保育士になる前にやっておくこと、準備するものリスト】

  • 通勤や保育業務にふさわしい服装
  • 保育士業務に適した身だしなみ(髪型・メイク)を整える
  • 保育士の業務面で必要な文房具や道具を揃える
  • 新社会人としての心構えを意識する
  • 新生活のために必要になる費用を準備する
  • 自治体が行っている保育士の支援制度について調べておく


それぞれくわしく紹介します。



新卒保育士が準備するもの:服装や身だしなみ

保育士さんは仕事上、社会人らしい信用が得られる服装と身だしなみであることが求められます。そして、保育業務では動き回わることが多いので、動きやすい服を用意するといいでしょう。


新卒保育士さんが服装や身だしなみを準備する際のポイントとあわせてくわしく説明します。



新卒保育士の服装を準備するとき


保育士さんは屋外で走り回ったり、室内では製作を行ったりします。そのため衣類が汚れてしまう機会も多く、すぐに着替えられるように何枚か着替えを用意しておくと便利です。汚れた服ではなく清潔な洋服で子どもと接することを心がけましょう。


【パンツ】

保育士さんは子どもたちといっしょに走り回ったり、しゃがんだりすることが多い仕事です。動きやすさと安全性を一番に考えて、スカートよりも動きやすいパンツを用意するといいでしょう。


【トップス】

保育士の服装には、生地がやわらかく伸び縮みするストレッチ性のある、動きやすいアイテムが適しています。トップスは、Tシャツやボタンが付いていないポロシャツ、トレーナーなどにするといいかもしれません。


ボタンがついている服は、何かに引っかかってボタンが取れてしまったとき、子どもが誤飲する可能性が考えられます。そのため、ボタンがついていない服を着用するのが望ましいでしょう。

また、新卒保育士がトップスを選ぶ際は、次の点に注意して選ぶこともポイントです。


・飾りは避ける

子どもたちは、何にでも興味を示して触りたがります。ボタンと同様にビジュー、フードなど子どもたちがいじったり、取れてしまったりするような、飾りのついたデザインの洋服は避けたほうがいいでしょう。


・過度な露出をしない

Vネックやキャミソールなど、胸元や肩が大きく露出しているものを保育士さんが着てしまうと、園の職員や保護者に派手な印象を与えてしまうかもしれません。清潔感があり、落ち着いた印象を与えるためにも、避けたほうが無難なようです。


関連記事:日常保育に適した服装とは?春夏秋冬別や、運動会など行事の際の保育士の服装


【靴下】

足元は、子どもの視線がいきやすい場所です。かわいらしいデザインや、キャラクターデザインの靴下を履いていると子どもたちから「先生の靴下かわいい」と、興味を持ってもらえることもあるでしょう。子どもたちが喜んでくれるように、靴下にこだわってみるのも素敵ですが、園によってはキャラクターがかかれた靴下を禁止していることもあるため、就職先の保育施設に確認しておきましょう。


【上履き、外履き】

園内用の上履きや外履きも保育士さんには欠かせない持ち物です。こちらも事前に園で指定のものがないか確認し、必ず初日に持参しましょう。エプロンと同様に、上履きも毎日の保育で汚れることがあるため、あらかじめ交換する靴を準備しておくといざというときも安心ですね。


関連記事:保育士に適した上履きとは?上履きを選ぶ上でのポイントを紹介



保育士の身だしなみで髪型やメイクを準備するとき


保育士さんは子どもたちだけでなく、園の職員や保護者ともかかわりを持つことになります。その際、髪色が明るすぎたり、派手なメイクをしたりすると、悪い印象につながる恐れがあるため注意しましょう。


【髪型】

明るすぎる髪色は保育士さんに限らず、一般的な企業でも良しとしないところが多いようです。そのため、新卒保育士さんは黒や落ち着いた暗めの茶色など、清潔感のある色にしましょう。


関連記事:保育士の仕事に適した髪型とは。ロングやショートのアレンジも紹介


【メイク】

メイクは園によって方針が違うこともありますが、ナチュラルメイクが基本です。濃いメイクをしてしまうと、子どもの衣類にファンデーションや口紅がつく可能性があり、園の職員や保護者の印象に影響が出てしまうかもしれません。また、つけまつげなどは、子どもが保育士さんの顔に触れたときに取れてしまい、口の中に入れてしまうことも考えられます。


子どもの健康や周囲への印象に配慮して、濃いメイクや匂いの強い香水、コロンの使用は避けるようにしましょう。


関連記事:保育士はどこまでメイクしても大丈夫?メイクの基準と紫外線対策、時短方法



エプロンを準備する際の注意点


保育士さんの持ち物の王道といえば、やはり「エプロン」ではないでしょうか。


保育園によっては園指定の場合もありますが、特に指定がなければキャラクターのついたエプロン選ぶと、子どもたちも気づいて喜んでくれるかもしれません。エプロンは汚れやすいので、毎日洗濯することを考えて、洗い替え用と保育園ストック用で最低でも4枚程度は常備しておくと安心です。


また、保育活動のなかで、メモとペン、ティッシュなどいろいろと持ち合わせておく場合もあるため、エプロンのポケットは必須となります。ポケットが2つほどついていると便利そうですね。常に必要となるものを携帯しておけるように、ポケットが大きいものや、使いやすい位置なども考慮したエプロンを選びましょう。


関連記事:保育士がエプロンを着る理由と、春夏秋冬別での適したエプロンの選び方



保育士の日焼け対策アイテム


子どもたちといっしょに園庭で遊んだり、保育園のまわりをお散歩したりと、保育士さんは屋外にいることも多いでしょう。1年を通じて紫外線にさらされていると、気づいたら真っ黒に日焼けしていたなんてこともあるかもしれません。日焼けが気になる方は帽子をかぶつたり、UVカット効果のある羽織ったり、アームカバーなどのアイテムで日焼け対策をするといいでしょう。


関連記事:保育士の帽子の選び方や種類。日よけ、日焼け対策に適した帽子とは





新卒保育士が準備するもの:業務で使うもの

筆記用具の写真

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印鑑


日誌などの書類を作成するときなど、印鑑が必要になる場面は意外と多いため、印鑑も保育士さんにとって必須の持ち物といえそうです。すぐに押せるように「スタンプ型印鑑」が一番ですが、保育園によっては禁止しているところもありますので、事前に確認しておきましょう。



文具


お遊戯会などの行事や教室の壁面工作、製作などの工作を行う際、さまざまな文具が必要になります。基本的には園に常備されているものを使うことになりますが、あらかじめ自分が使いやすい道具や便利な道具をそろえておくと、作業がスムーズになりそうです。製作の幅が広がるので、柄がある折り紙なども準備しておくのもいいかもしれません。



メモとペン


保育士さんの業務の中で、子どもの様子など何か気になったことをすぐにメモしたいと思うこともあるでしょう。その際、保護者に的確に報告できるようにメモとペンを常に携帯しておくと便利です。

エプロンのポケットに常備しておく人も多いようですが、保育業務に集中してほしい、ペンが子どもにとって危ないのでという理由から、メモとペンを持って保育することを禁止している園もあるようです。念のため、園の方針を事前に確認しておきましょう。



教材


日々の保育で使えそうなおもちゃやゲーム、ペープサートや手袋シアター、手遊びなど子どもたちとすぐに遊べるものを準備しておくと、飽きずに楽しく遊ぶことができるでしょう。手遊び、歌遊びのように道具が特に必要なく、すぐにできる遊びをいくつか準備しておくのもいいかもしれません。



新卒保育士が準備するもの:研修・自己紹介の用意

保育士さんの仕事は、予想外のことが起こるかもしれませんができるだけ対応できるように保育業務の準備しておくことも大切になります。
入職前後では、自己紹介や新人研修などもあるため、それらの用意をしっかりしておき、スムーズに仕事に取り組めるようにしておきましょう。



新学期に向けての挨拶を考える


新年度、必ず行うことが職員への挨拶、子どもへの挨拶、保護者への挨拶などです。できるだけ積極的に挨拶をして、顔と名前を覚えてもらい、コミュニケーションを円滑にとれるよう努力するといいでしょう。新卒保育士は新年度から働くことが多く、仕事に対する目標や抱負を聞かれることも考えられます。いくつかのシーンを想定して、事前に答えることを決めておきましょう。



遊びのネタやアイデアを準備する


子どもたちが登園してくると、そこから保育が始まります。先輩たちもフォローはしてくれると思いますが、新卒保育士として働くからには「実習生」ではなく、「保育士」です。一人で子どもたちを見ることもあれば、日々の活動について考えることもあるでしょう。「先生、子どもたち10分だけ見ててくれる?」なんて、突然振られることもあるかもしれません。


そんなときに、「子どもとやる遊びが一つもわからない...」という状態では困ってしまいますよね。道具がなくても楽しめる遊びやゲーム、各年齢ごとに活動していることなど、就業前にいざという時のことを考えてネタやアイデア準備しておきましょう。



新人(新任)研修の準備をする


新人研修とは、新たに保育園で働き始める新人保育士が園の保育方針や仕事内容を理解するために、園長や主任、先輩保育士の話を聞いたり、実際に保育に入ったりしながら、先輩保育士から指導を受ける研修のことです。


課題が出ている場合、疑問に思ったことがあれば事前に園側へ確認をしておきましょう。
また、研修では「何か質問は?」と質問されることもありますので、園の保育方針や理念、マニュアル等をしっかり読み込んだ上で、いくつかの質問を用意しておくのもいいかもしれません。



新卒保育士が準備するもの:社会人になるにあたっての心構え

新卒保育士として社会に出て働くにあたり、社会人としての心構えを意識することは重要なことといえるでしょう。
保育士さんとしてどのようなことを意識すればいいのか説明します。



心構えと仕事に対する責任感


希望する保育施設に内定が無事に決まり、友だちと楽しい時間を共有するのは大事なことですが、社会人になる心構えの準備も同時に進めていきます。保育士さんは、保護者が仕事などで不在の間に子どもを安心して預けられる存在として、信頼感が求められるでしょう。勤務する前に保育士さんの仕事についてもう一度見直し、責任のある行動が取れるようにしておくといいかもしれません。



保育士になる前に体調と生活リズムを整える


保育園ではおおむね、朝7時から夜19時までの約12時間、子どもたちを預かっています。生活のリズムを整えるために、就業前から就業時間に合わせた生活を心がけましょう。また、保育士さんは健康第一の仕事でもあります。日頃から体調管理には気を遣い、疲労回復などを十分に意識して行うことも大切です。



社会的なマナーに配慮して正しい敬語を身につける


保育士として子どもに対する影響を考えて、いつでも子どものお手本となる存在になれるように意識しましょう。保護者とのコミュニケーションでも、適切な表現と正しい言葉遣いで子どもの様子を丁寧に伝えることができれば、信頼関係へとつながるかもしれません。合わせて、社会人として適切な電話対応の仕方も、マナーの一つとして身につけておくといいでしょう。



新卒保育士の準備では費用の把握も必要

ダンボールの写真

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新卒保育士として準備するにあたり、引っ越し費用などがかかる場合が出てきます。そのため、どのような費用がかかるのか把握することも準備をするうえで大切になるでしょう。費用が発生する内容と、就活生さんが役立てられる補助制度などを紹介します。



服装、身だしなみ、持ち物などを整える費用


保育士として毎日働く上での服装は、制服などがない場合は自費で揃えることが多いようです。保育士の服装は数時間で汚れる可能性がありますので、着替えや洗い替えをするためにある程度枚数が必要になってきます。清潔な服装で保育ができるように、早めに準備しておきましょう。


また、保育業務に使うさまざまなものを揃えるためにも費用がかかります。必要な道具をきちんと把握して準備しましょう。



一人暮らしを始める場合の準備と費用


保育士さんとして働くにあたり、自宅以外から通勤する状況も考えられます。一人暮らしを始める場合は、以下の費用が必要になるかもしれません。


【1人暮らしを始めるために必要な費用】

  • 部屋を借りる初期費用(敷金、礼金など)
  • 引越し費用
  • 家具や家電など生活必需品を準備する費用

1人暮らしを始めるには初期費用がかかります。どの地域に住むのか、また部屋の広さや設備でも相場が大きく変わってきますが、一般的な目安として40~60万円ほどは必要といわれています。就職に伴い1人暮らしを考えている場合は、計画的に貯蓄を進めていきましょう。



新卒保育士のための援助制度


保育士不足を解消するため、各自治体では保育士として就職する方に対して、次のような制度を実施していることがあります。詳細は各自治体、または就職前に各運営法人へ確認すると確実でしょう。


保育士就職金貸付制度

この制度は、保育士の就職準備のための費用を貸付け、または支援も含みます。くわしい要件は自治体によって異なりますが、2年間勤続した場合は貸付けの返済が免除になるところもあるようです。転職者向けの場合もありますが、新卒保育士が活用できる準備金貸付け制度も一部の自治体で行われていますので、就職前に保育施設を管轄する自治体に問い合わせてみましょう。


社宅制度や家賃補助の有無

保育士人材の確保、定着、離職防止を図るため、自治体では「保育従事職員宿舎借り上げ支援事業」を実施していることがあります。保育事業者(保育園)が借上げた物件に保育従業者(保育士)が住み、そこにかかる家賃の全額または一部を補助する、という制度です。


待機児童問題が深刻な首都圏や大都市では、家賃補助制度が整っている自治体が多いようです。利用できるかどうかは、内定が決まった段階で園に確認を取るといいでしょう。



新卒保育士として入職前の準備を徹底しよう

今回は、新卒保育士が勤務する前に準備しておくべきものや保育業務に対する心構え、保育士さんが利用できる就職準備金貸付けなどの制度について紹介しました。


新卒保育士として準備を行う際、どのように保育の仕事を行うか、どのような生活スタイルになるかを想像し、シミュレーションすることか大切になるでしょう。


社会人になる前にきちんと準備を行うことで、保育士として働く初日の不安や緊張をやわらげることにもつながるでしょう。落ち着いて新学期を迎えることができるよう、内定が決まったら少しづつでも準備を進めていってくださいね。