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【22卒向け】保育士の就活は何から始めればいい?スケジュールや準備の流れ

2022年卒業予定の学生さんのなかには、保育士の就活は何から始めればいいのか、どんな準備が必要なのか気になる方もいるでしょう。保育業界の就活スケジュールや自己分析など、就活前にすべきことを把握しておけば動き出しやすいかもしれません。今回は、保育士の就活の具体的な流れや、まずしたいことを紹介します。

スーツの女性

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保育士の就活は何から始めればいい?

就活を考え始める保育学生さんのなかには、いつから動き出せばいいのか、どのような準備が必要かなど、不安を感じている方もいるかもしれません。


保育士の就活は、一般的な学生のスケジュールよりも開始時期が少し遅めと言われており、内定が出るのは最終学年(四年制大学の場合4年生、短大の場合2年生)の12~2月頃になるようです。


その理由として、保育業界では夏の終わり頃(8月〜10月)から現職員の意向を聞き、次の年度の職員体制を考えていく園が多いことが挙げられます。そのため、就活のスケジュールを確認し、内定の時期から逆算して自己分析や情報収集などから始めていくことがポイントになるでしょう。


今回は、保育士の就活の具体的なスケジュールや、就活を始める際にすべきことについて紹介します。



【22卒向け】保育士の就活の具体的な流れやスケジュール

2022年卒業の場合の、就活の具体的な流れやスケジュールを見ていきましょう。



①自己分析をする【2021年3月頃~】


就職活動を始めるにあたって、まずやっておくべきことが自己分析です。なぜ保育士を目指したのかや、どんな保育士になりたいのかなどについて深く知ることで、園選びがしやすくなるしょう。また、履歴書や面接での自己PRにもつなげやすくなるかもしれません。



②情報収集をする【2021年4月頃~】


たくさんの園を比較・検討し自分に合った園を探すためには、保育施設の特徴を知ったり、就活イベントで現場の保育士さんの声を聞いてみたりと、事前の情報収集が不可欠です。


特に私立の保育園の場合、募集時期が園によって異なることも考えられます。自身がどのような求人に応募したいか早めに考えておくとよいかもしれませんね。



③説明会や園見学に参加する【2021年5月頃~】


説明会や園見学に参加することも、保育士の就活において重要なアクションの一つになります。


説明会は、直接採用担当者や現場の保育士さんから園の方針や働き方、待遇面などを伺える貴重な機会です。いつ・どこで就活イベントが予定されているのか、ホームページなどを確認して把握しておくとよいですね。


また、園見学はできるだけ多くの施設へ行くとよいでしょう。複数園を見学すれば、各園の違いを実際に見ることができ、比較しやすくなるかもしれません。



④希望就職先にエントリーする【2021年6月頃~】


いよいよ本格的に就活を始めます。これまでに準備した内容をもとに、実際に働いてみたい園の求人へエントリーしましょう。


エントリーには履歴書などさまざまな書類の提出が必要になります。また、メールや電話で直接採用担当者とやり取りする機会もあるかもしれません。しっかりとビジネスマナーを押さえて、自身の熱意が伝わるようなアピールができるとよいですね。



面接や試験を受ける【2021年8月頃~】


書類が選考を通過すると、面接に進むのが一般的な流れです。社会人になる第一歩として、身だしなみ、話し方などに気をつけて臨みましょう。


園によっては、選考に筆記試験や小論文、ピアノなどの実技試験を設けていることもあるようです。志望する園がこれまでどのような選考課題を出していたか、事前に調べて対策しておくとよいですね。



内定をもらう【2021年9月頃~】


面接に合格すると、晴れて内定獲得となります。
ただしそれで就活が終わりというわけではありません。これから保育士としてお世話になる園に対して内定のお礼状を出したり、事前研修を受けたりと、就職先とのコミュニケーションが始まります。


入職後に信頼関係を築いていくためにも、最後まで丁寧な対応を心がけましょう。



保育士の就活を始めるときにまずしたいこと

青空の下にいる女性

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ここでは、保育士の就活で何から始めればいいか迷った際にしたいことを紹介します。



保育業界についての知識を深める


就活を本格的に始める前に、保育業界についての知識を深めましょう。
保育士として働ける場所として、保育園以外にも以下のようにさまざまな施設があります。


  • 乳児院
  • 児童養護施設
  • 障害児支援施設
  • 放課後児童クラブ
  • 児童厚生施設
  • 助産施設
  • 院内託児所  など

それぞれどのような役割を担う施設なのか、どこで働けるかなど保育業界について把握しておくことが大切です。そうすることで、就職先の選択肢が広がったり、自身に適した求人を探しやすくなったりするでしょう。



しっかりと自己分析をする


就活を始める前に、しっかりと自己分析を行いましょう。それによって自身の長所や短所、理想の保育士像などが見えてくるかもしれません。


また、自身のこだわりや譲れない条件に優先順位をつけ、何を重視して働きたいのかを絞っていけば、「就活の軸」が明確になるでしょう。しっかりと軸を決めれば、園選びがしやすくなったり履歴書や面接での自己アピールにつなげることができたりするかもしれませんね。



さまざまなところから情報を集める


「求人選びは、本格的に就活が始まってからやればいい」と思う保育学生さんもいるかもしれません。しかし、空いた時間を使ってどのような園があるのか情報収集をしておくと効率的に就活を進められるでしょう。


学校の就職課の先生に相談したり、保育士の人材紹介サイトなどに登録したりして、さまざまな施設情報を見てみるとよいですね。そのなかで、気になった園をピックアップして後日説明会や見学に参加すれば、本当に自分に合っているかどうかがクリアになるかもしれません。



自分なりのスケジュールを組む


希望する就職先によって募集や選考の時期が異なるかもしれません。そのため、応募先の採用日程に応じて、自分なりのスケジュールを組みましょう。


「この時期になったらこれを始める」といった目安をつけておけば、スムーズに動きやすくなります。また、求人の募集開始時期も把握しておけば「スタートが遅れたことで募集がすでに終わっていた」という事態を防げそうですね。


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保育士の就活スケジュールを知って、何から始めればいいか検討しよう

今回は、22卒の保育学生さんに向けて、就活スケジュールや、何から始めればいいか迷ったときにすべきことを紹介しました。


新卒保育士の就活では、自分自身の希望する働き方や大切にしたい保育観を実現できる園を選ぶことが重要です。そのため、まずは業界について知識を深めたり、しっかりと自己分析をしたりすることで、スムーズに園探しを始められるかもしれません。


2022年3月までの就活の流れをしっかりと把握し、いつまでに何が必要なのかを整理して、ゆとりを持って進められるとよいですね。

これから就活をはじめる方はこちら 就活ガイド 保育士バンク!新卒に就職相談してみる