夏や秋の保育に役立つ涼しい遊び10選。製作や氷・水風船を使ったアイデア

涼しい遊びを夏や秋の保育に取り入れたい保育学生さんや新卒保育士さんも多いでしょう。水遊びや氷で冷たさを味わったり、かき氷などを製作し、見た目で涼しさを感じたりしても楽しそうですね。今回は、夏や秋の保育に活かせる涼しい遊びのアイデアをくわしくまとめました。あわせて、活動のねらいも具体的に紹介します。

水遊びを楽しむ子ども

ANURAK PONGPATIMET/shutterstock.com

保育に涼しい遊びを取り入れるねらい

暑さを感じる季節も楽しく乗り越えられそうな涼しい遊び。

スライムや水風船などを保育に取り入れて、子どもが涼を感じられる活動を行いたい保育学生さんや新卒保育士さんもいるでしょう。

ここでは、涼しい遊びを保育で行うねらいについて紹介します。

かき氷やポンポンアイスの製作を行い、暑い時期の風物詩を理解する

かき氷やアイスなど夏らしいモチーフの製作を行えば、子どもは楽しみながら見た目で涼を取れるでしょう。

また、暑い時期の風物詩について理解することにもつながりそうです。

氷や寒天の冷たさを味わうことで、五感を養う

暑い時期には、氷や寒天のようにひんやりとしたものをさわることで、涼しさを感じられるでしょう。

ツルツル・プルプルといった独特なさわり心地や冷たさを味わえば、触覚などの五感を養うことにもつながるかもしれません。

水風船のキャッチボールや水遊びを行い、楽しさを十分に味わう

水風船のキャッチボールや水遊びを取り入れることで、子どもは遊びながら涼を取れそうです。

また、暑い時期ならではの保育をでは普段と異なる遊びを経験できるため、楽しさを十分に味わえるでしょう。

【冷たさを味わう】保育に役立つ涼しい遊びのアイデア5選

ここからは、身体を使って冷たさを味わえる遊びについて具体的にまとめました。

水鉄砲

用意するもの

  • ペットボトル
  • ストロー
  • ビニールテープ
  • キリ

ポイント

水鉄砲をプールなどの水遊びに取り入れれば、おもちゃに水をかけたり水を遠くまで飛ばしたりすることで、より遊びが盛り上がるでしょう。

ただし、子どもが安全に遊べるように、保育学生さんや新卒保育士さんは「顔に向けて水を飛ばさないようにしようね」など、事前に声かけすることが大切です。
(詳しい作り方はこちら

スライム

用意するもの

  • 洗濯のり
  • 重曹
  • 好きな色の着色料
  • ホウ酸入りの目薬

ポイント

スライムはひんやりとしたさわり心地を味わえるので、涼しい遊びとして取り入れてみましょう。

事前に冷蔵庫で冷やしたり、ラメを入れてキラキラと光るスライムを作ったりと、工夫してみてもよさそうですね。

乳児クラスでは子どもが誤食してしまうことも考えられるため、保育学生さんや新卒保育士さんは「食べちゃバツだよ」と声かけする、しっかり見守るなどの援助が必要です。

寒天遊び

用意するもの

  • 粉末寒天4g
  • 水500ml
  • 好きな色の食紅
  • タッパー

作り方

1.水500mlに粉末寒天4gを入れ、よくかき混ぜます。

2.(1)を鍋に入れ、中火で熱しながら溶かします。

3.(2)が沸騰したら弱火にし、2分間ほど熱します。

4.火を止めて冷ましたら、タッパーに移します。

5.(4)に食紅を加え、よくかき混ぜます。

6.常温で1時間ほど置き、冷蔵庫で冷やしたらできあがりです。

ポイント

水の量を調節して多様な固さの寒天を作れば、それぞれさわり心地が異なるので、より感触遊びが盛り上がるかもしれません。

型抜きでハートや星の寒天を作成したり、食紅でさまざまな色の寒天に仕上げたりすることで、見立て遊びやおままごとにも活用できるでしょう。

しかし、寒天が洋服についてしまう可能性もあるため、汚れてもよい服装で遊び、保育学生さんや新卒保育士さんは誤食に気をつけることも大切です。

関連記事:【入職後や保育実習に活かせる】寒天遊びのアイデア5選!作り方やねらいなど/保育士就活バンク!

氷のお絵かき

用意するもの

  • 製氷皿
  • 大きな画用紙
  • アイス棒
  • 好きな色の着色料

ポイント

水に着色料を加え、アイス棒を差し込んでから凍らせれば、お絵かきに活用できる氷ができあがります。

ひんやりとしたさわり心地を楽しみながら感触遊びを行ったり、画用紙の上で自由に氷を滑らせ、絵をかいたりして遊んでみましょう。お絵かきをメインで楽しむときは、多めに着色料を入れるとはっきりとした色合いに仕上がるかもしれません。

子どもは事前に汚れてもよい服装に着替えておき、保育学生さんや新卒保育士さんは子どもが間違って氷を食べてしまわないように、しっかり見守ることが大切です。

関連記事:【室内でも遊べる】氷遊びのアイデア。夏や冬に楽しめる色つき氷のお絵かきなど/保育士就活バンク!

水風船のキャッチボール

さまざまな色の水風船に水を入れ、キャッチボールを行う遊びです。

キャッチボールを何回続けられるか挑戦したり、そっと落としてみて、割れる様子を観察したりしても楽しめるかもしれません。

水風船は衝撃が加わると簡単に割れてしまうので、あらかじめ濡れてもよい服装に着替えておき、戸外で行うようにしましょう。

【製作】保育に役立つ涼しい遊びのアイデア5選

水鉄砲をする子ども

ANURAK PONGPATIMET/shutterstock.com

続いて、見た目で涼を取れそうな製作遊びについてくわしく解説します。

綿で作るかき氷

用意するもの

  • プラスチックのカップなどの容器
  • 綿
  • 白色、黄色、好きな色の絵の具
  • 使い捨てのスプーン1個
  • ビニール袋1袋
  • ティッシュ1枚
  • 工作のり
  • はさみ

ポイント

絵の具の色を黄色や緑などにアレンジすれば、レモンや抹茶などさまざまな味のかき氷を作ることができるでしょう。

その他にも、子どもといっしょにビーズやラメをトッピングするなど、自由に飾ってみても楽しいかもしれません。

また、小麦粉粘土でイチゴやバナナを作って上に添えれば、フルーツの乗ったかき氷を作ることができます。

子どもによっては誤食してしまう可能性があるので、新卒保育士さんや保育学生さんは「食べちゃバツだよ」と、事前に声かけすることが大切です。
(詳しい作り方はこちら

関連動画:【先生の制作】カラフルで安全♪こねてまぜて 手作り小麦粉ねんど/保育士バンク!

金魚すくい

用意するもの

  • 好きな色のカラーセロハン2枚
  • モール1本
  • 洗った食品トレー1枚
  • ビニールテープ
  • ペットボトル1本
  • ビニールひも
  • キリ
  • カッターマット
  • カッター
  • はさみ
  • 黒色のペン
  • 鉛筆

ポイント

本格的な金魚すくいゲームを行う場合は、赤や黄色などさまざまな色の金魚をたくさん作ると盛り上がるでしょう。

ビニールプールに水を張り、金魚を浮かべた後で、周りにビー玉などを沈めるとより本格的な見た目に仕上がるかもしれませんね。

子どもが身を乗り出しすぎてしまい、誤ってビニールプールの中に落ちてしまうことも考えられるので、保育学生さんや新卒保育士さんはそばについてしっかりと見守りましょう。
(詳しい作り方はこちら

金魚の風鈴

用意するもの

  • マスキングテープ2種類
  • ペットボトル1本
  • アイロン
  • タコ糸
  • 軍手
  • パンチ
  • はさみ
  • カッター
  • キリ

ポイント

保育園の窓際に金魚の風鈴を飾れば、見た目が涼しげなので涼を取ることができるかもしれません。

金魚以外にも折り紙でうさぎや熊などを作って、風鈴につけてみてもおもしろそうですね。

アイロンを使う工程は必ず保育学生さんや新卒保育士さんが担当し、職員室など子どものいない場所で行いましょう。
(詳しい作り方はこちら

ポンポンアイス

用意するもの

  • オレンジ色の画用紙1枚
  • 茶色のペン
  • はさみ
  • 好きな色のフラワーペーパー数枚
  • 針金数本
  • 接着剤

ポイント

上に行くにつれてポンポンを小さくすれば、バランスが整いきれいな見た目に仕上がるかもしれません。

子どもといっしょに、ポンポンアイスの上にビーズやコットンボールなどを飾ってみてもおもしろそうです。

針金を使う工程は、子どもの年齢にあわせて保育学生さんや新卒保育士さんが担当するなど、状況に応じた援助を行うとよいかもしれませんね。
(詳しい作り方はこちら

フルーツうちわ

用意するもの

  • 赤色、白色、緑色の画用紙
  • 割り箸2膳
  • ヘアゴム1本
  • 黒色のペン
  • テープ

ポイント

画用紙の色を変えてキウイやオレンジのデザインにするなど、さまざまなフルーツを作ってみても盛り上がるかもしれません。

割り箸を振り回すとケガをする恐れがあるため、保育学生さんや新卒保育士さんは「割り箸は人に向けないようにしようね」と声かけするなど、状況に応じた援助を行うことが大切です。

涼しい遊びを保育に取り入れ、夏や秋を楽しく過ごそう

今回は、夏や秋の保育に役立つ、涼しい遊びについて紹介しました。

スライムの感触遊びやフルーツうちわの製作などを取り入れれば、子どもはさわって冷たさを感じられたり、見た目で涼を取ったりすることができるでしょう。

活動の最中は、保育学生さんや新卒保育士さんは誤食などの事故に気をつける、しっかり見守るなど、状況に応じた援助を行うことが大切です。

涼しい遊びを保育に取り入れ、暑い季節を楽しく乗り越えてみてくださいね。

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