【新卒保育士向け】保育園の3月のおたより文例。時候の挨拶を添えた書き出しや子どもの様子など

3月のおたよりの文例を知りたい新卒保育士さんも多いのではないでしょうか。書き出しとなる時候の挨拶や締めの言葉の書き方を知って、スムーズに作成しましょう。今回は、保育園で作成する3月のおたよりの書き出しや、0歳児から5歳児までの子どもの様子の文例を紹介します。保護者へのお願いやお知らせについてもまとめました。

3月の桜

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3月のおたよりにはどんなことを書く?

保育園が発行するおたよりでは、行事予定や保護者へのお願い、クラスの子どもの様子などをわかりやすく記載することが大切になります。

3月のおたよりは、以下の項目を盛り込みながら作成してみましょう。

  • 書き出しとなる時候の挨拶
  • 3月の子どもたちの様子
  • 保育園の行事に関するお知らせ
  • 3月に誕生日を迎える子どもの紹介
  • 園またはクラス担任からのお知らせ、お願い

季節感を味わえる時候の挨拶や子どもの姿を記載することで、3月の保育園の様子がより保護者に伝わりやすくなるかもしれません。

今回紹介する書き方や文例をもとに、3月のおたよりを作成してみてくださいね。

保育園で3月のおたよりを作成するときのポイント

ここでは、3月のおたよりを作成するときのポイントを紹介します。

1年間の成長をまとめる

年度末となる3月は、子どもたちの1年間の成長や思い出を振り返るような書き出しがよいかもしれません。

特に、進級(入園)当初の子どもの様子と現在の姿を対照的に書くことで、保護者も感慨深さを味わえるでしょう。

また、子どもたちが進級を楽しみにしていることを盛り込めば、新しい環境に向けて前向きな気持ちになれそうですね。

お別れ会や卒園式といった行事への取り組みをまとめる

節目の季節である3月、お別れ会や卒園式、進級式を予定している保育園も多いでしょう。

そうした行事の練習に取り組む様子をおたよりに記載することで、家庭でも話題にのぼるかもしれません。

また、イベントに向けた子どもたちの意欲や成長を伝えるのもよいですね。

保護者の感謝の気持ちを伝えて締める

今年度最後となる3月のおたよりでは、締めくくりとして保護者へ感謝の気持ちを伝える文章を添えましょう。

<例文>

この1年間、多大なご協力をいただきましてありがとうございました。至らない部分も多々ありましたが、1年間担任を務めることができたのは、保護者の皆さまのご協力があってこそです。この場をお借りして、感謝を申し上げます。

上記のように、1年間の協力に対する感謝を伝えて締めることがポイントですね。

3月のおたよりの文例~時候の挨拶を含む書き出し~

菜の花と子ども

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ここからは、3月のおたより作成に役立つ文例を紹介します。まずは、書き出しとなる時候の挨拶の文例をまとめました。

短めの書き出しの文例

  • 梅の花がほころび、春の訪れを告げる季節になりました。保護者の皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
  • ようやく厳しい冬が終わり、穏やかな春がやってきました。子どもたちは、よりいっそう戸外での活動を楽しんでいます。
  • 園庭の草木が芽吹き、ようやく春がやってきました。

長めの書き出しの文例

  • いよいよ今年度も残りわずかとなりました。卒園式に向けた練習の歌声が年長クラスから響いてくるたびに、旅立ちの時が近づいていることを実感します。
  • 寒くなったり暖かくなったりを繰り返す毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。春が近づいていることを楽しみに、健康に気をつけて過ごしたいものです。
  • 園庭の桜のつぼみがふくらみ、春の訪れを知らせています。卒園式にはきれいな花が咲くことを祈っています。

3月のおたよりでは、春の訪れが感じられるように、気候の心地よさや春の草花について記載してみましょう。


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3月のおたよりの文例~子どもの様子~

続いて、3月のおたよりで伝える子どもの様子の文例を紹介します。

0歳児

  • 入園当時はねんね、ハイハイだった子どもたちもすっかり大きくなりました。朝の会で名前を呼ばれて「はーい」と手を挙げる姿に成長を感じます。
  • 春の陽気を味わいながら〇〇公園にお散歩に行きました。原っぱをよちよち歩きで探索する姿に、改めて「大きくなったな」と感慨深くなってしまいます。

1歳児

  • たくさん泣いて甘えて育ったこの1年。楽しいこと、うれしいこと、悲しいこと、いろいろなことを経験した子どもたちのたくましい笑顔がいっそう眩しく感じられます。
  • 1歳児クラスのお友だちも、お着替えや手洗いなど自分でできることがたくさん増えました。「できた!」とよろこぶキラキラした子どもたちの表情に、成長を感じずにはいられません。

2歳児

  • 進級当初は自分一人の世界で遊ぶことが多かった子どもたちですが、友だち同士でお話をしたりイメージを持ったりして遊ぶ姿が増えました。
  • お天気のよい日、お散歩中に河川敷まで足を伸ばして原っぱで遊びました。「春が来た、春が来た」と歌いながらつくし探しを楽しむ〇〇組の子どもたちです。

3歳児

  • この1年で友だちとの結びつきがいっそう強くなった〇〇組さん。ケンカをしても「ごめんね」「いいよ」と自ら仲直りをする様子も見られるようになり、ずいぶんたくましくなりました。
  • いよいよ〇〇組で過ごす日々も残りわずかとなりました。子どもたちが自信を持って年中さんになれるよう、思いを育んでいきます。

4歳児

  • もうすぐ年長さんとなることを意識してか、〇〇組の子どもたちは年下のお友だちに優しくしたり、給食を残さず食べようとしたりと、かっこいい姿をたくさん見せてくれています。
  • 進級記念に手形レリーフの製作をしました。友だち同士で「どっちの方が大きいかな」と比べっこをする姿が微笑ましいです。

5歳児

  • 入学を楽しみにする子どもたち。「お勉強道具を買ったよ」「ランドセルは何色にしたんだ」とうれしそうな表情に、こちらも胸がいっぱいになります。
  • いよいよ卒園式が近づいてきました。式中の歌や言葉は子どもたち自身のアイデアです。園生活の集大成の場に向けて、日々練習に励んでいます。

年度の締めくくりである3月は、1年間の子どもたちの成長を味わえるように書き方を工夫してみましょう。

また、お別れ会や卒園式といった行事に向けた子どもたちの意気込みや取り組みを記載するのもよいですね。

3月のおたよりの文例~保護者へのお知らせ~

歌う子どもたち

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最後に、3月のおたよりで伝える保護者へのお知らせやお願いの文例をまとめました。

園生活について

  • 〇日に、園に置いている物品を持ち帰っていただきます。新年度に向けて、上靴・外靴のサイズや記名の有無など、ご自宅で再度ご確認をお願いいたします。
  • 来年度から送迎時間の変更や、新たに延長保育や土曜保育のご利用予定がある方は、担任までお知らせください。

保健について

  • 季節の変わり目は体調を崩しやすくなります。引き続き手洗い・うがいを続けながら、その日の気候に合った衣類の調整をしましょう。
  • 進級に備えて、生活習慣を見直してみましょう。起床・食事・就寝などは、毎日決まった時間に行うことが大切です。改めて家庭でも意識して、健康な生活を心がけましょう。

進級にあたって必要になる物品や準備などをしっかり記載し、保護者が余裕を持って用意できるようにしましょう。

また、3月は季節の変わり目であるため、衣類の準備や健康管理についてもお願いするとよいかもしれません。

3月の子どもの様子が伝わるおたよりを作成しよう

今回は、新卒保育士さんが3月のおたよりに活かせる、時候の挨拶の書き出しや保護者へのお願いなどの文例を紹介しました。

書き出しとなる時候の挨拶では、草花や気候の様子についてふれ、春の訪れが感じられるような文章を心がけましょう。

また、3月は卒園・進級の節目の時期にあたるため、子どもたちの成長を共有して保護者とともによろこびあうことが大切です。

文例や内容のネタを参考に、保育園で作る3月のおたよりに役立ててみてくださいね。

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