面接で身体がこわばってしまうことに悩む保育学生さんもいるかもしれません。緊張しすぎると実力を発揮できないため、できるだけやわらげてから本番に臨みたいですね。今回は、面接で緊張しない方法を、事前にできる準備と当日にできる対策に分けて紹介します。また、不安になる原因や回答が飛ぶときの対策もまとめました。
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■目次
面接の緊張をやわらげよう!
自身の就職先が決まる面接では、プレッシャーなどから緊張してしまいますよね。中には、極度の緊張から泣く保育学生さんもいるかもしれません。
採用担当者も緊張することを理解していますし、面接では「完璧に答えられるか」よりも保育学生さんの性格や誠実さを見ているようです。
そのため、緊張しながらも真面目に受け答えする姿を「志望度が高いのかな」、「熱意がありそう!」と好印象で受け止めてくれるかもしれません。
しかし、気持ちが張りつめるあまり泣く、声が出なくなるなど過度に緊張すると回答をうまく伝えられずに困ってしまうでしょう。
ここで紹介する緊張しない方法を参考に、面接で自分らしく振る舞えるようになれるとよいですね。
面接で緊張しすぎる原因
まずは、面接で緊張しすぎる原因を紹介します。
採用担当者と初対面だから
面接で緊張しすぎる原因として、採用担当者と初対面であることが挙げられそうです。
その園の実習や園見学に行っていない場合、採用担当者とは初対面であることが多いでしょう。
顔や人間性などが分からないため、特に人見知りの保育学生さんは不安に感じてしまうかもしれません。
そのため、当日までに園見学やボランティアに行ったり、面接以外の場面でも初対面の方と積極的に話したりして対策しておけるとよいですね。
慣れない話題について話すから
面接で聞かれるような質問は、日常生活では基本的に話さない内容でしょう。
慣れない話題について分かりやすく話さなければいけないため、「うまく伝わるかな」という不安などから緊張してしまうことが考えられます。
あらかじめ受け答えの内容を考えておき、スムーズに回答できるように練習しておきましょう。
結果が今後の人生にかかわるから
面接で緊張しすぎる原因として、結果が今後の人生にかかわることも挙げられそうです。
面接の言動や態度で勤務先が決まるので、プレッシャーが大きくなってしまうかもしれません。
志望度が高いほど緊張してしまうことが考えられるため、ゆっくり話したりツボを押したりなどの対策ができるとよいですね。
本番で緊張しない方法:面接前
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続いて、面接前に行える緊張をやわらげる方法をまとめました。
事前準備をしっかりと行う
本番で緊張しない方法として、事前準備をしっかりと行うことが挙げられるでしょう。
自己紹介や自己PR、志望動機など質問に対する回答を準備しておくことで、「たくさん練習したから大丈夫!」と自分に自信を持つことにつながりそうです。
また、学校の先生や友だちに模擬面接をお願いして練習しておけば、スムーズに回答できるようになるかもしれませんね。
丸暗記は控える
丸暗記をすると回答が飛ぶこともありそうなので、できるだけ控えましょう。
覚える内容が増えると負担もかかることから、要点だけを暗記し、その場で言葉を紡げるように練習するとよさそうです。
また、要点だけを覚えておけば、予想していない質問が来ても応用して回答できるかもしれませんね。
発声練習を行う
本番で声が震えたり小さくなったりしないように、発声練習をしておくのもよいでしょう。
緊張すると呼気より吸気のほうが多くなるため、言葉が前に出づらくなってしまうようです。
そのため、お腹から息を吸う腹式呼吸を実践しておき、本番で大きな声を出す練習をしておきましょう。
食事にこだわる
本番の緊張を抑える方法として、食事にこだわることも挙げられそうです。
精神安定の働きがあるセロトニンが分泌されるような食事を摂れば、気持ちが落ち着きやすくなるかもしれません。
トリプトファンとビタミンB6がセロトニン生成をサポートするようなので、そば・乳製品・卵などを積極的に摂取してみましょう。
笑顔の練習をする
緊張していると顔がこわばり、さらに暗い気持ちになってしまうかもしれません。
表情は採用担当者へ与える印象を左右するため、顔の筋肉をほぐしてから面接へ臨むようにするとよさそうです。
上の歯が8本見え、目がカーブするくらいまで口角を上げるときれいな笑顔に仕上がるでしょう。
関連記事:【保育士の面接】22卒必見!よく聞かれる質問例。受け答えや面接対策を徹底解説/保育士就活バンク!
本番で緊張しない方法:面接当日
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続いて、面接当日にできる緊張しない方法を解説します。
緊張していることをあえて伝える
緊張することでマイナスの評価を受けるのは考えづらいので、「緊張しています。」とあえて採用担当者に伝えるのもよいでしょう。
自分の状態を声に出して言うことで緊張がほぐれますし、採用担当者もそれを踏まえて評価してくれるかもしれません。
また、採用担当者から「緊張していますか?」と聞かれたときは、素直に認めてしまうのもよさそうです。
第一志望であれば「実は第一志望ですので緊張しています。」のように伝えれば、アピールにもなるかもしれませんね。
ゆっくりと話す
緊張すると早口になりがちなので、ゆっくりと話すことを意識してみてもよさそうです。
ゆっくりと話せば頭の中で考えをまとめる時間ができますし、アピール内容などが伝わりやすくなるでしょう。
また、席に着くまでの動作もゆっくり行えば、不安な気持ちがやわらぐかもしれません。
失敗してもよいと考える
完璧に答えようとするとさらに緊張してしまうため、失敗してもよいと考えることが大切です。
途中でつかえてしまっても、一生懸命話す姿や真剣な姿に採用担当者は好印象を抱いてくれるかもしれません。
万が一ミスをしたときは「すみません、間違えてしまいましたのでもう一度お話してもよろしいでしょうか。」などと了承を得て、再度回答をするようにしましょう。
緊張をポジティブに捉える
本番で緊張しない方法として、緊張をポジティブに捉えることが挙げられそうです。
適度に緊張している状態は自身のパフォーマンスを上げ、反対にリラックスしすぎている状態は本来の力を発揮しきれないと言われています。
そのため、緊張をしているときは「パフォーマンスを上げるための準備に入っているんだな」と考えるようにしましょう。
採用担当者のおでこを見る
採用担当者のおでこを見るのも、緊張しない方法として挙げられそうです。
相手の目を見ることで圧力を感じ、身体がこわばってしまう保育学生さんもいるかもしれません。
その場合、目が泳いでいたり目線を下に向けたりしていると自信のない印象になってしまうので、緊張しているときはおでこを見るように心がけるとよさそうです。
ツボを押す
面接当日にできる緊張の対処法として、ツボを押すことも挙げられるでしょう。
以下が、緊張をやわらげるツボと言われているようです。
- 労宮:手を握り、中指の先端が当たる部分
- 大陵:手のひらを上にし、手首のシワの中央部分
- 上星:髪の生え際の中央から、2㎝ほど上がった部分
特に労宮は手を膝の上に置きながら自然にツボ押しできるので、面接中に不安なときは試してみるとよいかもしれません。
大陵・上星は公共交通機関の移動中や、面接までの待ち時間などに押してみるとよさそうです。
深呼吸や腹式呼吸をする
深呼吸を行えば気持ちを落ち着かせることにつながるため、話したい内容が飛ぶ、声が出づらくなるといった事態を防げるかもしれません。
また、前述した腹式呼吸を行うことで、リラックス効果が得られるとも言われています。
緊張しているときは深呼吸や腹式呼吸を行い、不安をやわらげられるとよいですね。
PREP法を活用する
PREP法を活用すれば、途中で何を話せばよいのかが分からなくなって緊張してしまうことを防げるでしょう。
PREP法とは、「結論→理由→具体例→結論」の順で話すテクニックのことを指します。
このテクニックを使えば話の内容が論理的に伝わり、好印象を得られるでしょう。
緊張で面接の回答が飛んでしまったときの対処法
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最後は、面接の回答が飛ぶときの対処法を具体的にまとめました。
質問を繰り返す
緊張しすぎることで頭が真っ白になってしまったり、回答を思い出せなかったりしたときは質問内容を繰り返すとよいでしょう。
採用担当者に「○○ということでよろしいでしょうか?」と聞き返し、その間に頭の中を整理するとよさそうです。
また、質問の意味が分からないときは言いかえて聞くことで、より的を射た回答ができるようになるかもしれませんね。
考える時間を頂く
回答が飛んでしまったときの対処法として、考える時間を頂くことが挙げられそうです。
無理に回答をしてその内容が見当違いの場合、採用担当者に「コミュニケーション力がないのかな」と思われてしまうかもしれません。
そのため、「○秒ほどお時間を頂いてもよろしいでしょうか?」などと素直にお願いし、考えをまとめてから回答するとよさそうです。
それでも思いつかないときは「申し訳ございません、勉強不足で分かりません。」のように謝り、気持ちを切り替えて次の質問から全力で回答しましょう。
緊張しない方法を覚え、自分らしく面接に臨もう!
今回は、面接で緊張しない方法を紹介しました。
緊張しすぎることで身体がこわばったり声が出なくなったりし、中には泣く保育学生さんもいるかもしれません。
本番で実力を発揮できるように、失敗してもよいと考える、深呼吸を行うなどの対処を行ってみましょう。
ここで紹介した面接前や面接当日にできる対処法を覚え、本番で自分らしく振る舞えたらよいですね。
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