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【保育士の就活】大学2年から準備するべき?今からできる対策や役立つ経験を解説

大学2年から就活準備をしたほうがよいのか悩む保育学生さんもいるでしょう。3年や4年になってから動き出した場合、後で慌ててしまわないか不安を感じているかもしれませんね。今回は、大学2年から保育士の就活準備をするべきかについて紹介します。あわせて、くわしい対策方法や控えるべき行動もまとめました。

講義に出席する女子大生

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大学2年から保育士の就活準備はできる?

就活が不安で、大学2年から準備を進めたい保育学生さんもいるかもしれませんね。

一般的な大学生の就活スケジュールの場合、大学3年の4月くらいからインターンシップや説明会などに行き始めるようです。


一方、保育士の就活は以下のスケジュールで進むことが多いでしょう。

  • 大学3年1月~:自己分析や情報収集
  • 大学4年4月~:私立保育園のエントリーや面接
  • 大学4年5月~:保育実習
  • 大学4年6月~:公立保育園のエントリーや面接
  • 大学4年10月~:保育実習

一般的に保育学生さんは大学3年の終わり頃から自己分析を行い、大学4年になると同時にエントリーや面接を始めるようです。

しかし、就活を始める時期は人によって異なるため、大学2年から準備を進めても早すぎるということはないでしょう。


特に養成校によっては、大学4年になってから就活に加えて保育実習もある場合が多く、慌ただしくなってしまうかもしれません。

そのため、時間に余裕のある大学2年のうちから準備を進めれば、落ち着いて就活を始められそうです。


保育学生さんはここで紹介する就活準備の進め方などを参考に、万全の状態で大学4年を迎えましょう。



大学2年から保育士の就活準備を始めるメリット

まずは、大学2年から就活準備を始める利点についてまとめました。



保育業界について理解できる


大学2年から保育士の就活準備を始めるメリットとして、保育業界について詳細に理解できることが挙げられます。

早くから保育ボランティアや園見学に参加すれば、保育士さんの業務内容などをくわしく知ることができるでしょう。


そうした経験を重ねるうちに自身の保育観も形成されるため、求人を選ぶときの参考になるかもしれませんね。



アピールできる経験を積める


就活では学生時代に頑張った経験などをもとに、自分の強みをアピールすることが求められます。

そのため、就活が始まるまでに、採用担当者へ伝えるための経験を積めることもメリットとして挙げられそうです。


努力したエピソードをあらかじめ作っておけば、履歴書・エントリーシート・面接の受け答えなどで自己PRを伝えるときに悩まないでしょう。

アピールできそうな経験がない保育学生さんは、アルバイトや勉強など自身の興味のある分野から挑戦してみるとよいかもしれません。



社会人とのコミュニケーションを練習できる


就活が本格化する前からOG・OB訪問などに行って社会人と積極的にふれ合えば、目上の人とのコミュニケーションに慣れることができるでしょう。


社会人との会話に慣れておくことで、面接に参加したときも緊張せずに受け答えできるかもしれません。

また、社会に出てから先輩保育士さんと会話する場面でも役立ちそうですね。



大学2年から対策できる就活準備の例

考える女子大生

FOUR.STOCK/shutterstock.com


続いて、大学2年からできる就活準備の例について解説します。



就活中の先輩やOG・OBから話を聞く


大学2年から行える就活準備として、就活中の先輩やOG・OBから話を聞くことが挙げられそうです。


就活中に実践してよかったことや後悔したことなどを聞けば、自身のこれからの行動の参考にできるでしょう。

早い段階から行うことで話を聞く機会も増え、より多くの情報をもらえるかもしれません。



就活セミナーに参加する


就活セミナーに参加することも、大学2年から行える就活準備として挙げられるでしょう。


一般企業や大学などが開催する就活セミナーに参加すれば、就活で役立つノウハウなどを身につけられそうです。

講師などと1対1で話すことができれば、さらに有益な情報をつかめたり、アドバイスをもらったりできるでしょう。



実習や説明会に参加する


志望先の園のエントリーが始まる前に実習・説明会にたくさん参加しておけば、意欲が伝わり採用につながるケースもあるかもしれません。


特に保育学生さんの場合、実習先に就職するケースも多いようなので、自身で実習園を選べるときは就活を意識して行き先を決めるとよさそうです。

また、志望する園が決まっていないときは、さまざまな説明会に出ることで自身の保育観を見つけるきっかけとなるでしょう。



自分の軸を持っておく


「どのような施設で働きたいか」「どのような保育をしたいか」などを考え、仕事に関する自分の軸を持っておくのもよいかもしれません。


その夢を叶えるためには何が必要になるかを考えれば、今すべきことも明確になりそうです。

例えば、放課後等デイサービスで働くには障がいについて学ぶ、リトミックが盛んな保育園で働きたいのであればピアノを練習するなど、希望の職種に近づくための行動を考えてみましょう。


大学2年から動き出せば就活まで時間があるため、必要な知識やスキルを補っていけるかもしれませんね。



自分に合った園を探す


大学2年からできる就活対策として、自分に合った園を探してみるのも挙げられそうです。

園を探すときは、希望する働き方や保育観などを書き出し、譲れない点・妥協できる点に分けるとよいでしょう。


譲れない点から条件を絞って求人を確認し、自分の希望に合った園を見つけて実習・保育ボランティアに参加してみるとよさそうですね。



自己分析をする


自己分析とは、自分の考え方や強みを知るために、能力・性格などをくわしく理解する手法のことを指します。

幼い頃の得意なことや不得意なこと、学生時代の経験を紙に書き出すなどすれば、自分について深く理解することができそうです。


どのようなときにモチベーションが上がるかもまとめて分析することで、自身の強みや価値観なども理掘りできるでしょう。

そして、自身の強みを仕事にどのように活かせるかを把握すれば、求人探しの参考になるかもしれませんね。



アピールできそうな経験を作る


大学2年のうちから、就活でアピールできそうな経験を積んでおくのもよさそうです。


サークルやアルバイトなど採用担当者に伝えられそうなエピソードを作っておけば、自己PRなどを作るときに困らないでしょう。

ここからは、就活でアピールできそうな経験についてくわしく紹介していきます。



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大学2年から行える就活でアピールできる経験リスト

アルバイトをする女子大生

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就活でアピールできる経験を具体的にまとめました。



海外留学


就活の自己PRで役立つエピソードとして、海外留学が挙げられるでしょう。


インターナショナルプリスクールのように英語を活かせる保育園もあるので、留学に行った経験があれば採用担当者に魅力を感じてもらえるかもしれません。

そのため、英語や海外に興味がある保育学生さんは、就活が本格的に始まる前の大学2年のうちに挑戦してみるとよいでしょう。



アルバイト


アルバイトでは、お金を稼ぐだけでなく、コミュニケーション力や忍耐力など幅広い力を得ることができそうです。


興味がある分野のアルバイトを選べば、モチベーションも高まり意欲的に働けるかもしれません。

また、就活中は交通費などさまざまな費用がかかるため、時間に余裕のある大学2年のうちに貯金をしておくのもよさそうです。


就活費用を貯めながら選考でアピールできる経験も得られるので、大学2年から打ち込む活動としてはぴったりかもしれませんね。



部活・サークル


部活やサークルに参加すれば、人間関係の築き方や組織のあり方などを学べるでしょう。

団体によっては役職などもあるので、役職に就けばリーダーシップの取り方や責任を持つことの大切さについても理解できるかもしれません。


新しい世界を覗くきっかけにもなるため、学校や地域の部活・サークルに参加してみるとよいでしょう。



勉強


絵本やおもちゃ、食育に関するものなど保育で役立つ資格を取ってみてもよさそうです。

保育で役立つ資格を取得しておけば、選考に参加するうえで、採用担当者に評価してもらえるかもしれません。


また、就活では成績証明書を園に提出する場合が多いようなので、学校でよい成績を取ってアピールする方法もあるでしょう。

学生のうちにしっかり保育の基礎を勉強しておけば、入職してからも困らないかもしれません。


大学2年のうちに単位を取っておくことで、3年になったときに就活に打ち込みやすくなるのもメリットでしょう。

さらに、公立の保育園で働きたい保育学生さんは、公務員試験の勉強も始めておくと安心ですね。



保育ボランティア


学校やインターネットなどで募集している保育ボランティアに参加してみるのもよさそうです。


保育ボランティアでは保育士さんの援助を行ったり子どもとかかわったりするようなので、一足先に保育のスキルを身につけられるかもしれません。

気になる保育園でボランティアの募集を行っているのであれば、申し込んでみるとよいでしょう。


関連記事:学生向けの保育ボランティアとは。活動内容や保育園の見つけ方、参加時の注意点など/保育士就活バンク!



大学2年から就活準備を行うときの注意点

最後は、大学2年から就活準備を行うときの注意点についてまとめました。



漠然とした大学生活を送る


就活準備を始めるときに気をつけるポイントとして、漠然とした大学生活を送らないよう注意することが挙げられそうです。


「就活を始めなきゃ」と思いつつなんとなく大学生活を送っていると、何も実りがないまま時間が経ってしまうでしょう。

アルバイトや保育ボランティアのように、自身ができるものから挑戦してみるとよいかもしれませんね。



就活を意識しすぎる


大学2年のうちから就活を意識しすぎることも避けたほうがよさそうです。


早くから頑張りすぎてしまうと、就活が始まってからモチベーションが落ちてしまうことが考えられます。

そのため、やる気を維持できたり学業と両立できたりするくらいを意識しながら、就活準備を進めてみるとよいでしょう。



大学2年から保育士の就活準備を行い、しっかり対策しよう

今回は、大学2年から就活準備を行えるのかについて紹介しました。


一般的な保育士の就活スケジュールは、大学3年の終わり頃から自己分析を行い、大学4年になってからエントリーを始めるようです。

しかし、大学4年になると保育実習もある場合が多いため、時間に余裕のある大学2年から準備を始めれば余裕を持って就活を進められるかもしれません。


アピールできそうな経験を作る、自分の軸を決めるなどの対策を行い、万全の状態で大学4年を迎えられるとよいですね。


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