1歳8カ月~1歳11カ月向けの個人案を作成する際に参考となる「自己評価・反省」の例文を紹介します。進級に向けて日々の保育を振り返り、それぞれの子どものペースに寄り添いながら、対応や援助を考えることが大切です。文章を書くヒントが欲しいといった方は、例文を参考に個人案を作成してみてくださいね。
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自己評価・反省【3月/1歳8カ月~1歳11カ月向け】個人案例文
自己評価・反省の例文をまとめました。
着替えの際、ジャンパーのファスナーを自分でおろそうと試みる姿が見られた。今後も「できたね」「がんばったね」と声をかけ、子どもが自分でできることを増やせるように見守っていきたい。
ひな祭りの行事では、保育者といっしょに「うれしいひなまつり」を歌いながら楽しく参加する姿があった。今後も季節の行事を取り入れ、日本の文化に親しめるよう工夫していきたい。
製作活動では、ひな人形の飾り作りに挑戦し、シールやクレヨンを使って楽しそうに作業する姿が見られた。難しい場面では、保育者が手を添えてサポートし、子どもが達成感を感じられるよう援助していきたい。
運動遊びでは、フラフープの中をジャンプする遊びを楽しんでいたが、友だちとぶつかりそうになる場面があった。スペースを区切るなどの工夫をし、安全に身体を動かせる環境を整えたい。
「ちょうちょ」の手遊びでは、保育者の動きを真似て楽しく手を動かす姿が見られた。今後は「いちご」など春の季節にちなんだ手遊びを取り入れ、季節感を楽しめる活動を増やしていきたい。
おもちゃの順番待ちが難しい様子があったため、「もうすぐ順番がくるよ」と根気強く伝えながら、待つことの大切さを教えていきたい。
外遊びの準備中、自分で靴を履こうと頑張る姿が見られた。左右を間違え、履きづらそうにしていたので、声をかけながら正しく履けるよう配慮していきたい。
お片づけの時間になると、積極的に自分からおもちゃを棚に戻す姿が見られた。進級に向けて片づけの習慣をさらに身につけられるよう、声をかけていきたい。
食事前に手洗いをしようとする意欲が見られたが、水を止め忘れてしまう場面があった。「じゃぐちをしめてね」と繰り返し伝えながら、生活習慣を身につけられるよう援助していきたい。
手洗い後、自分でタオルを使って手を拭こうとする姿が見られた。清潔を保つ習慣が少しずつ定着してきているので、今後も丁寧に手洗いの大切さを伝えていきたい。
散歩中、友だちと手をつないで楽しそうに歩く姿が見られた。友だちとのつながりが深まって、話に夢中になることもあるので、安全に配慮していきたい。
花を使った製作では、折り紙を細かくちぎって貼る作業に集中していたが、製作時間に余裕がなかったため、事前に時間配分をしっかり考えていく。
園庭に出る際、自分で帽子をかぶろうとする姿があったが、うまく帽子がかぶれず困っていた。サポートしつつ、自分で身の回りのことをできる力を育てていきたい。
自由遊びの中で丸めた新聞紙を「おだんご」と見立てて楽しむ姿が見られた。これからも自分でアイデアを出しながら創作を楽しめるような機会を設けていきたい。
午睡の準備中、自分で布団をかけようと奮闘していたが、広げられずに友だちと協力する場面があった。友だちとの関わりを見守り、協調性を育てられるように援助していきたい。
その他の3月の「1歳8カ月~1歳11カ月向け」項目別の個人案例文はこちらをご覧ください。
1歳8カ月~1歳11カ月向けの「自己評価・反省」の例文を参考に3月の個人案を作成しよう
子どもたちが安心して過ごせる環境を整え、日々の保育の中で一人ひとりの成長を丁寧にサポートするためには、定期的に保育内容を振り返り、援助方法を見直すことが重要です。
春の訪れを楽しめる遊びを取り入れつつ、各自の発達に応じた援助を工夫していきましょう。
振り返りや自己評価の文章に迷った場合は、上記の例文をぜひ参考にしてみてくださいね。