2歳0カ月~2歳5カ月向けの個人案を作成する際に役立つ「環境構成と保育者の援助」の例文を紹介します。子どもたちの成長や関心に応じて、保育の質を高められるような環境や援助の工夫を行なうことが大切です。例文を参考に、個人案を考えてみてくださいね。
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環境構成・保育者の援助【3月/2歳0カ月~2歳5カ月向け】個人案例文
環境構成と保育者の援助の例文をまとめました。
ひな祭りに向けて、保育室に桃の花やひな人形を飾り、「かわいいね」「どのきものがかわいいとおもう?」と話しかけながら、子どもたちが春の行事に親しめる環境をつくる
子ども同士でおもちゃの貸し借りが難しい場面では、保育者が間に入り、順番を守ることの大切さや「次は〇〇ちゃんが使おうね」とやり取りをサポートする
登園時には顔色や体調を確認し、保護者と連携しながら体調の変化に気を配り、日々の健康管理を行なう
「ちょうちょになって飛んでみよう」と声をかけ、子どもたちが春の生き物になりきって自由に身体を動かす楽しさを感じられるよう工夫する
「春がきた」など、春にちなんだリズム遊びの歌に合わせて身体を動かし、楽しくリズムにふれる時間を取り入れる
活動の切り替え時に「今からいすにすわってみようね」と声をかけ、座る習慣や話を聞く習慣が少しずつ身につくよう援助する
カラフルな大小のブロックを取りやすい棚に並べ、子どもが自分で選びながら積んだり組み合わせたりしやすい環境を整える
ままごとコーナーに「おにぎり」や「くだもの」のおもちゃを並べ、保育者もいっしょにごっこ遊びに参加し、友だちと関わる場面が広がるように配慮する
製作活動では、画用紙やのりを使ってちぎったり貼ったりする活動を通じて、自由に表現できる楽しさを感じられる機会を設ける
食事の際には、保育者が「おいしいね」「みんなでたべるとたのしいね」と声をかけて、安心して食事の時間を楽しめるよう支える
おもちゃの収納棚におもちゃのイラスト付きラベルを貼り、子どもが片付けやすく達成感を味わえる環境を整える
午睡時には、温度や湿度を調整し、保育者が「ゆっくりおやすみしようね」と声をかけて、安心して眠れるように配慮する
「トイレいってみようね」と定期的に声をかけ、保育者が寄り添いながらトイレに行く習慣が身につくよう援助する
外遊びの後に「ぐちゅぐちゅぺーしてみようね」と声をかけ、楽しくうがいをしながら衛生習慣が身につくように促す
子ども同士で「どうぞ」「ありがとう」のやり取りをそばでサポートし、おもちゃなどの貸し借りができるように援助する
その他の3月の「2歳0カ月~2歳5カ月向け」項目別の個人案例文はこちらをご覧ください。
2歳0カ月~2歳5カ月向けの「環境構成・保育者の援助」の例文を参考に3月の個人案を作成しよう
子どもたちが安心してのびのびと過ごせる環境を整えるとともに、「自分でやってみたい」「友だちといっしょにやりたい」といった意欲が自然に引き出せるような工夫が大切になりそうです。
3月ならではの活動を取り入れながら、一人ひとりの成長や個性に合わせた個人案を考えてみましょう。