1歳1カ月~1歳6カ月向けの個人案を作成する際に参考になる「自己評価・反省」の例文を紹介します。日々の保育を振り返る中で、子どもの様子や関わり方などを考え、子どもたちの成長を支えていきましょう。「考えを文章で表すことが苦手」という方は、今回の例文を役立ててみてくださいね。
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自己評価・反省【4月/1歳1カ月~1歳6カ月向け】個人案例文
自己評価・反省の例文をまとめました。
新しい環境に不安を感じて、泣いている子どもが見られた。保育者が「だいじょうぶだよ」と優しく声をかけながら抱っこをすると、少しずつ表情が落ち着き、保育者のそばで遊ぶ姿が増えてきた。
散歩中に小さな石や葉っぱを手に取り、「なあに?」と保育者に聞く姿が見られた。子どもたちが自然にふれる中で感じたことを表現できるような機会を大切にしていきたい。
リズム遊びで保育者が「てをたたいてみようね」と声をかけると、笑顔で手をたたきながら動きを楽しむ姿があった。簡単なリズム活動を取り入れ、音楽を楽しめるように工夫していきたい。
つかまり立ちがまだ不安定な子どもが、保育者の手を借りながら立ち上がり、成功すると笑顔を見せていた。これからもつかまり立ちに挑戦できるよう「あそこのおもちゃをとってみよう」「じょうずにたてたね。おすわりもできた!すごいね。」などと声をかけていく。
午睡時、眠ることが難しい子どもが数名見られた。保育者が背中を優しくさすり、「おやすみなさい」と声をかけることで落ち着く姿が見られた。安心して眠れる環境を引き続き整えていきたい。
散歩中に子どもたちがつくしに指差しをして「みて!」と保育者に伝える姿があった。春らしい自然に目を向け、発見をよろこべるように公園や散歩に出かける機会を増やしていきたい。
食事中、「おいしいね」と保育者が声をかけると、うれしそうに笑顔で食べ進める姿が見られた。これからも食べるよろこびを育てるような声かけや雰囲気づくりを意識していきたい。
絵本を読み聞かせると、犬の絵を見て「わんわん」と声に出す姿があった。さまざまな絵本の読み聞かせを行ない、子どもが関心をもてるように工夫していきたい。
手洗いの際、「ごしごし、きれいきれい」と声をかけると、石鹸を泡立てることを楽しむ姿が見られた。衛生習慣が楽しく身につくような声かけを心がけたい。
春の歌「ちょうちょ」を保育者と歌い、手をひらひらと動かしながらリズムを楽しむ姿が見られた。季節感を感じられる歌を積極的に取り入れていきたい。
外遊びで風に揺れる木の葉を見て「あー!」と声を上げる子どもの姿があった。「かぜがつよいね」「すごくゆれてるね」と子どもが気づいたことを言葉にして伝え、自然の変化に興味をもってもらえるように声をかけていく。
粘土遊びでは、柔らかい粘土を指でつぶしたり伸ばしたりして、感触を楽しむ様子が見られた。安全に配慮しながら、さまざまな感触遊びを取り入れていく。
活動の切り替え時に「そろそろおやつだよ」と声をかけると、保育者の声に反応して座る姿が見られた。切り替えがスムーズにできるような声かけを続けていきたい。
保育者と手をつないで歩く練習をする中で、数歩歩けてうれしそうに笑う姿があった。ハイハイに慣れて、なかなか歩こうとしないこともあるため、「かっこいいね!」「じょうずにあるけたね」などと声をかけて、歩く意欲を高めていきたい。
製作活動では、シールを貼ったりクレヨンで描いたりすることを夢中で楽しむ姿が見られた。手先を使う遊びを継続して取り入れ、表現のよろこびを感じられる機会をつくりたい。
その他の4月の「1歳1カ月~1歳6カ月向け」項目別の個人案例文はこちらをご覧ください。
1歳1カ月~1歳6カ月向けの「自己評価・反省」の例文を参考にして、4月の個人案を作成しよう
自己評価や反省を通して保育を振り返る中で、子どもたちへの適切なかかわりについて考えてみましょう。
子どもたちが「保育園って楽しい!」と感じてもらえるような活動を取り入れ、声かけも工夫していきましょう。
上記の例文を参考にしながら、保育を振り返ってみてくださいね。