1歳1カ月~1歳6カ月向けの個人案を作成する際に役立つ「環境構成と保育者の援助」の例文を紹介します。新年度が始まる中で、子どもたちが安心して園生活を送れるような環境を整え、どのような援助が必要になるか考えてみましょう。
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環境構成・保育者の援助【4月/1歳1カ月~1歳6カ月向け】個人案例文
環境構成と保育者の援助の例文をまとめました。
保育室の壁面に春の草花を飾り、「つくしだよ」「きれいなおはなだね」などと話しかけながら、子どもたちが春の季節に興味をもつ環境をつくる
朝に保護者と離れることが寂しくて泣いている子がいる場面では、保育者がそばで声をかけたり抱っこしたりしながら、気持ちを切り替えられるように対応する
登園時には保護者の方に「朝ごはんはしっかり食べられましたか?」などと確認し、子どもの表情や体調を丁寧に観察する
子ども同士でおもちゃを取り合っているときは、保育者がそばで「〇〇ちゃんのばんだよ。次は〇〇くんね」と優しく声をかけながら、やり取りできるように援助する
子どもに身体を動かす楽しさを感じてもらえるように、ボール遊びや追いかけっこなどをいっしょに楽しむ
周囲に危険なものがないか確認し、つかまり立ちに挑戦する子を見守り、サポートする
子どもと手をつないで歩く練習をし、数歩歩けたときに「じょうずだね!」と褒めて歩くことへの意欲を高めていく
「ちょうちょ」の歌を子どもといっしょに歌い、「つぎはてびょうしをしてみよう」と声をかけ、リズムを楽しめる時間をつくる
活動の切り替え時には「もうすぐおやつのじかんだね。きょうのおやつはなにかな?」「ここにすわってみようね」などと伝え、次の行動に意識が向けられるように声をかけていく
園庭遊びでつくしや葉っぱを見つけたときに、「これ、なんだろう?」と声をかけて子どもの興味を引き出しながら、自然への関心を育む
保育者がそばにいる中で簡単な製作遊びを取り入れ、画用紙を折ったりちぎったりしながら、自由に手を動かして楽しむ経験を大切にする
食事中に保育者が「おいしいね」「じょうずにたべられているね」と声をかけ、子どもが安心して食べられる雰囲気をつくる
午睡時は、保育者が「おやすみなさい、ゆっくりねんねしようね」と声をかけ、安心して眠れるように背中をさするなどして配慮する
「トイレいってみようか」「じぶんでズボンをおろせるかな?」と伝え、保育者がそばで寄り添い、トイレの習慣を身につけられるようにサポートしていく
外遊びの後、「ぐちゅぐちゅぺーしてみようね」と声をかけてうがいを促し、楽しく衛生習慣を身につけられるように工夫する
その他の4月の「1歳1カ月~1歳6カ月向け」項目別の個人案例文はこちらをご覧ください。
1歳1カ月~1歳6カ月向けの「環境構成・保育者の援助」の例文を参考に4月の個人案を作成しよう
子どもたちが新しい環境で安心して過ごせるよう、優しい声かけやスキンシップを大切にしましょう。
また、子どもの「やってみたい」という気持ちを引き出すための活動を取り入れ、充実した園生活を送れるようにサポートできるとよいですね。
上記の例文を参考に、個人案を作成してみてくださいね。