0歳児の赤ちゃんが楽しめる手作りおもちゃ9選!作り方のポイント

0歳児に手作りおもちゃを作っていっしょに遊びたいと考える保育学生さんもいるでしょう。しかし作り方に迷ったり、どんな素材を使えばいいのか悩んだりすることもあるかもしれません。今回は、牛乳パックやペットボトルなどの廃材やフェルトを使って作れる、0歳児向けの手作りおもちゃの作り方を紹介します。

赤ちゃんの写真

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保育園で0歳児が楽しめる手作りおもちゃとは

保育園で0歳児と遊ぶときは、保育士さんが言葉がけをしたり積極的にスキンシップを取ったりしてコミュニケーションをはかることが多いようです。

ほかにも、おもちゃを使ったり、遊び方を教えたりして、子どもの反応を見ながら遊ぶこともあるかもしれません。

おもちゃを使うときは手で物を触る、握る、目で見る、耳で音を聞くなど五感が刺激されるものを取り入れてみましょう。

具体的には、フェルトを使った感触を楽しめるおもちゃや、音が鳴るようなマラカスなどの手作りおもちゃを使って遊ぶとよさそうです。

ここからは、100円均一ショップなどで買える素材や、牛乳パックやペットボトル、ミルク缶などの廃材を使って作れる、0歳児向けの手作りおもちゃを紹介します。

0歳児向けの手作りおもちゃ:牛乳パック編

まずは、牛乳パックで作れる手作りおもちゃを紹介します。

パペット

ここではパペットの作り方を見ていきましょう。

用意するもの

  • 牛乳パック
  • はさみ
  • ペン

遊び方やポイント

動画ではカエルで作りましたが、他の動物を作ってもよさそうです。

0歳児の赤ちゃんをこわがらせないように、はじめはパクパクしているのを見せるだけにして、慣れてきてから腕や足をパクパクしてみるといっしょに楽しめるかもしれませんね。

いないいないばあっ!

ここでは、いないいないばあの作り方を見てみましょう。

用意するもの

  • 牛乳パック2本
  • 画用紙
  • はさみ
  • のり
  • テープ

作り方

1.牛乳パックの上の部分をハサミで切ります。

2.牛乳パックを2本並べて、角と角をテープで固定します。
裏側もとめます。

3.牛乳パックに画用紙を貼って、閉じた状態と開いた状態でそれぞれに絵をかいたらできあがりです。

遊び方やポイント

子どもが好きなキャラクターや、知っている動物を描くとよろこんでくれるかもしれません。絵が苦手な方やうまく描けないときには写真などを貼り付けてもよいでしょう。

子どもの表情を見ながらスピードを落としたり、早めたりしても楽しめそうです。

パタパタ変わり絵

ここでは、パタパタ変わり絵の作り方を見ていきましょう。

用意するもの

  • 開いた牛乳パック2本
  • ハサミ
  • マーカー

作り方

1.牛乳パックの飲み口の部分と、底の部分をハサミで切ります。

2.もう一枚の牛乳パックも同じように切ります。

3.牛乳パックの線に合わせて半分に折ります。

4.折ってあるほうから牛乳パックの折り目までマーカーで線を引きます。
そのとき、牛乳パックが3分の1ずつになるようにします。

5.線を引いたところをハサミで切り込みを入れます。

6.もう1枚の牛乳パックを線の通りに半分に切ります。

7.切った牛乳パックを半分に折ります。

8.切り込みを入れた牛乳パックにそれぞれを差し込みます。

9.折りたたんだ真ん中を開いてから、おたまじゃくしの絵を描きます。

10.外側に引っ張り、カエルの絵を描けばできあがりです。

遊び方やポイント

赤ちゃんが好きないないいないばぁの絵柄にしてもよろこびそうです。

一瞬で絵柄が変わるので、何回か繰り返して遊んでも楽しめるかもしれません。また、「次は何だろう」と期待を持たせられるように演じられるとよさそうです。

0歳児の手作りおもちゃ:ペットボトル編

ここからは、ペットボトルで作る手作りおもちゃを紹介します。

マラカス

ここでは、ペットボトルのマラカスの作り方を見ていきましょう。

用意するもの

  • ペットボトル 2本
  • ビーズやおはじき
  • マスキングテープ

作り方

1.ペットボトルの中にビーズやおはじきを入れます。

2.蓋をして、2本のペットボトルを紐でつなぎます。

3.蓋と紐が取れないようにマスキングテープで固定します。

4.飾り付けをしたらできあがりです。

遊び方や作り方のポイント

今回はペットボトルで作りましたが、0歳児の赤ちゃんが持ちやすい乳酸菌飲料やプリンなどのカップで作ってもよいでしょう。

また、ペットボトルの外に飾りつけもできますが、中にキラキラの紙テープなどを入れると、目と耳で楽しめそうです。

カスタネット

ここでは、ペットボトルのカスタネットの作り方をみていきましょう。

用意するもの

  • ペットボトル2本
  • ビニールテープ
  • マスキングテープ
  • ヘアゴム2本
  • カッター
  • キリや千枚通しなどの穴を開けるもの

作り方

1.ペットボトルの底の部分を切ります。

2.切り口にそれぞれビニールテープを貼り付けます。

3.ペットボトルの表面にマスキングテープをすきまなく貼り付けます。

4.ヘアゴムを通す穴を2箇所ずつキリで開けます。

5.穴にヘアゴムを通してしっかり結ぶとできあがりです。

遊び方や製作の作るときのポイント

保育学生さんが実際に遊んでみると、0歳児の赤ちゃんも遊び方がわかるかもしれません。

まだむずかしいときは、歌に合わせて鳴らしたり、おもちゃの箱に入れておき自由に遊べるようにしたりしてもよいでしょう。

ぽっとん落とし

ミルク缶とペットボトルの蓋を使ったぽっとん落としの作り方を見ていきましょう。

用意するもの

  • ミルク缶
  • フェルト
  • ペットボトルキャップ(好きな数)
  • ビニールテープ
  • ボンド
  • カッター
  • ハサミ

作り方

1.ミルク缶のふたに穴を開けます。

2.ふたに好きなキャラクターや、動物の顔のパーツを貼り付けます。

3.ミルク缶の周りを画用紙で貼り付けます。

4.2つのキャップを合わせてビニールテープで止めます。

5.キャップにシールを貼り付けるとできあがりです。

遊び方や作り方のポイント

顔のパーツはあらかじめ保育学生さんが切っておくとスムーズでしょう。

ペットボトルにお米を入れると音が鳴るのでそれだけでも楽しめそうですね。その際、しっかりとテープで止めて中のお米が出てこないようにしましょう。

赤ちゃんがキャップを口に入れないように気をつけるだけでなく、作る前にキャップの数をきちんと把握しておくとよさそうです。

0歳児の手作りおもちゃ:フェルトや布編

フェルトの手作りおもちゃの写真

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ここからは、フェルトや布を使った0歳児の手作りおもちゃを紹介します。

無限のティッシュロール

赤ちゃんが大好きな無限に遊べるティッシュロールの作り方を見ていきましょう。

用意するもの

  • 空のティッシュ箱
  • ガーゼ
  • キリ
  • テープ

作り方

1.ティッシュ箱の側面にキリで穴を開けます。

2.ガーゼの角と角をつながるように結びます。

3.ガーゼを穴から出して結びます。

4.結んだところに固定するためにテープを貼ります。

5.ガーゼをティッシュの箱の中に入れるとできあがりです。

遊び方や作り方のポイント

簡単に作れるので、何個か作ってみると遊びやすいかもしれません。
初めに保育学生さんが遊んでみせると、赤ちゃんも遊びやすくなりそうです。

全部ガーゼが出してしまったら、赤ちゃんが遊びに夢中になっている場合は見守り、落ち着いてからガーゼを入れ直すなど状況に応じた対応をするとよいでしょう。

にぎにぎドーナツ

ここでは、布を使ったにぎにぎドーナツの作り方を見ていきましょう。

用意するもの

  • 布 7センチ×27センチ 2枚
  • 安全ピン 1個
  • 綿 適量
  • 鈴 1個
  • 裁縫セット

作り方

1.布を中表になるように重ねます。

2.長辺を筒状になるように縫います。

3.片方の口に安全ピンを付けます。

4.安全ピンを引っ張るようにして裏返します。

5.裏返したら綿と鈴を入れます。

6.口同士を合わせて縫い合わせるとできあがりです。

遊び方や作り方のポイント

保育学生さんが遊んで見せるだけでなく、おもちゃの箱の中にいれておくなどして赤ちゃんたちが自由に遊べるようにしてもよいでしょう。

遊んでいるときは、「音が鳴るね」などと声を掛けて鈴の音も聞いたり握ってみたり、赤ちゃんの様子を見ながらいっしょに遊んだりするとよいかもしれません。

カシャカシャおもちゃ

フェルトを使ったカシャカシャおもちゃの作り方を見ていきましょう。

用意するもの

  • フェルト布 40センチ×30センチ
  • 厚めのビニール袋
  • ヘアゴム 2本

作り方

1.フェルト布を広げて真ん中にビニール袋を置きます。

2.ビニール袋を包むように巻いていきます。

3.両端をヘアゴムで縛るとできあがりです。

遊び方と作り方のポイント

ビニール袋をつぶしてしまうと、カシャカシャという音が鳴らなくなるので、ふくらみを持たせるようにするとよさそうです。

簡単にできるので、何個も用意しておくと子どもたちも思う存分楽しめるでしょう。

保育園で0歳児向けの手作りおもちゃを作るときのポイント

0歳児のおもちゃを作るときのポイントを紹介します。

大きさを工夫する

0歳児向けの手作りおもちゃでは、おもちゃの大きさが重要になります。
では、どのくらいの大きさを目安に作ってみればよいのでしょうか。

誤飲しない大きさ

赤ちゃんが口を開けた最大口径は39ミリ程度のようです。
このサイズはだいたいトイレットペーパーの芯の筒の大きさや、500円玉くらいになるので、それよりも大きいサイズで作ることを意識するとよいでしょう。

手で遊びやすい、持ちやすい大きさにする

赤ちゃんの手は、思っているよりも小さいかもしれません。

何を作るにしろ、赤ちゃんが持って遊べる、握って感触を楽しんで遊べるように、持ちやすい大きさにするとよさそうです。

片付けにも注意する

保育室で手作りおもちゃを作るときに注意したいことを見ていきましょう。

小さいものまできちんと片づける

ホチキスの針は小さいので、床に落ちていても気づかないこともあるかもしれません。
0歳児はまだ赤ちゃんなので何でも口に入れてしまうことも考えられます。

使った後は必ず掃除機をかけるなどして、床に落ちている物がないよう片付けしましょう。

ハサミなど危険なものは先に片づける

ハサミやカッターなどを使う場合、作業を終えたらすぐに片付けるようにしましょう。

赤ちゃんが触ってしまうと危ないので、手の届かないところに置いておく、使ったらすぐに片づけるようにするとよいですね。

0歳児が喜ぶ手作りおもちゃを作ろう

今回は、0歳児の手作りおもちゃを紹介しました。

身近な廃材である、牛乳パックやペットボトル、ミルク缶を使ったおもちゃを作ることで、0歳児赤ちゃんは、見る、聞く、触るなどして楽しんで遊べそうです。

簡単に作れるアイデアもさまざまあるので、動画などを参考しながら保育実習や入職後に、手作りおもちゃを作れるとよいですね。

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