8月の5歳児クラスの月案ではどんな計画を立てようと悩んでいる新卒保育士さんもいるでしょう。夏祭りやプール遊びなど、季節を感じられる活動を取り入れられるとよいかもしれませんよ。今回は、5歳児クラスで使える8月の月案の文例を紹介します。養護・教育のねらいや月反省の書き方などくわしくまとめました。
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■目次
8月の5歳児クラスの特徴とは?
暑さが本番を迎える8月。5歳児クラスの子どもたちは夏の自然にふれ合いながら遊びを楽しんでいる頃かもしれません。
そんな8月の5歳児クラスには、以下のような特徴が見られる頃です。
- 夏祭りに期待感を持って過ごし、盆踊りやおみこしの練習に積極的に参加する。
- 友だち同士のかかわり合いを楽しみ、考えを出し合ったり、ルールを決めたりして遊び方を工夫しようとする。
- 夏の自然に興味を持ってかかわり、観察したり、遊びに使ったりして楽しむ。
夏の生き物にふれ合ったり、友だちとのかかわりを楽しんだりしながら意欲を持って過ごせるよう、月案でねらいや援助を計画していきましょう。
【8月】5歳児の月案の文例:前月の子どもの様子
8月の月案に記入する、前月の5歳児の子どもたちの姿の文例をまとめました。
- お泊り保育に楽しんで参加し、友だち同士の結びつきがいっそう強まった。お泊り保育の遊びを再現して遊んだり、思い出を話してくれたりなど余韻を味わう姿も見られた。
- 友だちと遊びの約束を決めたり、イメージを言葉で伝え合ったりと、考えを出し合いながら遊ぶことが増えてきた。
- アサガオの色水遊びや草花を使ったままごとなど、夏の自然遊びに関心を持って楽しんでいる子どもが多い。
8月の5歳児クラスでは、お泊り保育を経験しての様子や、夏の遊びの取り組み方などを見てみるとよいかもしれません。
先月末の子どもの様子をもとに、8月の月案の作成に活かしていきましょう。
【8月】5歳児の月案の文例:今月のねらい・活動内容
ここでは、8月の月案のねらいや活動内容の文例を紹介します。
今月のねらい
月案に記入するねらいの文例は、養護・教育の2つの視点からまとめました。
養護のねらい
- 夏の生活の流れがわかり、自信を持って意欲的に過ごす。
- 身の回りを清潔に保ち、のびのびと健やかに過ごす。
教育のねらい
- 友だちと思いや考えを伝え合いながら、いっしょに遊ぶ楽しさを感じる。
- 夏祭りに期待感を持って過ごし、意欲を持って準備を進める。
活動内容
8月のねらいの文例をもとに、5歳児が楽しめる活動内容を月案で考えていきましょう。
養護
<生命>
- 遊びの途中でも、気づいてこまめに水分補給や汗の始末をしようとする。
- 熱中症の危険性や予防法について知り、自分で気を付けて過ごそうと意欲を持つ。
<情緒>
- 水遊びの用意や汚れた衣類の片付け方に慣れてくるなかでも、保育者に促されて丁寧に行おうとする。
- 当番活動を通して、誰かの役に立ったり友だちと協力したりするよろこびを味わい、自信や意欲を持つ。
教育
<健康>
- 汗をかいたり衣類が汚れたりしたときには自ら気づいて着替えようとする。
- 適宜休憩を取りながら、戸外でのびのびと身体を動かして遊ぶ。
<人間関係>
- 盆時期の縦割り保育を通して異年齢の子どもとかかわり、お世話をしたり教えたりすることをよろこぶ。
- 友だちと協力して考えを出し合い、工夫して遊びを発展させる楽しさを味わう。
<環境>
- 夏の自然に関心を深め、遊びのなかで活用しようとする。
- 気候の変化に興味を持ち、図鑑で調べたり日常のなかで観察したりしようとする。
<言葉>
- 盆休みで体験したことや楽しかったことを保育者や友だちに話し、満足感を味わう。
- 友だち同士で考えを言葉で伝え合い、イメージを共有して遊ぶことを楽しむ。
<表現>
- 盆踊りやおみこしなど夏祭りの風物詩に親しみ、期待感を持って練習する。
- 使い方を知っている道具や素材を組み合わせてイメージしたものを表現しようとする。
8月の5歳児クラスでは、友だちとのかかわりがいっそう深まったり、夏の自然現象などに興味を示したりする姿が増えるかもしれません。
子どもの関心に合わせて、より経験を重ねていけるように、夏ならではの遊びを交えながら活動を計画していきましょう。
【8月】5歳児の月案の文例:環境構成と保育者の援助・配慮
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8月の5歳児クラスの月案に活かせる、環境構成や保育士さんの配慮・援助事項を紹介します。
養護
生命
- たくさん汗をかいていても遊び続ける子どももいるので、気づけるように声をかけて清潔に保つ心地よさを味わえるようにする。
- 熱中症になるとどうなるかや、予防するためにできることを伝え、健康な過ごし方を意識できるようにする。
情緒
- 身の回りのことを丁寧に行うと気持ちがよいことに気づかせ、生活意欲につなげる。
- 手伝いや当番の仕事をしてくれた子どもにはお礼を伝えるとともに、自分たちでできるようになったことを認め、達成感を味わえるようにする。
教育
健康
- 清潔にする習慣を身につけられるよう、慣れるまでは全体に声をかけて着替える時間を設けるなど工夫してかかわる。
- 暑い日に戸外で遊ぶときには帽子を必ず着用するようにして、一定の時間が立ったら涼しい場所で休息を取れるように促す。
人間関係
- 年下の子どもと遊ぶときの注意についてクラスで話し合い、年長児としての自覚を持って接することができるようにする。
- 子ども同士で考えて工夫して遊べるよう、見守る援助を心がける。
環境
- 保育室に図鑑を用意して、子どもが興味を持った生き物や植物について調べられるようにする。
- 入道雲や夕立ちといった夏特有の気象に関心を持てるよう、遊びのなかで伝えて興味を育む。
言葉
- 休み明けには、子どもたちにそれぞれ楽しかった経験を話してもらう機会を作る。
- 言い合いになってもすぐには仲裁に入らず、子ども同士で話をして解決できるように見守る。
表現
- おみこしに関心を持てるよう、絵本などで導入を行い、期待感を持って取り組めるようにする。
- 折り紙やテープなど、子どもが自由に材料を使って表現できるよう室内の環境を整える。
お盆や夏祭りなどといったイベントに向けて、かかわり方や声をかけるポイントを月案に記入しておきましょう。
8月の縦割り保育の時期に先駆けて、年下の子どもと遊ぶときに気をつけることや、やってあげるとよいことなどを5歳児クラスで話し合ってみてもよいかもしれませんね。
【8月】5歳児の月案の文例:家庭連絡・安全・食育
ここでは、8月の月案で使える家庭連絡・安全・食育の文例をまとめました。
家庭連絡
- 汗をかいたら子どもたちが自分で着替えることをあらかじめ伝え、衣類は多めに用意してもらうようにする。
- 夏祭りまでの準備や当日の様子を写真とともに保護者に紹介し、園での過ごし方を知ってもらえるように配慮する。
健康・安全・衛生
- 引き続き熱中症に注意して、室内・室外問わず対策をしていく。
- 水遊びの前には必ず水質検査を行い、安全に遊べるよう配慮する。
食育
- 苦手な食べ物も一口は挑戦しようとする姿を認め、意欲につなげる。
- 栽培していた夏野菜を順次収穫し、調理してもらい実食することで、畑の恵みへの感謝の気持ちや食べ物を大切に思う気持ちを育む。
8月は、子どもたちが育てていた野菜などが実る時期。
5歳児の子どもたちが、自分の育てた特別な野菜を味わい、食への意欲を育めるように月案でかかわり方を計画しておくとよいですね。
【8月】5歳児の月案の文例:反省・自己評価
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8月の5歳児クラスの月案における反省や自己評価の文例を紹介します。
養護
- こまめな水分補給や手洗いうがいといった基本的な夏の衛生対策を行えるよう伝えていくことで、意欲的に取り組む姿があった。
- お泊り保育の余韻を楽しむ姿を認め、共感したり、お泊りごっこに参加したりと、子どものうれしさや達成感に寄り添っていけた。
教育
- お盆保育では、年下の子どもに優しくしたり、遊びに誘ったりする姿が見られた。ほかの子どもにもそうした姿を伝えることで、年下の子どもへの接し方を伝えていけた。
- 夏の生き物にふれ合う機会を作り、子どもたちと協力して調べながらクラスで飼育することを経験できた。
8月の月案で計画したねらいをもとに、反省をしていきましょう。
夏ならではの遊びや、お泊り保育、お盆といった季節のイベントに沿って振り返るとよさそうですね。
月案に活用できる8月の5歳児保育のポイント
最後に、月案作成にも活かせる7月の5歳児クラスの保育のポイントをまとめました。
縦割り保育を取り入れ、年下の子どもとかかわる機会を
8月のお盆の時期にはお休みをする子どもも多いため、少人数での縦割り保育を実施する園もあるでしょう。
年長である5歳児の子どもたちは、年下の子どもといっしょに遊ぶなかで、優しい接し方を学んだり、遊びを教えてあげたりする経験をできるかもしれません。
子ども同士がかかわり合う機会を作れるように、ほかのクラスの保育士さんと連携しながら月案を作成していきましょう。
夏の生き物や自然とふれ合い、興味を持てるように
8月には、セミにバッタ、メダカといった夏の生き物や、アサガオやエノコログサなどの草花を使って遊ぶのも楽しそうです。
保育士さんが遊びのモデルを見せることで、子どもたちも興味を持ってくれそうですね。
涼しい時間に園庭や近所の公園などに出かけて、身近にある自然を使って遊ぶ楽しさを味わってみましょう。
開放的な夏の遊びを充分に楽しみ、2学期への期待につなげる
8月の5歳児クラスは行事の練習なども少なく、小学生の兄弟がいる家庭は登園数もまばらになって、少ない人数でじっくりと遊び込める時間が増えるかもしれません。
この機会に、実験遊びやボディペインティングなど、少人数だからこそできる遊びを月案に取り入れてみるのもよいでしょう。
夏の遊びを充分に楽しみながら気持ちを満たして、9月からの園生活を生き生きと過ごすための土台を作れるとよいですね。
文例を知って8月の5歳児クラスの月案を作成しよう
今回は、8月の5歳児クラスの月案に使えるねらいや配慮などの文例を紹介しました。
夏真っ盛りとなる8月は、子どもたちが熱中症や清潔に留意しながら夏の遊びを楽しめるよう、月案でねらいや活動内容を計画していきましょう。
また、盆時期に縦割り保育を実施する場合は、自分より小さい友だちへの接し方についてみんなで話し合うのもよいですね。
8月の月案の文例を活かして、5歳児の保育に役立てていきましょう。