面接は笑顔で受けるとよいと聞くものの、実際必要なのか気になっている保育学生さんもいるのではないでしょうか。微笑んでいれば明るい雰囲気を与えることができ、採用担当者に好印象を抱いてもらえるかもしれないというメリットはあるので適切な表情について知っておきましょう。今回は、面接は笑顔のほうがよいのかについて紹介します。また、笑うのが苦手な方のために練習法もまとめました。
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面接は笑顔のほうがよい?
面接は笑顔で受けなければ落ちるのか、反対に笑顔でいれば受かるのか疑問に思う保育学生さんもいるでしょう。
就活中は些細なことにも敏感になってしまうので、笑顔と選考結果が関係するのかを知っておけると安心ですね。
結論として、面接中の表情が笑顔かどうかが落ちる・受かるなどの結果に直接関係することは考えづらいようです。しかし、適切な場面で微笑むことで明るい印象を与えることができるでしょう。
そのため、場面に応じて笑顔になったり、真剣な顔をしたりするとよさそうです。
「笑顔はいらないのでは?」と思っていた保育学生さんも、ここで紹介する内容を参考に、面接に適した表情を浮かべられるようになりましょう!
面接で笑顔が必要な理由
まずは、保育士の面接で笑顔が必要とされる理由をくわしく紹介します。
保育士として適性があるように思われるから
笑顔で面接を受ければ、保育士として適性があるように思われるでしょう。
保育士は子どもや保護者とかかわる仕事なので、業務を円滑に行うためにはコミュニケーション力は大切なスキルです。
入職後に活躍してもらうためにも、面接を行う際に保育学生さんのコミュニケーション力をチェックしている採用担当者は多いでしょう。
そんな中、面接中に笑顔が少ないと入職後も暗い表情で子どもや保護者と接するのかと思われ、採用担当者はコミュニケーション力に欠けている印象を抱いてしまうかもしれません
そのため、保育学生さんは場面に応じて微笑みながら受け答えをして、採用担当者に「保育士に向いているな」と思ってもらえるようにしましょう。
明るい印象を与えられるから
明るい印象を与えられることも、面接を笑顔で受けたほうがよい理由の一つです。
表情が暗いと明るく働いているイメージがつかず、採用担当者は「いっしょに働けるかな」と不安に感じてしまうかもしれません。
保育学生さんは笑顔でハキハキとしながら受け答えを行うと、快活な印象を与えられるでしょう。
雰囲気がやわらかくなるから
笑顔で面接を受けることで、雰囲気がやわらかくなるというメリットもありそうです。
保育学生さんが笑顔でいれば採用担当者も気持ちよく話すことができ、親密度が高まりやすくなるでしょう。
特に採用担当者から笑顔を褒められたときは好印象を与えられている可能性があるので、自信を持って質問に回答できるとよいですね。
面接で笑顔になるべきタイミング
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面接はすべて笑顔で受ければよいのではなく、微笑むべきタイミングと真剣な顔になるべきタイミングに分かれるでしょう。
例えば、志望動機を話したり採用担当者の考えを聞いたりするときは笑顔はいらないので、真剣な表情を心掛けたほうがよさそうです。
ここでは、笑顔になるべきタイミングをくわしく解説します。
入室・退室のとき
入室や退室時は第一印象を決める大切なタイミングなので、明るい表情で振る舞いましょう。
緊張しすぎてぎこちない表情でいるとマイナスのイメージを与える可能性があるため、できるだけ口角を上げることが大切です。
また、入室時の自己紹介や退室時にお礼を伝えるときなども、笑顔を浮かべるとよいでしょう。
雑談をするとき
採用担当者が保育学生さんの緊張をほぐすために雑談をするときは、笑顔で応じるとよさそうです。
例えば、「〇〇大学って学食がおいしいところで有名ですよね?」などの日常会話は親密度を高めるために行っているので、リラックスしながら対応しましょう。
自分の人間性が伝わりやすくなるように、雑談をする場面では緊張せず、自分らしく振る舞えるとよいですね。
就活から少し離れた質問に答えるとき
就活から少し離れた質問である趣味や特技などを聞かれたときも、笑顔で回答することを意識しましょう。
自分の好きなことを話す場面のため、あまりにも表情がこわばっていると違和感を抱かれてしまうかもしれません。
また、素の自分を見せる大切な機会なので、明るくハキハキとした表情で答えられるとよいですね。
嬉しいエピソードを話すとき
自分の長所や自己PRの中で、嬉しかったり楽しかったりしたエピソードを話すときは、笑顔で話すようにするとよさそうです。
笑顔で回答することで当時の感情などが伝わりやすくなり、「頑張ったんだな」などポジティブなイメージを持ってもらえるでしょう。
また、保育や子どもに関する話をするときも、微笑みながら受け答えをするとよさそうです。
採用担当者は保育学生さんの表情を通じて、「子どもが好きなんだな」「保育士として働きたいんだな」と思い、熱意を感じてくれるかもしれませんね。
相手が笑顔のとき
採用担当者が保育園であったおもしろいエピソードなどを笑顔で話しているときは、保育学生さんもにこやかに相づちを打つとよさそうです。
相手が笑顔のときも真剣な顔をしていると、コミュニケーション力に欠けているイメージを与えてしまうかもしれません。
また、採用担当者に褒められたときなどうれしい出来事があった場合も、「ありがとうございます」と微笑みながら伝えられるとよいですね。
面接に適した笑顔を浮かべるための練習法
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最後は、「笑顔がうまくできない…」と悩んでいる保育学生さんが、明るい表情をつくるための練習法についてまとめました。
自信を感じられず愛想笑いをしていては逆効果なので、少し口角が上がって歯が見えない程度の笑顔を心掛けましょう。
保育学生さんは以下を参考に、面接に適した笑顔を練習してみてくださいね。
面接の練習を重ねる
自然な笑顔を浮かべるためには、面接の練習を重ねることが大切です。
面接の練習を重ねれば自信がついて、自然と表情が明るくなるかもしれません。
緊張しすぎると表情がこわばりやすくなるので、事前にしっかりと受け答えの内容を考えたり、友達や先生に協力してもらって予行練習したりしてみてくださいね。
表情筋をやわらかくする
「笑顔ができない」と悩んでいる方は、表情筋をやわらげることを意識してみてもよさそうです。
表情筋が固まっている方は手で頬をマッサージしたり、「ウイスキー」と何度も声に出したりすると動かしやすくなるかもしれません。
また、口を大きく開け、その後横に引く動きを繰り返してみるのも効果的でしょう。
鏡を見ながら笑顔の練習をする
鏡で口角が上がっているか、目元は下がったり細くなったりしているかなどをチェックしながら、自然な笑顔の練習をしてみるのもよさそうです。
特に現在はマスクをつけて面接をすることが多いので、目元が笑っていなければ明るい表情が伝わりづらくなってしまうでしょう。
そのため、マスク越しでも笑顔が伝わるように、顔全体で笑うように練習をしてみるとよいですね。
面接の笑顔のポイントを押さえ、保育士の就活を成功させよう!
今回は、面接は笑顔で受けるべきかについて紹介しました。
笑顔は落ちる・受かるなどの面接の結果に結びつくことは考えづらいですが、採用担当者に明るい印象を与えることができそうです。
採用担当者に褒められたときや嬉しかったエピソードを話すときなどは、適度に微笑みながら受け答えをするとよいかもしれません。
また、「笑顔がうまくできない…」と悩んでいる保育学生さんは、面接の練習を重ねたり、表情筋をやわらかくしたりしてみましょう。
特に現在はマスクをつけて面接を受けることが多いので、顔全体で笑うようにすることがポイントです。
「笑顔はいらない」と考えていた保育学生さんも、ここで紹介した内容を参考に、明るい表情で面接を受けてみてはいかがでしょうか。
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