面接に何度も落ちる…と自信を無くしてしまっている保育学生さんはいませんか?もし今、その状況であれば、まずはきちんと不採用になる原因を突き詰める必要があります。そのうえで、どんな対策ができるのか考えてみましょう。この記事では、保育士の面接に何度も落ちる…と悩む保育学生さんに向け、対処法を紹介します。
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■目次
面接に何度も落ちる…書類は受かるのにどうして?
就活中の保育学生さんの中には、何度も面接に落ちる…と自信を無くしてしまっている人もいるのではないでしょうか。
保育士としてデビューするにあたり、気合を入れて臨んでいるにもかかわらず、不採用が続くとやる気がなくなってしまいますよね。
次こそ内定を勝ち取るために、まずは面接に落ちてしまう人に見られる特徴について理解する必要があります。
外見・マナーなどジャンルごとにまとめたので、自分自身と照らし合わせて対策をしていきましょう。
面接に何度も落ちる:特徴①外見に問題がある
まずは、外見に問題があることで面接に落ちてしまう人の特徴を紹介します。
清潔感がない
一目見て、清潔感がないと思われる人は不採用になりやすいでしょう。
<例>
- 髪の毛:髪の毛が乱れている、まとまってない
- 服装:しわがある、ヨレヨレ、汚れがある
- 靴:汚れがある、ボロボロ
- 匂い:香水がきつい、タバコの匂いがする
p>面接は第一印象でほぼその人の印象が決まると言われています。
清潔感のある見た目を意識して、好印象を与えていきましょう。
身だしなみが整っていない
先ほど、清潔感に関する内容で服装について触れましたが、服装の乱れは身だしなみの印象にも通じます。
スーツは着崩さず、正しく着用するようにしましょう。
また、シャツなど糸がほつれていないか、ボタンが取れていないかなどの細かい部分にも目を配ることが大切です。意外とスーツのしわも目立つので、アイロンをかけたり、着用前にクリーニングに出したりしてきれいにしておきましょう。
また、保育園では子どもとかかわるため、爪の長さやメイクの濃さなども見られている場合があります。手入れをしたり改めてメイクの方法を見直したりして、ナチュラルな見た目を心がけましょう。
表情が暗い
新卒採用の場合は、「フレッシュさのある学生さんが目を惹く」という面接官も多いそう。
明るくはつらつとした表情や受け答えを意識し、面接に臨むようにしましょう。
また、コロナ禍ということもありマスクを着用したまま面接をする機会が多いですが、その時に忘れてはならないのが「笑顔」です。
子どもや保護者の前に立つ場面が多い保育士として、明るい表情をしているか、笑顔で回答できているかも見られるポイントであると認識して対策しましょう。
面接に何度も落ちる:特徴②受け答えが不適切
次に、受け答えが不適切なことが原因で面接に落ちてしまう人の特徴について紹介します。
質問に対する回答になっていない
保育士の面接に限らず、就活の面接では「きちんと質問に対する答えが返ってきているか」が大事です。
頑張って受け答えしないという思いから、質問からずれた回答をしてしまうケースもあるかもしれません。
面接官に質問されたら、まずは「結論」から話すことを意識して、そのあとで補足説明をしましょう。そうすれば、自分自身も何の質問に対して回答をしているのか、軸をぶらさずに話すことができますよ。
簡潔に話がまとまっていない
簡潔に話をまとめるのは難しいですよね。
しかし、限られた時間の中でまとまりのない回答をしてしまうと、「なかなか次の質問ができない」と面接官を困らせてしまうかもしれません。
面接は、園側があなたのことを知る場面でもあります。
会話のキャッチボールがスムーズに進むように、「PREP法」を意識した回答の練習をしてみましょう。
※PREP法とは…結論(point)→理由(reason)→具体例(exanple)→結論(point)の頭文字をとった法則。相手に伝わりやすい話の組み立て方を表現したものです。
声が小さい
受け答え時の声が小さいことも、不採用の理由として挙げられるでしょう。
声の小ささは自信にも比例するため、面接官から見て「この人は自分の回答に自信がないのかな…」と思われてしまいます。
面接官は、質問の回答をもとに入職後の様子をイメージをするので、はきはきと全体に聞こえるような声で答えるようにしましょう。
おどおどしている
面接時の態度がおどおどしていると、「保育士になったときにきちんと応対できるかな」という懸念につながり不採用になってしまうかもしれません。
面接は緊張するものですが、立ち振る舞いとして、堂々とした姿勢で面接に臨むことが大切です。
緊張しやすい人や話すのが苦手という人は、事前に受け答えの練習を積んでから本番に臨むとよいですね。
面接に何度も落ちる:特徴③マナーが悪い
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続いて、マナーの悪さが原因で面接に落ちてしまう人の特徴を紹介します。
遅刻する
何らかの事情で遅刻してしまった…という経験もあるでしょう。
しかし、基本的に遅刻は厳禁です。
どんな理由であれ、時間に余裕を持った行動が重要になります。
「道に迷った」「電車時間を間違えて」といったトラブルを防止するために、事前に面接先へのルートを調べておく、所要時間の目安をふまえて早く到着するように調整する、ということを意識しましょう。
万が一、体調不良や電車遅延などにより遅刻を免れない場合は、遅れるとわかった時点で早急に電話で連絡することが大切ですね。
入退室時の動作に問題がある
入退室の際にノックをせずに入ったり、「どうぞお座りください」と面接官から言われる前に勝手に座ったりする行為は、マナーが不適切と判断される可能性があります。
園によって面接のスタイルはさまざまですが、基本的なビジネスマナーを理解して、その場にあった適切な行動ができるよう練習しておきましょう。
書類などを片手で渡す
面接当日、履歴書を持参するケースがあるかもしれません。
その際、履歴書を片手で渡してしまった…ということはありませんか?
面接をしてもらう立場として、履歴書は両手で持ち、相手が読める向きに差し出すのがマナーです。
このような所作一つでも、合否に直結する可能性があることを認識しておきましょう。
言葉遣いが悪い
面接の受け答え時、普段話しているような言葉遣いで面接官と会話をしていませんか?
よくやってしまいがちなのが「めっちゃ」「そうなんすよ~」といった、フランクな話し方です。
フォーマルな面接の場には不適切なため、無意識に使っているかも…と思った人は今日から注意していきましょう。
日頃使っていると出てしまいがちなので、面接を控えているときは日常的に言葉遣いを意識した行動が大切ですね。
面接に何度も落ちる:特徴④事前準備がされていない
最後に、面接までの準備が不十分なことが原因で落ちてしまう人の特徴を紹介します。
園の方針・理念、仕事内容などを調べずに臨んでいる
面接する園の方針などを調べずに臨むと、志望動機や自己PRなどを問われたときに漠然とした回答になってしまい、「うちの園でなくてもいいのでは?」という印象を与えてしまいかねません。
園側は「多くの園の中からなぜうちの園を選んでくれたのか」を知りたいため、説得力のある内容にするためにも、きちんと園の情報をインプットして自分の言葉でアピールできるように準備しておきましょう。
想定される質問の準備が不十分である
質問に対してどんなふうに答えるかを用意せずに臨むと、回答に詰まってしまうことがあるでしょう。
ネットなどで調べれば保育士の面接でよく聞かれる質問がわかるので、ある程度目星をつけられます。
基本的な質問項目はもちろん、イレギュラーな質問をされても柔軟に受け答えができるよう準備しておくことが大切。いろいろな質問をランダムに出題し、それに応じた回答ができるような訓練をしましょう。
保育士の面接に何度も落ちるとお悩みの保育学生さんへ
今回は、保育士の面接に何度も落ちる…と悩んでいる保育学生さんに向け、考えられる原因を紹介しました。
面接は第一印象だけで、あなたの印象がほぼ決まると言われています。
清潔感がある身だしなみはもちろん、基本的なビジネスマナーを事前に把握し、面接当日までしっかりと準備をしていきましょう。
もし、次の面接も落ちてしまうかもしれない…と不安な保育学生さんは、ぜひ私たち保育士バンク!新卒にご相談ください。
保育士バンク!新卒では、保育士を目指す学生さんや新卒保育士さんの就活をサポートしております。数々の保育園とやり取りをしてきた実績があるので、よくある質問などの面接アドバイスも行います。あなたに合う職場もご提案しますので、いっしょに内定獲得に向けて動いていきましょう!