3月の3歳6カ月~3歳11カ月の子どもたち向けに、個人案を作成する際の「環境設定と保育者の援助」に関する例文を紹介します。この時期は、子どもたちが自分を表現したり、友だちとの関わりを楽しんだりする場面が増えてくるかもしれません。一人ひとりの成長が感じられるよう、保育環境や保育者の関わり方を工夫していきましょう。個人案の作成に例文を役立ててくださいね。
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環境構成・保育者の援助【3月/3歳6カ月~3歳11カ月向け】個人案例文
環境構成と保育者の援助の例文をまとめました。
保育室の湿度や換気に気を配り、適度な室温を保ちながら、活動の前後には「みんながげんきにすごせるように、しっかりてをあらおうね」と声をかけ、感染予防の習慣を身につけられるようにする
ひな祭りでのおひなさま製作では、自由に材料を選べるようにし、「これをつかってどんなおひなさまをつくる?」と子どもたちがアイデアを広げられるよう援助する
外遊びの準備では、自分で上着や帽子を選んで身につけられるよう「どれがあたたかくてきもちいいかな?」と声をかけながら準備の習慣を身につけてもらう
園庭や散歩で春の花や新芽を見つけられるよう、自然観察に適したコースを選ぶなど工夫し、「おはなのいろやかたちにはいろいろあるね」と自然の変化を楽しめるようにする
色おにや体操などを活動に取り入れ、友だちと声をかけ合いながらしっかりと身体を動かせるような環境を整える
室内でサーキット遊びができるよう、平均台やトンネルなどを配置し、「どんなふうにすすむといいかな?」と工夫しながら取り組めるようにサポートする
おもちゃの片付けの際には「このはこにいれるときれいにしまえるね」と提案し、片付けを楽しい活動として捉えられるよう工夫する
室内遊びが終わったら「つぎのあそびのまえにてをきれいにしよう」と伝え、手洗いを楽しく習慣づける声かけを行ない、衛生意識を高める
午睡前には、ひなまつりや春にちなんだ絵本の読み聞かせを取り入れ、「おひるねのじかんがくるとげんきになるね」と伝えながら、落ち着いた雰囲気で過ごせるようにする
帰りの会では、あたたかい服装の必要性や次の日の天気について話し、「あしたもあたたかくしてげんきにきてね」と次の日の身支度について、それぞれが考えられるような言葉を伝えていく
外遊びから帰った際には温かいタオルを用意し、手が冷えたときに「てがつめたくないかな?」と声をかけながら温められるようにして、子どもたちが安心して過ごせるようにする
室内遊びの前には転倒や滑りに注意してスペースを整え、「すべりやすいところにきをつけてあそぼうね」と子どもが安全に活動できるように配慮する
給食前の手洗いでは、食事を楽しみに感じられるよう「きれいにしてからたべるとおいしいね」と伝え、衛生管理を意識した手洗いを進める
午前中には体操やダンスなどを取り入れ、「いっぱいうごくとぽかぽかしてくるね」と身体が温まる工夫をしながら活動的に過ごせる環境を整える
年上の子といっしょにおはじきやかるたを楽しむ時間を設け、「いっしょにあそぶとたのしいね」と声かけしながら、異年齢の交流を自然に楽しめる機会を設ける
その他の3月の「3歳6カ月~3歳11カ月向け」項目別の個人案例文はこちらをご覧ください。
3歳6カ月~3歳11カ月向けの「環境構成・保育者の援助」の例文を参考に、3月の個人案を作成しよう
3歳6カ月~3歳11カ月の子どもたちが、安心してのびのびと過ごせるよう、保育環境や援助の工夫を心がけましょう。
室内では空気の入れ替えや快適な温度に気を配り、子どもたちがリラックスして過ごせる空間づくりを行なえるとよいですね。
また、子どもたちが楽しんでいる遊びや活動にじっくりと目を向け、成長に合わせた援助を考えていきましょう。
上記の例文を参考に個人案を作成してみてくださいね。