「保育園の卒園式はいつ?」と気になる方も多いのではないでしょうか。卒園式は、子どもたちにとって新たな一歩を踏み出す大切な節目。笑顔で迎えるために、日程や当日の流れ、準備のポイントを抑えておきましょう。今回は、2025年の卒園式がいつなのか、当日の流れや準備ポイント、トラブル防止対策まで詳しく紹介します。
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保育園の卒園式はいつ?午前と午後どちらで開催される?
保育園の卒園式は、例年3月中旬から下旬にかけて開催されることが一般的です。
特に、2025年は3月20日(水)の春分の日を挟む週末に開催する園が多いかもしれません。
当日は午前中に式典を行ない、午後や夕方から謝恩会を行なうケースがあるようです。
式の時間はおおむね1時間~1時間半といわれています。
なお、地域や保育園ごとにスケジュールが異なるため、事前に日程を確認しておくことが大切です。
保育園の卒園式の流れ
卒園式は以下のようなプログラムで進行されるのが一般的です。
- 開会の言葉: 司会者が式の開始を宣言します。
- 卒園証書授与: 園長先生が一人ひとりに卒園証書を手渡します。
- 園長先生の挨拶: 子どもたちへ卒園のお祝いと小学校入学に向けた激励の言葉を述べます。
- PTA会長の挨拶: PTAの代表者の方が挨拶をします。
- 在園児からの贈る言葉: 在園児が歌や言葉で卒園児にお祝いの気持ちを伝えます。
- 卒園児からのお別れの言葉: 卒園児が保護者や先生への感謝の気持ちを表します。
- 卒園の歌: 全員で歌を歌い、思い出を共有します。
- 閉式の言葉: 司会者が式の終了を宣言します。
- 記念写真撮影: クラスごとで写真撮影を行ないます。
園によってプログラム内容が変更される場合もあるため、流れを事前に把握し、共有することが大切です。
保育園の卒園式の準備ポイント
保育園で卒業式をスムーズに行なうための準備のポイントを紹介します。
卒園証書の準備
卒園証書は式の象徴ともいえる重要なアイテムです。
業者に依頼する場合は、発注のタイミングを見計らい、余裕を持って手続きを進める必要があるでしょう。
その際は、子どもの名前や生年月日が正確に記載されているか、チェックすることが大切です。
間違いを防ぐため、職員全員でチェックする仕組みを取り入れるとよいでしょう。
お祝いの雰囲気を作る会場づくりを心がける
スムーズに会が進むように座席の配置や動線なども考えてみましょう。
また、保育園らしい温かさを演出するために、子どもたちの手作り作品などを壁面に飾り、お祝いの雰囲気を作り上げることができるとよいですね。
例えば、子どもたちが描いた絵や折り紙の花を飾ったり、行事のクラス写真を貼ったりと工夫してみましょう。
また、入口にアーチを飾ると特別な思い出になるだけでなく、記念撮影スポットとしても人気を集めそうです。
【アーチ例】
風船アーチ
桜のアーチ
職員同士で役割を分担する
卒園式では、事前に職員同士で役割を分担し、当日の流れをしっかり確認しておくことが重要です。
たとえば、受付担当や会場の誘導、記念品の準備など、それぞれが責任を持って取り組めるように役割分担を明確にしておきましょう。
また、進行役やタイムキーパーなど、当日の流れの役割を割り振ることも大切になるでしょう。
事前の打ち合わせでは、式の進行や担当業務について具体的に話し合い、不明点を解消しておくことがポイントです。
当日は互いに声を掛けながら、子どもたちと保護者が安心して卒園式を迎えられるようにしましょう。
保育園の卒園式のトラブル対策
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卒園式は子どもたちや保護者にとって大切な節目ですが、保育士としては予期せぬトラブルが起きないよう、しっかりと準備を整える必要があります。
ここからは、卒園式で起こりやすいトラブル対策を紹介します。
子どもの体調不良への対応
卒園式の日は普段と違う雰囲気や緊張感から、子どもたちが体調を崩しやすくなることがあります。
また、風邪の治りかけや季節の変わり目で体調が万全でない子もいるかもしれません。
式の間も子どもたちに異変がないかチェックしながら、体調不良の子がいた場合は保健室に付き添うなどの配慮を行ないましょう。
写真撮影に関する対応
卒園式では、子どもたちの成長を写真に収めたい保護者が多いため、写真撮影時にトラブルが発生することがあります。
撮影エリアでの場所取りや、立ち位置による他の保護者との衝突などがあるかもしれません。
あらかじめトラブルを回避できるように撮影ルールのおたよりを配布するなどの準備をしましょう。
子どもが泣き出す場合の対応
卒園式で緊張やさみしさで泣き出す子もいるでしょう。
特に、卒業証書授与の際、自分の番が近づいたときに不安を感じ、泣き止まなくなることが考えられます。
本番前にリハーサルを行ない、卒園式の流れを子どもたちに理解してもらうことで緊張を和らげられるとよいですね。
当日も「先生がそばにいるよ」「みんないっしょだよ」と安心してもらえるような声かけを行ないましょう。
また、泣いている子がいる場合、子どもの気持ちが落ち着くまでサポートし、無理のない範囲で式に参加できるような配慮を心がけましょう。
保育園の卒園式がいつなのかを確認し、事前準備を大切にしよう
子どもたちの門出を祝う卒園式。
多くの保育園では、年度初めに卒園式の日程を決定することが一般的です。
そのため、早めに計画を立て、余裕を持って準備を進めることが大切です。しっかりと事前準備を行なうことで進行がスムーズに進むでしょう。
また、職員同士の連携も重要です。
特に新卒の保育士さんや卒園式の運営に初めて関わる方がいる場合、役割分担や進行の流れを丁寧に説明し、全員が安心して準備に取り組める環境を整えられるとよいですね。
なお、「保育士バンク!新卒」では、保育学生さんや新卒保育士さん向けに保育ネタや子どもへの接し方などさまざまな記事を配信しています。
なお、就活のサポートも実施しているので「自分がどんな園で働けばよいのかわからず、迷っている」などというお悩みを抱いている方は、お気軽にご相談ください。