どんな効果があるの?「ベビーマッサージ」とは


赤ちゃんとのスキンシップの一つして、近年ベビーマッサージが注目されていますよね。
ベビーマッサージとは、名前の通り、赤ちゃんのためのマッサージです。
ベビーマッサージスクールが開催されていたり、保育園などでも保護者対象にベビーマッサージのイベントを行なっている園もあるそうです。
保育士を目指すみなさんもなんとなく聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか。

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ただ、効果などを具体的には知らない人も多いかもしれませんね。
今回は、ベビーマッサージとはどのようなものか、その効果などをご紹介したいと思います。
ぜひチェックしてみてくださいね。

〇ベビーマッサージとは(1)脳の発達を促す
ベビーマッサージは、赤ちゃんの脳の発達に働きかける効果があると言われています。
なぜなら、触覚は五感の中でも特に重要で、ベビーマッサージをすることで触覚が刺激され、脳の働きを活発にするからだそうです。

〇ベビーマッサージとは(2)免疫力を高める
ベビーマッサージを行なうと、皮脂の分泌が促進でき、リンパの流れも良くなるので、感染などに対する体の抵抗力や免疫力が高まると言われています。

〇ベビーマッサージとは(3)体の機能を高める
ベビーマッサージを行なうと、筋肉がリラックスして関節の動きも良くなり、運動機能を高めることができます。
また、お腹まわりを刺激することで、便秘解消や下痢にも効果があると言われています。

〇ベビーマッサージとは(4)精神的に安定する
ベビーマッサージは赤ちゃんの素肌と親の手が触れ合うスキンシップができるマッサージなので、赤ちゃんに安らぎを与えることができ、愛情を感じることができます。
情緒が安定するという点でも最適な方法かもしれません。

〇ベビーマッサージとは(5)睡眠の質が上がる
ベビーマッサージで体がリラックスすると、赤ちゃんの良質な眠りにつながると言われています。

〇ベビーマッサージとは(6)スキンケアもできる
赤ちゃんの肌はやわらかで繊細で、乾燥しやすいです。
オイルを使ってベビーマッサージを行なえば、赤ちゃんの肌が保湿できるので、スキンケアとしても良い方法です。
また、肌に直接触れることで、肌の調子や体調の変化をしっかりと読み取ることもできます。

〇ベビーマッサージとは(7)ママにも良い
ベビーマッサージを行なう母親自身は、ゆったりとした時間の中で赤ちゃんに寄り添って反応や気持ちを感じ取ることができるので、より深い愛情を赤ちゃんに感じることができるようになります。

◆いつか自分の赤ちゃんにも!「ベビーマッサージ」のやり方


親子の愛情が深まり、心や体・脳にも効果があると言われているベビーマッサージ。
いつか自分の赤ちゃんにもやってあげたいですよね。

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以下では、ベビーマッサージのやり方を具体的にご紹介します。
保育士としても知っておくと役立つこともあるかもしれないので、ぜひご一読くださいね。

〇ベビーマッサージのやり方(1)準備する物
ベビーマッサージをするときは、綿のタオルとマッサージオイルを準備すると良いでしょう。
赤ちゃんの肌はデリケートなので、寝かせるときに肌に刺激の少ない清潔でやわらかい綿のタオルを敷いて寝かせてあげると良いのです。
それから、マッサージオイルは赤ちゃんの肌すべりを良くし、保湿もできるので、マッサージの前に用意しておくと良いですよ。
敏感な肌にも使える100%植物性のオイルなどがオススメです。

〇ベビーマッサージのやり方(2)場所
ベビーマッサージをする場所は、なるべく静かで集中できる場所を選ぶと良いと思います。
親子共にリラックスできると思いますよ。
また、ベビーマッサージは赤ちゃんを裸にして行なうため、室温は25度程度にしてから始めましょう。

〇ベビーマッサージのやり方(3)具体的なやり方
ベビーマッサージのやり方の一例をご紹介しますね。

1.足のベビーマッサージのやり方
まずは赤ちゃんを仰向けに寝かせてスタートしましょう。
両手で赤ちゃんの足を片足ずつ掴むようにして、左手→右手の順に太ももから足首に向かってなでおろします。
片足2、3回行ない、もう片足も同じように行ないます。
次に両手で赤ちゃんの片方の足首の両側を挟み、左右に2、3回振って足首をほぐします。
もう片足も同じように行ないます。
それから、赤ちゃんの片側のお尻を軽く持ち上げて、内側から外側に向かって円を描くように2、3回マッサージします。
もう片方も同じように行ないます。
そして、赤ちゃんの両足の太ももを持ち、手を太ももの裏に返したあと、足首までゆっくり滑らせます。

2、股関節のベビーマッサージのやり方
赤ちゃんの足首を持って両足を持ち上げたら、ゆっくり下ろします。

3、お腹のベビーマッサージのやり方
赤ちゃんのお腹の上に手を置いて時計回りに2、3回円を描くようにマッサージします。

4、腕から首や胸にかけてのベビーマッサージのやり方
赤ちゃんの手首を持って両手を伸ばしたり曲げたりを2、3回行ないます。
首の下から肩まで優しくさすり、肩から手の先までも優しくさすります。

5、背中からお尻・足にかけてのベビーマッサージのやり方
次は赤ちゃんをうつ伏せにして、首の付け根からお尻にかけて両手で背中をさすります。
次に、逆方向の腰→背中→手先にかけてさすり、リンパの流れに働きかけます。
そして、手首→肩→お尻→足首をたどって体全体をなでおろします。

◆ベビーマッサージ後に湿疹が!続けても平気?


そんな、流行のベビーマッサージですが、ベビーマッサージ後の湿疹や、ベビーマッサージ中のぐずりなど、ベビーマッサージによるトラブルが起こることもあるようです。
今回はそんなベビーマッサージトラブルについて原因や対応をご紹介したいと思います。

〇ベビーマッサージトラブル(1)湿疹
ベビーマッサージでは、オイルを使うことで肌を保湿して健やかな状態に導く効果もあると言われています。
ただし、赤ちゃんの肌はとてもデリケート。
場合によっては湿疹が出てしまうこともあるようなのです。
ベビーマッサージで湿疹が出る原因として考えられるのは、主に2つあるようです。
デトックス効果として体の老廃物や毒素が排出されて湿疹となって皮膚に出てくること、それから、オイルに対してのアレルギー反応で湿疹が出てくること、これらの2つです。
デトックス効果としてあらわれる湿疹に関しては、基本的に心配する必要はないようです。
しかし、アレルギー反応で湿疹が出た場合は不安ですよね。
湿疹が出た時は、熱がないか、食欲はあるか、時間が経つとともに湿疹が薄くなるか、痒がっていないか、という点をチェックしましょう。
それらの点に問題がなければ心配する必要はないと思いますが、心配な時は念の為医師に相談すると良いでしょう。
また、急な湿疹で慌てないためにも、事前にオイルのパッチテストをしておくことも大切ですよ。
赤ちゃんに合うオイルで気持ちよくマッサージをしてあげましょう。

〇ベビーマッサージトラブル(2)ぐずる
ベビーマッサージ中に赤ちゃんがぐずり出してしまうこともありますよね。
途中で疲れてしまう赤ちゃんや、裸にされてビックリする赤ちゃん、お腹が空いた赤ちゃんなど、赤ちゃんにも色々と都合があります。
特に初めてやる場合は始めから戸惑ってぐずってしまうこともあるようです。
赤ちゃんがぐずった時は焦らず、赤ちゃんの気持ちをしっかり読み取って対応するようにしてくださいね。
赤ちゃんが途中で疲れているようなら回数や時間を減らしてみたり、裸にされてぐずるようならお腹にタオルをかけて落ち着かせてあげてみたり、お腹が空いているようなら授乳をするなど、焦らずにまずは落ち着かせてあげましょう。
ぐずった状態でベビーマッサージを無理に続ける必要はありません。
あくまで赤ちゃんの様子を見て進めていくことが大切です。
反応が悪ければ、その日はおしまいにしても良いと思いますよ。

〇ベビーマッサージトラブル(3)その他
赤ちゃんのお肌はとてもデリケート。
うっかり大人の爪で傷つけないように、爪をしっかり切っておくことも大切ですよ。
ベビーマッサージを行なう前にしっかり手を洗い、指輪などを外しておくことも大切です。
それから、空腹時や満腹時にベビーマッサージを行なうと気分が悪くなってしまうことがあるようです。
ベビーマッサージは授乳・食事の1~2時間後を目安に行なうことにしましょう。
ベビーマッサージの後は水分補給をしっかりしてあげてくださいね。

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