保育士さんの仕事内容について知りたい保育学生さんもいるのではないでしょうか。保育士さんは、子どもの保育だけではなく書類作成や保護者対応といった事務作業も多く、さまざまな仕事を行っているようです。今回は、就活前に知っておきたい保育士さんの仕事内容について、一日のスケジュールとあわせて説明します。
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保育士の仕事内容とは
保育士さんの仕事は、乳幼児への遊びの補助や食事・睡眠・排せつ・着替えの介助などが挙げられます。一方で、乳幼児の保護者や地域との交流、外部研修への参加など、その他にもやるべき仕事はたくさんあります。
では、具体的にどのような仕事内容なのでしょうか。
主な保育士の仕事内容
保育士さんの主な仕事内容について、対象者ごとに紹介します。
上記以外にも、保育園によって仕事内容の項目は変わってくることもあるでしょう。
保育士さんの仕事は対象者によってもたくさんあり、内容も多岐に渡っています。
次に、保育士さんの勤務時間について見ていきましょう。
保育士の勤務時間
保育士さんの勤務時間は勤務先の保育園によっても異なりますが、1日8時間が一般的となっています。また、早朝保育や延長保育を行っている保育園の場合「早番・中番・遅番」の三交代でシフトを組みながら勤務時間を決めているケースもあります。
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【シフト例】
- 早番:7:00~16:00頃
- 中番:8:30~17:30頃
- 遅番:9:30~19:00頃
時期によって、閉園後に行事の準備やおたよりの作成などをすることがあります。その分、残業が発生することもあるかもしれません。
休日は基本的に土日祝日で、週休2日制を導入している園が多いですが、土曜日や日曜日に保育を行う園もあるようです。その場合は、平日休みになるでしょう。
保育さんの仕事内容と勤務時間を押さえたところで、実際の一日のスケジュールを見ていきましょう。
保育士の一日のスケジュール
保育士さんの一日の仕事スケジュールは、どのような流れとなっているのでしょうか。一般的な保育園でのタイムスケジュールを紹介します。
午前のタイムスケジュール
まずは保育園における午前のタイムスケジュールを紹介します。
保育士さんは、出勤してから前日の引継ぎ事項・今日のスケジュールを確認後、登園してくる園児を出迎える準備をします。園児たちと挨拶をしながら、健康状態のチェックをすることがかなり重要で、保護者から子どもについて伝えられる場合もあります。
保育園にいる間に発熱するなど体調を崩すことも考えられるので、朝だけでなく日中も子どもたちとふれあいながらしっかり様子を確認しましょう。
午後のタイムスケジュール
続いて保育園の午後のタイムスケジュールを紹介します。
以上、簡単に保育園の一日のタイムスケジュールを紹介しました。
この他に職員会議や研修などがある場合もあります。常に子どもたちを見守りながら次の業務に移らなければならないので、なかなか気が休まらない仕事内容かもしれません。
保育士の仕事におけるやりがい
スケジュールを見た通り大変な仕事内容の保育士さんですが、それでも頑張って続けられるのはやはり保育という仕事に大きなやりがいを感じているからでしょう。
実際に、保育士さんはどのようなときにやりがいを感じているのでしょうか。
子どもの成長を感じるとき
子どものそばで寄り添い、成長を間近で感じられることは保育士さんの特権です。子どもは数えきれないほどの成長を日々見せてくれます。
また1年を通して成長が見られることも保育士のやりがいの一つといえるでしょう。一人ひとりの成長はもちろんですが、クラスとしてのまとまりも4月当初と年度末の3月では格段に違います。立派に卒園・進級していく子どもたちを送り出す瞬間はまさに感無量かもしれません。
行事やイベントが成功したとき
一つの大きな行事を乗り越えることで、子どもだけではなく保育士さんも達成感を味わうことができるでしょう。行事は当日に向けて内容を計画したり、子どもたちと何度も練習や準備を積み重ねたりします。本番が成功すると、保育士同士の団結も強まり、保育士としての自信にもつながるかもしれません。
保護者から感謝されたとき
保護者から「先生が担任でよかった」「いつもありがとうございます」と感謝の気持ちを言ってもらえるときも、保育士としてやりがいを感じる瞬間のようです。
たくさんの保護者と接する中では、上手くコミュニケーションがとれないことで悩むこともあるようでしょう。しかし保護者からの感謝の気持ちを伝えられることで、「保護者対応を頑張ってよかった」と思うことができ、保育士としての魅力を再確認できるかもしれません。
保育士の仕事内容を把握して、就職後や実習に活かそう
今回は、保育さんの主な仕事内容や勤務時間、タイムスケジュールなどを紹介しました。
保育士さんのスケジュールを見る通り、毎日やることが多くて大変な仕事かもしれません。しかし、それ以上にやりがいを感じられる瞬間がたくさんあって、魅力満載なのも保育の仕事ならではのようです。
保育士さんの仕事内容を把握して就職後や保育実習に活かしながら、「自分だからこそできる保育」をどんどん試して実践していってくださいね。