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保育実習で新聞遊びを楽しもう!年齢別のねらいや製作、ゲームのアイデア

新聞遊びを保育実習や入職後に取り入れたいと考える学生さんもいるでしょう。ねらいや遊び方を押さえておけば、指導案をスムーズに書けるかもしれません。今回は、1歳児から2歳児の乳児クラスと、3歳児以上の幼児クラス向けの新聞遊びのアイデアを紹介します。また、実習に取り入れるときのポイントもまとめました。

新聞を読む赤ちゃん

KPG_Payless/shutterstock.com



保育園で行う新聞遊びとは

新聞遊びとは、不要になった新聞紙を自由に破いたり丸めたりしながら、感触や形の変化を楽しめる遊びです。


新聞紙は小さな子どもの手でも扱いやすいため、幼児クラスの3歳児・4歳児・5歳児はもちろん、乳児クラスの1歳児・2歳児も楽しく安全に遊ぶことができる素材と言えるでしょう。また、保育園や各家庭での収集もしやすく、簡単に取り入れられるのもメリットの一つです。


雨天時や冬の寒い日など、室内で身体を動かしたり自由に製作を楽しんだりしたいときに、新聞紙があればさまざまな遊びに発展させられるかもしれません。



保育で新聞遊びをするねらい

新聞遊びには、どのようなねらいがあるのでしょうか。乳児クラスと幼児クラスに分けて見ていきましょう。



乳児クラスにおけるねらい


乳児クラスが行う新聞遊びのねらいとして、以下が挙げられます。


  • 新聞紙をちぎったり、丸めたりすることで手や指先を使って自由に遊ぶ
  • 感触や形の変化の違いを楽しむ
  • さまざまな形に変化させることで、想像力を養う

乳児クラスの子どもたちと遊ぶときは、新聞紙をグシャグシャにして音を出したり細かくちぎったりと、自由に遊べるよう援助しましょう。自分で扱うのが難しい0歳児の場合、保育学生さんが丸めたり破いたりするのを見せれば、音や変化を楽しめるかもしれません。


また、子どもを抱っこしながら新聞紙を触り、「握るとクシャクシャって音がするね。おもしろいね」などと声をかけながらいっしょに感触を味わうのもよいでしょう。


新聞紙の感触を五感で楽しみながら、子どもの手指の運動を促せるとよいですね。



幼児クラスにおけるねらい


幼児クラスの新聞遊びのねらいとして、以下が挙げられるでしょう。


  • 新聞紙を使った見立て遊びを通して、想像力を高める
  • 手指を使ってイメージするものを製作する
  • 新聞紙を使ったゲームを通して、保育者や友だちとのコミュニケーションを楽しむ

幼児クラスでは、1歳児や2歳児のように手や指先を動かして楽しむだけでなく、新聞紙の形から別のものに見立てる発想力を育むなどのねらいがあるようです。また、新聞紙を使ったゲームを通していろいろな使い方ができることを知り、子どもたちの視野や想像力を広げるきっかけとなるとよいですね。



保育実習で新聞遊びをするときのポイント

保育実習などで新聞遊びをするときにはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。ポイントをくわしく見ていきましょう。



子どもが口に入れないよう注意する


乳児クラスでは、子どもが手に取った新聞紙を口に入れてしまうことがあるかもしれません。新聞紙は唾液で簡単に溶けてしまうため、保育者の目が届かないところで口に入れても気づかない恐れもあります。


0歳児の子どもには、保育士さんが見せて遊ぶだけにするなど、直接触れないよう配慮するとよさそうです。1歳児や2歳児については、何でも口に入れる時期がある程度落ち着いてから新聞遊びを導入するのが望ましいかもしれません。



周囲の安全に配慮する


新聞遊びをするときは、スペースを広く取り、周囲の安全に配慮することが大切になります。


新聞紙を床に広げると、滑りやすくなってしまうことも考えられます。周囲のものを片づけてマットを敷いておくなど、子どもが転ぶことも想定した配慮をしておくとよいでしょう。


また、ゲームで室内を動き回るときに子どもが滑ってしまわないよう、床に散らばった新聞紙を片づけてから行うという配慮も必要です。



遊んだあとは手洗いをする


新聞遊びのあとは、必ず子どもの手洗いを促しましょう。


新聞紙を触るとインクが子どもの指につき、汚れることもあります。そのままの手で別の物に触ると、インク汚れがうつってしまうことも考えられるでしょう。そのため、遊び終わったらできるだけすぐに子どもの手洗いを促すこともポイントの一つになります。


新聞遊びのねらいやポイントを押さえたところで、ここからは、年齢別のアイデアを紹介します。



【乳児クラス向け】新聞遊びのアイデア

まずは乳児クラス(1歳児・2歳児)向けの新聞遊びのアイデアを見ていきましょう。導入、製作、ゲームのカテゴリごとに紹介します。



導入


乳児クラスで新聞紙遊びの導入をするときは、新聞紙や紙を題材にした絵本や、「カサカサ」「くしゃくしゃ」などの擬音が出てくる絵本の読み聞かせをするとよいでしょう。


絵本のなかで表現されていた音が実際に聞こえる面白さを味わえるかもしれません。また子どもの前で、実際に学生さんが新聞を破いて見せ、「ビリビリって簡単に破れるね!みんなもやってみる?」と声をかけて注目を引くのもよいでしょう。



製作



新聞紙のお風呂

1.室内で使えるビニールプールや大きめのダンボールを用意してお風呂に見立てます。

2.学生さんと子どもが新聞紙を細かくちぎり、お風呂の水としてたくさん溜めればできあがりです。


新聞紙のお風呂ができあがったら、なかに入って全身で感触を楽しんでみましょう。子どもが先になかに入り、学生さんが「新聞紙のシャワーだ!」と言いながら少しずつ細かくちぎった新聞紙を降らせるのもおもしろいかもしれません。


にょろにょろへび

1.新聞紙の上にPEテープの片側を置き、PEテープもいっしょに巻き込んで新聞紙を丸めます。

2.同じ流れで新聞紙を3個から5個ほど丸めます。

3.先頭の新聞紙を尾に見立てて細くすればできあがりです。


テープの部分を持って左右に揺らしながら引っ張ると、にょろにょろと動くへびになります。へびを引きながらいっしょに室内を散歩するのもおもしろそうですね。


新聞おばけ

1.大きめの新聞紙を2枚使って、半球の形をしたものを2つ作ります。

2.平らな部分を完全にくっつけないように、一部分だけテープで留めます。

3.画用紙で作った目玉やおばけのベロなどをつけてできあがりです。


テープを留めるところはコツが必要なため、学生さんが行うとよいでしょう。

新聞紙の隙間から平らな部分を指で掴めば、パペットのように口をパクパク動かせるおもちゃになります。学生さんが動かし、「食べちゃうぞー」などと言って子どもたちとスキンシップをはかるのも楽しいかもしれませんね。



ゲーム



これなんだ?ゲーム

1.新聞紙を4つ折りにしてから、折り重なっている箇所をハサミで切って直径15〜20cmくらいの穴をあけます。

2.新聞紙を広げたあと、穴から絵やぬいぐるみなどをチラッと見せ、子どもたちに「これなんだ?」と問いかけてクイズを楽しみます。


クイズをするときは、ぬいぐるみのしっぽや足などわかりにくそうな部分から見せ、徐々に特徴的な部分を見せていくのがコツになります。子どもたちが次々に回答する時間も楽しみながら、ゲームを進められるとよいですね。


引っ張り合いゲーム

1.1枚の新聞紙を2人の子どもたちが持ち、左右から新聞紙を引っ張り合います。

2.破れたときの新聞紙の面積が大きい子どもが勝ちです。


1歳児や2歳児もルールを理解しやすい、簡単なゲームです。子どもが新聞紙を引っ張った勢いで転んでしまわないよう、座りながら行うとよいかもしれません。子ども同士だけでなく、学生さんと引っ張り合いをするのもおもしろそうですね。


玉入れ

1.子どもが新聞紙を丸め、ボールをたくさん作ります。

2.保育士は玉入れのカゴ(洗濯カゴやダンボールなど)を持って、保育室の中央に立ちます。

3.「よーい、ドン」のかけ声とともに、子どもたちがボールをカゴに投げ入れます。


このゲームは新聞紙を玉入れのようにカゴに入れてもらう遊びです。


カゴを子どもたちよりも少し高い位置で持てば、的に向かって物を投げる練習にもつながるかもしれません。また、子どもたちを2つのチームに分け、「どっちが早く新聞紙をカゴに入れられるかな?」という競争にしても盛り上がりそうですね。


このゲームを新聞遊びの最後に導入すれば、床に散らばった新聞紙を丸めてカゴに入れるという動作を楽しみながら、部屋の片づけをすることもできるかもしれません。

上で紹介した「これなんだ?ゲーム」のやり方と「にょろにょろヘビ」の作り方は、以下の動画を参考にしてみてくださいね。


参考動画:新聞紙遊び「これなんだ?ゲーム」と「にょろにょろへび」/保育士バンク!

【幼児クラス向け】新聞遊びのアイデア

新聞紙のかぶとをかぶる男の子

TAGSTOCK1/shutterstock.com


次に、幼児クラス(3歳児・4歳児・5歳児)向けの新聞遊びのアイデアを、カテゴリごとに紹介します。



導入


幼児クラスでは、導入として新聞紙にどのようなことが書かれているのかいっしょに見てみるとよいでしょう。


天気予報や住んでいる地域の情報など子どもが親しみやすいページを見たり、自分の名前と同じひらがなを探してみたりと、新聞紙のなかからさまざまな発見を楽しみます。そうすることで、本来の新聞の役割やおもしろさを知るきっかけにもなるかもしれません。


また、新聞紙は読んでから遊んだり、リサイクルに回したりするという流れも理解することができそうですね。


そのほか、導入として新聞紙を使ったマジックで子どもたちを惹きつけるのもおもしろいでしょう。「ぼくも作ってみたい!」と、新聞遊びへの意欲を引き出すことができるかもしれません。


簡単にできるマジックのやり方は、以下の動画を参考にしてみてくださいね。

参考動画:引っ張るだけで飛び出る新聞紙ツリー/保育士バンク!



製作



積み木

1.2枚重ねにした新聞紙を2回折り、折り目を3つつけます。

2.左右の面を重ね合わせてテープで留め、三角柱を作れば積み木の一つのできあがりです。

3.(1)と(2)を繰り返し、いくつか積み木を作って遊びます。


積み木を使って、いろいろな積み方に挑戦してみましょう。

上下に重ね合わせてピラミッド型にしたり、互い違いに積んでビルのように高く積み上げたりと、自由に立体遊びを楽しんでみてくださいね。


ファッションショー

1.見開きの新聞紙の真ん中に穴を空けて頭からかぶって洋服にしたり、細長く折ってベルトにしたりして、ファッションアイテムを作ります。

2.学生さんが用意したシールやマスキングテープなどで装飾して、思い思いにオシャレをします。

3.一人ひとりが前に出て、オシャレのポイントを話すなどしてファッションショーを楽しみます。


ワンピースやマントなど、工夫次第でさまざまなアイテムを作れるでしょう。クラスの友だちと協力して作ったり、見せ合ったりすることで、表現力や協調性も育めるかもしれません。


難しい工程は学生さんが手伝うなどして、子どもが自由に表現できるよう援助できるとよいですね。


新聞紙でおままごと

1.新聞紙を細長くちぎって麺に見立て、スパゲッティやラーメン、うどんを作ります。

2.丸めた新聞紙に白と黒のビニールテープを巻き、おにぎりを作ります。

3.小さく丸めた新聞紙を3つ作り、割り箸を通してお団子を作ります。

4.作ったアイテムを使っておままごと遊びを楽しみます。


このように、新聞紙にデコレーションをするなどのアレンジを加えれば、さまざまな食べ物を作ることができるでしょう。


手作りしたアイテムと普段の保育で使っているおもちゃを併せて使い、おままごとを楽しんでみてもよいですね。



ゲーム



魚釣りゲーム

【魚】

1.新聞紙を縦長になるよう手で破ります。

2.新聞紙をふんわりと半分に折り、先端をねじってさかなの尾びれを作ります。

3.頭の先端部分にクリップを挟んだらできあがりです。


【釣り竿】

1.割り箸の先にタコ糸を結びつけます。

2.糸の先にテープで磁石を留めればできあがりです。


魚は、目玉や折り紙、PEテープなどをつけてデコレーションすれば、カラフルに仕上がるでしょう。釣り竿の糸の長さを調整すれば魚釣りの難易度が変わるので、子どもの年齢や様子にあわせてアレンジして楽しんでみてくださいね。


新聞紙と風船のリレー

1.クラスで2つか3つのチームを作ります。

2.子どもたちは2人1組になって、広げた新聞紙の両端をそれぞれ持ちます。

3.学生さんが新聞紙の上に風船を乗せ、スタートの合図と同時に子どもたちは協力して風船を落とさないように走ります。

4.コーンなどを置いて折り返すか、または室内を一周して戻ってきたら次のペアに交代し、全員がゴールしたチームが勝ちとなります。


このゲームでは子どもが広く動き回るので、周囲の物を片づけてから広いスペースで行うなど、安全に配慮しましょう。風船を落とさずに運ぶには、友だちと息を合わせて進むことが重要になるので、バランス感覚や協調性が育まれそうですね。


新聞島

1.2人1組になり、1人ずつ新聞紙を広げて乗ります。

2.相手とじゃんけんをし、負けた方は新聞紙を半分に折って再度乗ります。

3.(2)を繰り返し、新聞紙の上に立てなくなった方が負けです。


このゲームは、じゃんけんのルールを理解できるようになる3歳児以上の子どもが楽しめるでしょう。小さくなった新聞紙に乗る動きを繰り返すことで、バランス感覚を養えそうです。


1対1で遊ぶだけでなく、学生さん対クラスのみんなでじゃんけんをして、最後まで立っていられた子どもがチャンピオンというルールにアレンジしてもおもしろいかもしれませんね。


新聞島の遊び方については、以下の動画を参考にしてみてくださいね。

参考動画:新聞紙あそび5選「新聞島」/保育士バンク!



保育実習での新聞遊びにさまざまなアイデアを取り入れよう

今回は、新聞遊びのねらいやポイント、年齢別のアイデアを紹介しました。


感触や音を楽しむことができる新聞紙遊びは、アイデアによって0歳児や1歳児、2歳児の乳児クラスから取り入れることができそうです。<また3歳児や4歳児、5歳児クラスではじゃんけんと組み合わせたゲームに活用するなど、幅広い遊びができるのもメリットといえるでしょう。


保育実習や入職後の活動に新聞遊びを取り入れて、子どもたちとさまざまな遊びを楽しんでみてくださいね。