保育実習の前に準備したい7つのもの!

こんにちは、保育ライターの佐藤愛美です。
今回は、私の実経験をもとに、保育実習をスムーズに行うために事前に準備をしておいたほうが良いもの「7つ」をご紹介します!

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大学で4年間保育の勉強をした私も、公立園、私立園、児童福祉施設、地域の子育て支援施設、小規模保育を行っているナーサリーなどで保育実習をしました。
実習中は慣れないことばかりで慌ただしく、さらに活動の準備や記録作成も重なり余裕がなかったことを覚えています。
また、実習がスタートしてから「あれを準備しておけば良かった!」と反省したことも何度かありました……。
実習が始まってから慌てないように、ぜひ準備の参考にしてみてください。

1.子どもたちの前でパッと取り出せる「保育の引き出し」

手遊び、手袋シアター、わらべうたなど、大掛かりな準備をしなくてもすぐにできる遊びをいくつか準備しておくことをおすすめします。
部分実習や責任実習を行う場合は、事前に日案を作成し、練習をしてから臨のぞむと思いますが、それ以外のちょっとした空き時間(活動と活動の繋ぎ目の時間、給食の配膳を待つ時間、プールで先に着替えた子が集合した時間などなど)に、「実習の先生、お願い」とその場を任されることがあります。
これだけは自信がある!と言える引き出しを2-~3つほどストックしておくことで、実習中も心の余裕が生まれるはずです。

2.着替えは少し多めに準備する

子どもたちと一緒に園庭で遊び、工作では絵の具を使い、部屋の掃除をする……そんな1日を過ごしていると、朝は綺麗だったエプロンが夕方には汚れています。特に夏場は汗もかきます。
また、乳児クラスでは、オムツ替えや授乳、抱っこでの寝かしつけをするため、汗や鼻水、吐乳で保育着が汚れるのは当たり前。実習中は、Tシャツやエプロンの替えを持っていきましょう。
綺麗な保育着を着ることは、自分が快適に過ごすためという理由もありますが、同時に子どもたちの衛生や健康への配慮でもあるのです。鼻水で汚れたエプロンを介して風邪がうつってしまうおそれも。
いつも綺麗な衣服で、子どもたちに接するようにしたいですね。

3.健康と安全に関する最低限の知識

実習生は勉強中の身であるため、分からないことがあって当然です。しかし、健康と安全に関する最低限の知識は身につけてから保育現場に入るべきだと思います。
実習中には、子どもたちが転んで怪我をしたり、たんこぶを作ってしまったりする場面にも遭遇します。
そんな時、正しい手当ての仕方を知っておくことで、焦らずに対応することができるのです。
また、インフルエンザや麻疹、溶連菌など、季節ごとに流行する感染症や、
乳児期に発症する突発性発心など、年齢によってかかりやすい病気についても、知っておいたほうが良いと思います。
子どもの体の異常を、実習生が発見する場合もあるので、「もしかして」と気付いたことがあれば、必ず担当保育士に伝えましょう。

4.園歌や今月の歌を事前に確認する

実習中は、ピアノの伴奏を任されることもあります。
ピアノがあまり得意でない私は、事前に楽譜を貰い、園歌や季節の歌を練習するようにしていました。
実習が始まる前には、実習園と打ち合わせの時間があると思うので、その際に担当クラスで歌っている曲を聞いてみてください。
園によっては、朝や夕方の空き時間にピアノを貸してくれる場合もあります。
家にピアノがなくて練習できない場合は、ピアノの練習を打診申し出てしてみると良いかもしれません。

5.記録用のデジカメがあると便利

製作物や部屋飾り、保育士お手製の手作りおもちゃなど、カメラで撮って記録しておくと便利です。
実習が終わった後に同じ養成校の友達と情報を共有したり、プロの保育士になった時に見返してみたり、視覚的に記録を残しておくと、後から役に立つことが多いのです。
しかし、注意点もあります。
園によっては撮影が禁止されている場合があるため、園長や担当職員に事前確認をしてから撮影するようにしてください。
もちろん、SNSやブログ等に無断でアップすることもNGです。
また、子どもたちがあまり撮影慣れしていない園では、保育中に撮影すると活動の妨げになってしまうこともあります。
その場合は、子どもたちがいない時間に行ったほうが良いでしょう。

6.帰宅後にすぐ食べられる作り置きのご飯

普段、自分で家事をしているという方は、保育実習中はいつも通り家事ができないことを想定し、準備をしておいたほうが良いと思います。
私も一人暮らしをしながら実習をしていましたが、帰宅後はヘトヘトになってしまい、家事がまともにできませんでした……。
また、夜は実習録を書いたり翌日の準備があるため、自分の時間はほとんどありません。
実習期間に家事の手間を減らすため、ご飯を作り置きしたり、レトルトや冷凍食品を用意しておく方法をおすすめします。
実習中は、手抜きをすることを自分に許しましょう。

7.実習中は体が資本、健康第一

実習前の準備で最も大切なことは「健康」です。
当たり前のことなのですが、実習前には色々と準備をして寝不足になってしまったりと、不健康になりがちです。
実習期間に入ると、物理的に体力を使う以外にも、緊張で精神的にも疲労がたまります。
規則正しい生活をして体調を整えておかないと、実習中に貧血になったり、子どもたちから感染症をもらいやすくなってしまうのです。
まずは自分が健やかな状態で実習を行えるよう、コンディションを整えましょう。

いかがでしたか?
実習前の準備は、特別にお金や時間がかかることはありません。
実習園で出会う子どもたちの可愛い姿を思い浮かべながら、自分が挑戦してみたい保育に向けて準備をしてみてください。

プロフィール

佐藤愛美
元保育士のフリーライター。現場で働く保育士や、保育園に関わる保護者や地域の人々に向けて、リアルな情報発信を行っています。
好きな場所は沖縄の離島。「地域活性化×子育て支援」というテーマにも興味があります。

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