保育園で披露できるマジック。新聞紙や色水など、簡単な手品のアイデア

保育園でできるマジックのやり方を知りたい保育学生さんもいるのではないでしょうか。
新聞紙や色水などの手品を知っておけば実習や入職後に役立ちそうですね。今回は、マジックのねらいやポイント、簡単なアイデアをまとめました。誕生会やクリスマス会などで披露して子どもたちを驚かせましょう!

マジックの道具の写真

MIAStudio/shutterstock.com

保育園で行なうマジックとは?

保育園や幼稚園で行なわれるマジック(手品)は、簡単な仕掛けで不思議な現象を起こし、子どもたちをびっくりさせることができる出し物の一つです。

ここでは、マジックが保育で活躍する場面と取り入れるねらいを紹介します。

マジックが活躍する場面

誕生会やクリスマス会などの行事の出し物としてマジックは活躍するでしょう。

保育学生さんが行なう不思議なマジックに特別感を感じ、よろこぶ子どもも多いかもしれません。

また、活動の合間や導入にマジックを行なうことで、子どもの注目を集めたり、楽しい雰囲気を演出したりできそうです。

ねらい

保育園でマジックを行なうときのねらいを紹介します。

不思議な現象に興味を持つ

マジックの不思議さを味わうことで、「なんでそうなるんだろう?」と興味を持って考えるきっかけになるでしょう。

タネを見破れなくても、いろいろと観察しながら考えを巡らせることで、思考力を身につけることにつながりそうです。

自分で行なうことで、手先の器用さを高める

手品やマジックのやり方を知り、子ども自身でやってみるうちに、手先の器用さを養っていけるでしょう。

また、マジックの仕掛けから、ものの性質に興味を持ったり理解を深めたりすることもできそうです。

自分でマジックを演じて友だちを驚かすことができれば、達成感も感じられるでしょう。

子どもたちも手品ができるようになったら、年下の友だちを招待してマジックショーを行なってもよいかもしれませんね。

保育園でマジックをするときのポイント

保育園でマジックをするときに気をつけたいポイントを紹介します。

雰囲気を作る

子どもが「今から何が始まるんだろう」と期待感を持って楽しめるよう、衣装やマジックショーの音楽などを工夫して楽しい雰囲気を演出しましょう。

本格的な衣装がなくても、黒のカラーポリ袋で作ったマントを羽織ったり、以下の動画を参考に帽子を作ったりしてもよいかもしれません。

参考:お遊戯会で使えるハットの作り方/保育士バンク!

簡単なマジックから始める

まずは簡単なマジックから始めることで、保育学生さんの緊張もほぐれそうです。

マジックショーでは簡単な手品からだんだんと難しいものに移っていくことで、子どもたちの期待感もいっそう高まるでしょう。

たとえ子どもたちがネタを見破ってしまっても、笑いを誘って雰囲気を和らげることが大切です。

そうすれば、「次の手品のネタも見破るぞ」と子どもたちは意気込んでマジックに集中してくれるかもしれませんね。

子どもとのやり取りを取り入れる

マジックの途中で、見ている子どもに問いかけたり、実際に手品に参加してもらったりすることで、より子どもの参加意識が高まって楽しめるでしょう。

わざと一度失敗してみせ、子どもたちに応援してもらって成功するという演出を行なえば、子どもたちもうれしく感じるのではないでしょうか。

視線を誘導する

マジックでは、仕掛けがばれないように子どもたちの視線をうまく誘導することが大切となるようです。

子どもに見ていてほしいところを、保育学生さんがさりげなく見つめる、指をさすといったやり方で視線を集められるとよいですね。

保育園で盛り上がるマジックのアイデア

保育園で子どもをあっと言わせるマジックのアイデアや仕掛けの作り方を紹介します。

小指が消える?準備入らずの簡単マジック

準備いらずで簡単にできるマジックです。

マジックショーの導入として演じたり、保育の合間で子どもの注目を集めたいときに行なったりするとよいかもしれません。

割りばしが飛び出る!簡単マジック

用意するもの

  • 割りばし
  • 輪ゴム
  • セロテープ

ポイント

手に握った割りばしを引っ張るようにして演じてみましょう。
そこにおなじないをかけることで、割りばしが勝手に飛び出したような演出ができそうです。

子どもたちから輪ゴムが見えないように、鏡の前で何度か試しておきましょう。

コインが消えるマジック

用意するもの

  • ハンカチ
  • コイン
  • 両面テープ

ポイント

最後にハンカチを持ち上げるときは、コインのくっついている角を手に持って隠しましょう。

そのときにこっそりとコインをはがし、手の中からコインが出てきたように子どもに見せると盛り上がるかもしれません。

増えるお星さま

用意するもの

  • 星 1枚
  • 4~6個がつながっている星 2枚
  • 二重構造になっている封筒 1枚

ポイント

封筒のポケットは、二重構造になっていると分からないように見せ方を工夫するとよいでしょう。

星のないクリスマスツリーの絵を用意しておき、「ツリーにつける星を用意しなきゃ」というストーリー仕立てにしても楽しそうですね。

誕生日ケーキのマジック

用意するもの

  • 画用紙A(四つ切り) 1枚
  • Aの1/4サイズの画用紙A’ 1枚
  • 画用紙B(A’より一回り小さいもの) 2枚
  • 画用紙C(Bより一回り小さいもの) 1枚
  • バースデーケーキの絵が描かれた紙(A4程度) 1枚
  • のり

ポイント

画用紙の形をお城やハットなどに見立てて、アレンジすることもできそうです。
動画の作り方を参考に作ってみてくださいね。

ポケットの中から画用紙が落ちないよう、手で押さえながら演じられるよう練習しましょう。

貼り付けるケーキの絵は、仕掛けの画用紙と同じ3段のケーキにすると、本当にケーキになったように感じられそうですね。

簡単!すり抜けるストロー

用意するもの

  • ストロー 2本

ポイント

ストローが2本あれば簡単にできるので、保育の合間に行なってもよいでしょう。
いっしょにおまじないを唱えてもらえるよう、子どもにお願いすると盛り上がりそうですね。

子どもに教えるときは、巻きつけ方を理解できるようにゆっくりと演じてみるとよさそうです。

絵が浮き出てくる!動物のマジックシアター

用意するもの

  • 画用紙A(白)13cm×18cm
  • 画用紙B(白)15cm×18cm
  • 画用紙C(橙)2cm×13cm
  • 画用紙D(橙)26cm×18cm
  • プラスチック板(透明)13cm×18cm
  • 油性ペン(黒)
  • 色鉛筆
  • 両面テープ
  • スティックのり
  • カッター

ポイント

イラストを変えれば、さまざまにアレンジできるマジックシアターの手品です。

子どもたちの好きな食べ物やキャラクターを使ったマジックシアターを作ってみてもよいかもしれませんね。

動画の作り方を参考に、アレンジして作ってみてくださいね。

マジック中には、「どんな動物が現れるかな?」と子どもたちに尋ね、クイズ形式にしても楽しめるかもしれませんね。

水がジュースになる?色水マジック

用意するもの

  • ペットボトル
  • 絵の具

ポイント

色水のマジックは簡単に用意できるので、突然出し物を頼まれた際にも活躍しそうな手品です。

事前に試しておき、程よい色になる絵の具の量を確かめておくとよいですね。
子どもをステージの上に呼び、ペットボトルを振って色水になる様子を体験してもらうのも楽しそうです。

色水遊びの導入として行なえば、子どもの興味を惹くことができるかもしれません。

引っ張るだけで飛び出る新聞紙ツリー!

用意するもの

  • 新聞紙 1枚
  • はさみ

ポイント

動画の作り方を参考に、新聞紙だけでなく、色紙やチラシなどでも作ることができそうです。

一瞬の変化が面白い手品なので、子どもの視線を集めるためにたっぷりと間を取ってから、新聞紙を引っ張るとよいでしょう。

新聞紙遊びの導入や、遊びの途中でやってみても面白いかもしれませんね。

絵が本物に?キャンディマジック

用意するもの

  • キャンディを描いた画用紙
  • 本物のキャンディ

ポイント

画用紙を広げるときに、絵が見えないようにすばやく引っ張れるとよいでしょう。

本物のキャンディが落ちないように、画用紙にしっかりと貼り付けておくとよいですね。

キャンディの代わりに、誕生日メダルを貼り付けるなどアレンジを加えることで、行事に合ったアレンジを楽しめそうです。

マジックを練習して、保育園で披露しよう

保育園で子どもといっしょに楽しめるマジックのアイデアを紹介しました。

保育園で行なうマジックには、子どもの興味を惹くことで不思議な現象に興味を持ったり、子どもが手品を練習して演じることで手先の器用さを養ったりといったねらいがあるようです。

マジックには新聞紙やティッシュ、色水など身近なもので簡単にできるものから、マジックシアターのように一度作れば何度も楽しめるもの、ケーキや星を題材にしたものなどさまざまあります。

保育園で手品を練習して、子どもを驚かせるマジックショーを行なってみてくださいね。

  

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