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【副案とは】部分実習・責任実習で雨が降ったらどうする?指導案の考え方や準備しておくこと

部分実習や責任実習の指導案で外遊びを予定しているものの、「雨が降ったらどうしよう」と心配する保育学生さんは多いかもしれません。実習園によって対応は異なりますが、雨天時に備えて副案を用意するケースもあるでしょう。今回は、保育実習で外遊びを計画するときの指導案の作成ポイントや準備しておくことを解説します。

てるてる坊主と紫陽花の写真

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部分実習や責任実習で雨が降ったら指導案はどうするの?

保育実習では、実習生さん自身が指導案を立てて、子どもたちの前に立って担任の先生のように指導を行う部分実習や責任実習があります。


これらの実習では、園庭での運動遊びや集団遊びといった戸外活動を予定している実習生さんも多いかもしれません。


そのため実習で戸外活動を予定している場合には、通常の指導案を作成するほか、雨が降ったときの対応をあらかじめ考えておく必要があるでしょう。


対応の方針は実習園によって異なるものの、以下のようなケースが考えられます。


  • 指導案をそのまま活かして別の日に実習を変更する
  • 指導案で計画した活動をホールなどの室内で行う
  • あらかじめ副案を考えておき、室内で別の遊びを指導できるようにする

このようにさまざまな対応がありますが、室内遊びの保育内容を計画した副案を作成しておく場合が多いかもしれません。


このコラムでは、実習で戸外活動を計画する場合に必要になる、「副案」を考えるときのポイントを紹介します。



雨の日の実習指導案:戸外の活動内容を活かすとき

まずは、戸外で予定していた活動内容を活かして、室内活動を計画する場合のポイントを見ていきましょう。



室内での動きを考える


活動場所を変更するときは、子どもたちや実習生さんの動きを計画し直す必要があるでしょう。


保育室内で行う場合には、テーブルや棚などを移動してスペースを広めに確保することが大切です。


ホールなどに移動する場合には、移動のしかたや、ホールでの集まり方などを考えておくとよさそうですね。



危険がないように活動内容をアレンジする


戸外で遊ぶような身体を動かす活動を室内で行う場合、子ども同士がぶつかったり、棚などで頭を打ったりしないよう、活動内容をアレンジしてみましょう。


たとえば鬼ごっこを予定していた場合には、安全地帯を設けて移動することを楽しむ引っ越し鬼にするなどの工夫が挙げられます。


活動内容を変更すると、ねらいや配慮なども変わってくる可能性があるため、改めて検討するとよいですね。



雨の日の実習指導案:別の室内活動を考案するとき

雨の日の子どもの写真

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次に、戸外で予定していた活動を取りやめて、室内で別の遊びをするときの指導案の立て方を紹介します。



室内でもできる活動を考える


まずは、保育室や遊戯室など、室内でも遊べる活動内容を考案します。


<例>

  • 0歳児:ハイハイレース、ボールプール、風船遊び
  • 1歳児:新聞遊び、トンネルくぐり、玉入れ
  • 2歳児:マット遊び、的当て、変身ゲーム
  • 3歳児:むっくりくまさん、爆弾ゲーム、かみなりゲーム
  • 4歳児:もうじゅうがり、しっぽ取り、ボール運びリレー
  • 5歳児:震源地ゲーム、宝探し遊び、Sケン

子どもの年齢やクラスの実態に合わせて、室内で楽しめそうな遊びを考えてみましょう。
また、活動する場所の広さや使える用具なども考慮することが大切です。



ねらいを新たに設定する


活動内容を変更した場合は、ねらいを新たに立て直す必要があります。


ゲーム遊びや集団遊びであれば、「友だちとかかわりながら遊ぶ」「ルールを守って遊ぶ楽しさを味わう」といった書き方をするとよいかもしれません。


遊びの内容や子どもの姿に合わせて考えてみましょう。



活動の準備を済ませておく


実習の前には、もともと立てていた指導案に加えて、副案で計画した活動の準備も求められます。


用具の準備のほか、活動の流れや説明のしかたなどもしっかりと頭に入れておきましょう。


天気が変わって雨が降らないかもしれないので、副案の活動はなるべく用意が少なくすむ遊びがよいかもしれませんね。



雨の日の実習のポイント

最後に、部分実習や責任実習で雨が降ったときに気をつけておくポイントをまとめました。



子どもはストレスが溜まりがちであることを理解しておく


戸外で充分に身体を動かせない雨の日、ストレスを感じる子どもが多いことを念頭に置いておきましょう。


梅雨など雨続きのシーズンには、室内活動のなかでも、身体を動かせる遊びを取り入れるとよいかもしれません。



登園・降園の支度に時間をかかることを想定する


雨の日には、靴や衣服が濡れていたり、傘やカバンの始末がやりにくかったりと、支度に時間がかかってしまうこともあります。


雨の日に責任実習を行う場合は、朝の支度や着替え、帰りの支度の時間を長めに設けるなど工夫しながら進めるとよいかもしれません。


副案を立てる場合は、雨の日ならではの配慮などを入れ込んでおきましょう。



雨を楽しめるような活動を盛り込む


戸外で遊べなくなってしまったことで、気持ちが落ち込んでしまっている子どももいるでしょう。


そのため、少しでも雨の日を楽しめるようなお話や遊びを行ってみるとよさそうです。


雨をモチーフにした歌や手遊びを行ったり、雨の日の生き物を題材にクイズをしたりすれば、子どもたちは帰り道などで雨を楽しんで観察してくれるかもしれませんね。



通勤時には持ち物などが濡れないように注意する


朝から激しい雨が降っている際には、通勤時に荷物が濡れないように注意することも大切です。


活動で使用する材料やおもちゃなどを雨の日に持って行く際には、ビニール袋で包んでおくとよさそうです。


また、指導案や記録などの書類なども濡れないように、防水性のカバンを持っていくと安心ですね。



副案となる指導案を作成して、雨の日の実習に備えよう

今回は、戸外活動の実習日に雨が降った場合に用意しておく、副案と呼ばれる指導案について紹介しました。


保育実習で戸外活動を予定している場合には、雨が降ったときの対策を考える必要がありますが、副案を作成するというケースが一般的でしょう。


戸外で予定していた遊びを室内で行ったり、別の活動を考えたりなど、対応が大変ですが、しっかりと準備しておくことでスムーズな実習につながると言えます。


雨の日のポイントや実習の活動例を参考に、指導案の作成に活かしてみてくださいね。