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【サーキット遊びとは】1歳児から5歳児の年齢別コーナー例。指導案のねらいなど

子どもが身体をのびのびと動かせるサーキット遊び。コーナーを調整すれば1歳児から5歳児まで楽しめるので、保育に取り入れやすい遊びと言えるでしょう。 今回は保育学生さんや新卒保育士さんのために、年齢別にサーキット遊びのコーナー例を紹介します。 また、指導案に活かせるねらいや、気をつけるポイントについても具体的にまとめました。

縄につかまって遊ぶ子ども

hanapon1002/shutterstock.com



サーキット遊びの概要とねらい

転がったり跳んだりするなど、身体をさまざまに動かして遊べるサーキット遊び。広々としたスペースがあれば室内遊びにも取り入れられそうです。


まずはそんなサーキット遊びの概要や、指導案に活かせるようなねらい例を紹介していきます。



サーキット遊びとは


サーキット遊びはフラフープや跳び箱など、いくつかの遊具やアイテムを活用して運動する遊びです。


それぞれのコーナーの内容は自由に調整できるため、子どもの年齢や成長に合わせて取り入れやすい遊びと言えるでしょう。



保育のねらい


続いて指導案の作成に活かせるように、保育のねらい例を見ていきましょう。


身体を充分に動かし、のびのびと運動することの楽しさを味わう

サーキット遊びは跳んだり走ったりするなど、多様な動きを経験できます。


広いスペースで身体を動かすことで、運動の気持ちよさや開放感を味わえるかもしれません。


多様な運動を通してさまざまな身体の動かし方を経験する

鉄棒にぶら下がる、平均台でバランスを取って進むなど多様な運動をすることで、身体のさまざまな部分を動かせます。


また「肘を伸ばしたら身体を支えられる」「腕を広げればバランスが取れる」など、遊びの中で身体を思い通りに動かす力も育めるかもしれません。


友だちとサーキット遊びに取り組み、いっしょに活動することを楽しむ

サーキット遊びの中で友だちと助け合う、譲り合うなどのコミュニケーションを取れば、信頼関係を築くことにつながります。


また友だちといっしょに遊ぶことの楽しさを知ることで、かかわり合いを深めるきっかけにもなるかもしれません。



【年齢別】サーキット遊びの各コーナー例

跳び箱で楽しむ子ども

T.TATSU/shutterstock.com

それではサーキット遊びのコーナー例を、1歳児から5歳児の年齢別に紹介します。



1歳児~2歳児


子どもの年齢やペースに合わせてコーナーの内容を設定できるため、サーキット遊びは1歳児から行えそうです。


子どもの成長に合わせ、ハイハイトンネルやゴロゴロマットなどのコーナーを取り入れてみましょう。


ハイハイトンネル

段ボールなどで作ったトンネルを、ハイハイなどでくぐり抜けるコーナーです。


子どもが怖がってトンネルに入りたがらないことも考えられるので、保育士さんは出口から名前を読んだり、好きなおもちゃで誘ったりしてみましょう。


ジャンプ

大きなクッションや1段の跳び箱を置き、上に乗ってからジャンプで降りるコーナーです。ジャンプするときは保育士さんがしっかり手をつなぎ、周りには頭を打たないようにマットを敷いておきましょう。


また最初は1段の跳び箱の上にマットを被せ、ハイハイで降りる跳び箱山というコーナーから始めてみると、スムーズにジャンプできるかもしれません。


ゴロゴロマット

マットの上で横になり、ゴロゴロと転がってゴールまで進みます。

マットの数を増やすなどゴールまでの長さを調整すれば、子どもの年齢やペースに合わせて難易度を変えられるでしょう。


保育士さんは子どもの身体に手を添えて転がるのを支えたり、ゴールで名前を呼んだりして援助できるとよいですね。



3歳児


3歳児は少しずつ身体のバランスが取れるようになり、運動能力が高まる時期と言われています。


平均台や片足でジャンプするコーナーなど、バランス力が必要な遊びを取り入れてみてもよさそうです。


平均台

細い一本橋の上を、ゴールまで落ちないように渡るコーナーです。子どもが安心してチャレンジできるように保育士さんは近くで見守ったり、周りにマットを敷いたりしましょう。


また子どもが平均台から落ちてしまってもケガをしない高さの平均台を準備することが大切と言えます。


タンバリンジャンプ

保育士さんがタンバリンを持ち、子どもはジャンプをしてタンバリンにタッチする遊びです。子どもがジャンプして届くくらいの高さにすることで、子どもの向上心や運動能力などを養えるかもしれません。


また子どもが興味を持てるように、保育士さんはタンバリンを鳴らしたりぬいぐるみを持ったりして誘ってみましょう。


ケンケンパ

フラフープをいくつか並べれば、ケンケンパのコースを作ることができます。片足ジャンプと両足ジャンプを組み合わせることで、子どものバランス感覚などを養えるでしょう。

しかし片足を上げながらジャンプで進むということは、2つの動作を同時に行う必要があるため、子どもにとって難易度が高いかもしれません。


そのため保育士さんは子どもの身体に手を添えたり、日々の活動の中に片足を上げながらポーズを取る遊びなどを取り入れたりして、援助を行っていくとよさそうです。



4歳児~5歳児


4歳児や5歳児は鉄棒のような器具を活かした運動や、自転車など難易度の高い運動ができるようになる子どもも出てくるかもしれません。


4歳児や5歳児の運動能力をサポートできる、サーキット遊びのコーナーを紹介します。


フラフープ

フラフープを10回まわしてから進むなど自由に回数を決められるので、難易度を調整しやすいコーナーです。

体幹を育むのにぴったりな遊具で、姿勢をよくしたり体力を付けたりすることに役立つかもしれません。


子どもがうまくまわせないときは、保育士さんが「こうやって身体を動かすんだよ」とフラフープのお手本を見せてみましょう。


マット遊び

前転や手押し車など、子どもの様子に合わせてコーナーの内容を決めましょう。ケガを防ぐために保育士さんは近くで見守ったり、危ないと思った場面は手で支えるなど援助したりすることが大切です。

しかし子どもは早くゴールしたいがために、しっかり顎を引かずに前転してしまうなど、危険な行動をする場面が出てくるかもしれません。


「前転のときは一度止まって、顎を引いてから転がろう」と遊び方を再確認したり、「お友だちを押さないようにしよう」などケガを防ぐための注意点も伝えたりしておきましょう。


縄跳び

縄跳びを10回跳んだら進む、後ろ跳びを1回できたら進むなど、子どもができることに合わせてコースの内容を決めましょう。

縄跳びを行えばリズム感を身につけたり、筋力を養ったりすることにつながるかもしれません。


しかし跳んでいるときの縄が当たるとケガをしてしまう可能性があるため、縄跳びコーナーを作るときは充分なスペースを確保し、子ども同士の距離も一定間隔を空けるようにしましょう。

マット遊びの種類やポイントを知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。


関連記事:【入職後や保育実習に!】マット遊びのアイデア。ねらいや注意点など/保育士就活バンク!



サーキット遊びを行うときの注意点

最後に、サーキット遊びを取り入れるときの注意点についてまとめました。



広く安全な場所を用意する


子どもが思いきり身体を動かせるように、ホールや園庭など広いスペースを確保しましょう。


物にぶつかってケガをしないためにも、机や備品などをしっかり片づけてからサーキット遊びを始めることが大切です。



保育士を充分に配置する


子どもが高い場所から落ちたり、遊具を正しく使えなくてケガをしたりすることも考えられます。


子どもが安心して遊べる環境を整えるためにも、一つひとつのコーナーに保育士さんを配置するなど、安全面に気をつけましょう。



約束事を事前に決める


早くゴールするために、他の子から遊具を取ったり押したりする子どもも出てくるかもしれません。


ケンカなどのトラブルを避けられるように、「順番は守ろうね」「前のお友だちが終わってから進もうね」など、ルールを決めておくとよさそうです。



子どもが迷わないように配慮する


サーキット遊びのコーナーを設置するには、子どもが何度も挑戦できる環境を作るため、コーナー全体を1周できるようなコース設計を作ることがポイントです。


子どもが迷っていたら、保育士さんは「次はこっちをやろうね」など声かけを行って援助しましょう。



サーキット遊びとは何かを理解し、保育に役立てよう

今回はサーキット遊びのコーナー例や、指導案に活かせるようなねらい例を紹介しました。

サーキット遊びはコーナーを調整すれば、1歳児から5歳児まで楽しむことができる遊びです。平均台やマットなどを活用し、子どもがのびのびと身体を動かせるコーナーを作れるとよいですね。


サーキット遊びとは何かを知って、子どもが楽しみながら運動能力や向上心などを養えるようにサポートしていきましょう。