保育士の面接でメモを取るのは大丈夫?許容とされやすい内容やマナーを解説

面接中にメモを取り、面接官が話した内容を後から確認したいと思う保育学生さんもいるでしょう。手帳の持ち込みや使用は認められているのか、事前に知っておけるとよいですね。今回は、保育士の面接中にメモを取ることはよいのかをまとめました。書くときのマナーや、メモを見ながら話すことは問題ないのかも紹介します。

メモ帳を持つ就活生

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面接中にメモを取るのはよい?

採用担当者と実際に会い、自分についてアピールしたり園の情報を聞いたりする面接。

大切なことを忘れないためにも、メモを取りながら会話できると安心かもしれませんが、面接ではメモを取らないのが無難と言われているようです。

メモ帳の持ち込みを禁止している園はほとんどないものの、メモを取ると採用担当者とアイコンタクトできなくなったり、「大事なことを覚えられないのかな」と思われたりすることが考えられます。

また、面接は時間が限られているため、メモを取ることよりも会話をすることに時間をかけたほうがよさそうです。

基本的には面接が終わるまで記憶しておき、終わった後にまとめて記録するのが理想でしょう。

しかし、メモを取らないほうがよいことは分かっていても、念のため記録をしておきたい保育学生さんもいるかもしれません。

場合によっては取ることが許容とされる内容もあるようなので、くわしく紹介していきます。

面接でメモを取ってもよい内容

ここでは、面接でメモを取ってもよい内容について紹介します。

勤務体系や労働条件

勤務体系や労働条件など今後の働き方に関する内容は、しっかり記録していないと後にトラブルになることも考えられるでしょう。

そのため、特に求人票に書かれていないことは、後から再確認できるようにメモを取るとよいかもしれませんね。

また、就業規則も実際に業務を行ううえで重要となるため、他の園と大きく異なっていたり複雑であったりする場合はメモ帳に書いておくとよさそうです。

今後の流れ

手順が複雑な手続きや採用後の日程など、スケジュール調整が必要な内容はメモを取ると安心でしょう。

結果はいつ頃になるかも記録しておけば、選考結果がなかなか来なくて不安になるということも防げるかもしれません。

逆質問の内容や答え

逆質問とは、「何か分からないことはありますか?」と採用担当者に質問されることです。

逆質問は保育学生さんが知りたかった内容を聞く場面なので、メモを取ることでやる気をアピールできるかもしれません。

また、質問をするときも、事前に下調べをした内容を見ながら聞きたい場合もあるでしょう。

その際は採用担当者に許可を取ったうえで、メモ帳を確認しながら質問内容を決めるとよいかもしれませんね。

面接でメモを取るときに意識すべきマナー

メモをする就活生

miya227/shutterstock.com

続いて、面接でメモを取りたいときに気をつけるマナーについて解説します。

メモ帳の選び方に注意する

面接でメモを取りたい保育学生さんは、メモ帳の選び方に気をつけることも大切です。

大きすぎるとかさばったりスーツのポケットに入らなかったりするため、ポケットからスムーズに出し入れできるサイズのメモ帳を使いましょう。

また、表紙はシンプルで清潔感のあるデザインを選び、いっしょにスケジュールを確認したいのであればカレンダーつきのものを用意してみてもよさそうです。

事前に許可を取る

1対1の対面の場である面接では、外部に漏らしてほしくないような内密の情報を話すこともあるかもしれません。

いきなりメモを取り始めると「外部に面接の情報を漏らすのでは」と疑念を持たれたり、失礼な印象を与えたりしてしまうことも考えられます。

そのため、マナー違反にならないように、「大切な内容ですのでメモを取ってもよろしいでしょうか。」と許可を取れるとよいですね。

採用担当者が話しているときは控える

採用担当者が話しているときにメモを取ると、面接に集中していない印象を与えてしまうかもしれません。

メモを取っている間の話に集中できず、大切なことを聞き逃してしまう可能性もあるため、できるだけ会話が終わってから記録するようにしましょう。

採用担当者が話しているときはコミュニケーションを取ることに集中し、目をしっかり見たり相槌を打ったりできるとよいですね。

メモの内容に気をつける

メモの内容は採用担当者が見る可能性もあるので、自分が感じた印象などネガティブなイメージを与えるものは記載しないようにしましょう。

また、手で隠してこそこそと書くことも、採用担当者が「園のことを悪く書いているのかな」と思ってしまうかもしれないため、控えたほうがよさそうです。

今後のスケジュールや労働条件など、見られても問題ない内容のみ書くようにするとよいでしょう。

スマートフォンやタブレットの使用は避ける

現在はスマートフォンやタブレットでもメモを取ることはできますが、面接時に使うことは控えたほうがよさそうです。

SNSをしていたり、外部に情報を漏らしたりしているのではと思われるかもしれません。

面接でメモを取りたいときは、メモ帳やペンを持ち込みするとよいですね。

メモは手短に取る

メモを取るのに時間がかかると、面接が長引いたり採用担当者を待たせてしまったりすることも考えられます。

採用担当者は他の業務もあるなか、時間を割いて面接を行っているため、メモはできるだけ手短に取るようにしましょう。


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面接中にメモを見ることは認められる?

メモ帳

miya227/shutterstock.com

面接でメモを取ることはよいのかについて紹介してきましたが、ここからはメモを見ながら話すのは問題ないのかを解説します。

対面面接の場合

質問に回答している最中にメモを見ると「自分の情報を覚えられていないのかな」「準備不足なのでは」など、マイナスの印象を与えてしまうことが考えられるでしょう。

完璧に答えられなくても一生懸命話す姿が好印象につながる可能性があるため、メモがなくても話せるようにしっかりと練習することが大切です。

しかし、次回の面接の日程など、スケジュールに関する質問は見てよいことが多いので、採用担当者に確認してからメモ帳を取り出すとよいかもしれませんね。

WEB面接の場合

WEB面接の場合も対面面接と同様に、基本的にメモ帳は見ないほうがよさそうです。

どうしても不安なときは棒読みにならないように、「ボランティア」などアピールしたいキーワードを付箋に書いてみましょう。

カメラの横に付箋を貼れば目線が不自然になりにくいため、採用担当者にマイナスの印象を与えてしまうことを防げそうです。

他にも、「笑顔で!」「ゆっくり話す」のように、気をつけたいことを付箋に書いて貼ってみてもよいかもしれませんね。

面接中にメモを取ることはよいのかを理解し、保育士の就活を成功させよう!

今回は、面接中にメモを取ることはよいのかについて紹介しました。

明確にメモ帳の持ち込みが禁止されていることは少ないものの、基本的にメモは取らないほうがよいでしょう。

採用担当者とアイコンタクトをしっかりできるので、熱意が伝わりやすくなるかもしれませんね。

しかし、大切なことをどうしても記録しておきたい保育学生さんは、事前に許可を取る、手早く取るなどのポイントを抑えながらメモを取りましょう。

また、回答をするときにメモを見ることは、対面面接の場合もWEB面接の場合も控えたほうがよさそうです。

面接中のメモの使い方に注意し、保育士の就活を成功させられたらよいですね。

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