【新卒保育士向け】保育園の12月のおたより文例。時候の挨拶を添えた書き出しや子どもの様子など

12月のおたよりの文例を知りたい新卒保育士さんもいるかもしれません。書き出しとなる時候の挨拶や締めの言葉の書き方を知れば、スムーズに作成できるでしょう。今回は、保育園で作成する12月のおたよりの書き出しや、0歳児から5歳児までの子どもの様子の文例を紹介します。保護者へのお願いやお知らせについてもまとめました。

12月の子どもの様子

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12月のおたよりにはどんなことを書く?

冬本番になるとともに、年末が近づいてくる12月。おたよりでは、子どもたちの成長や活動の様子とともに、1年のお礼を伝えられるとよいですよね。

12月のおたよりに載せる情報として、以下の項目が挙げられます。

  • 書き出しとなる時候の挨拶
  • 12月の子どもたちの様子
  • 保育園の行事に関するお知らせ
  • 12月に誕生日を迎える子どもの紹介
  • 園またはクラス担任からのお知らせ、お願い

12月には、クリスマス会や生活発表会、音楽会といった行事を予定している保育園も多いかもしれません。イベントの日程や準備物、子どもの姿などを盛り込みながら、季節感のあるおたよりを作成しましょう。

保育園で12月のおたよりを作成するときのポイント

ここでは、12月のおたよりを作成するときのポイントを紹介します。

クリスマスやお正月に向けた子どもの様子を紹介する

クリスマスに年末など楽しいイベントがたくさんある12月。期待感を持って活動する子どもの姿を入れ込めば、家庭でも話題のひとつになるかもしれません。

ツリーを飾ったときのエピソードや、冬至にちなんだ行事食の話など、保育園の子どもたちの様子がわかる文章を書き出しなどに記載してみましょう。

1年間の子どもの成長を記載する

12月のおたよりでは、今年1年間で成長した子どもの様子について振り返る文章を盛り込むとよさそうです。

進級してからの子どもたちの成長や、今年の活動の振り返りなどを簡単に述べれば、保護者の方も1年を思い返してしみじみとした気持ちを味わえるかもしれませんね。

締めの言葉として今年度の感謝を伝える

年末である12月のおたよりでは、締めの言葉として今年1年の感謝の気持ちや来年へ向けた挨拶を伝えてみましょう。

年度の終了までは3カ月ほどを残すものの、クラスで過ごせる時間が残り短くなっていることや1年の総括にふれれば、年末らしい雰囲気が表せそうですね。

12月のおたよりの文例~時候の挨拶を含む書き出し~

12月の子どもの様子

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ここからは、12月のおたより作成に役立つ文例を紹介します。まずは、書き出しとなる時候の挨拶の文例をまとめました。

短めの書き出しの文例

  • 園庭の木々も葉を散らし、落ち葉の絨毯が楽しめる季節となりました。
  • 寒空のなかでも元気いっぱい駆け回る子どもたちに笑顔をもらっています。
  • 街角をイルミネーションがキラキラと彩る時期です。

長めの書き出しの文例

  • 冬の澄んだ空気のなか、優しい日差しのぬくもりが心地よい季節になりました。穏やかな冬日和に子どもたちの顔もほころぶこの頃です。
  • 早いもので、今年ももう終わりに近づいています。皆さまにおかれましては、どのような1年でしたでしょうか。
  • 日増しに寒さが深まるこの頃。子どもたちは朝の冷たい空気のなか、つららを探したり霜を踏み歩いたりと、冬の自然を全身で味わっています。

冷え込みが増し、冬らしい気候になる12月のおたよりでは、木枯らしや霜など冬の自然に関する描写を書き出しに盛り込んでみましょう。

時候の挨拶とともに、1年の感謝の言葉を添えるのもよいかもしれません。


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12月のおたよりの文例~子どもの様子~

12月の子どもの様子

maroke/shutterstock.com

次に、12月のおたよりで伝える子どもの様子の文例を紹介します。

0歳児

  • ハイタッチでご挨拶がブームの○○組さん。積み木やお手伝いが上手にできると、ニコニコの笑顔で保育士にタッチしてくれます。できることが増えた姿に微笑ましくなります。
  • 木枯らしが冷たい日が続きますが、お日様が昇って暖かくなる時間には戸外に出ています。のびのびと動き回って身体を動かしながら、冬の陽だまりの心地よさを味わう子どもたちです。

1歳児

  • 上着の着脱や食事の仕方など、いろいろなことが上手になった子どもたち。なんでもやってみようとする姿や、集中して取り組む真剣な表情に成長を感じずにはいられません。
  • 「あわてんぼうのサンタクロース」の歌が大好きな○○組のお友だち。少し長い歌詞ですが、保育士の歌に合わせて一生懸命真似ようとする姿がかわいらしいです。

2歳児

  • 「さむい、さむい」と言いながらも、園庭に出て遊ぶのが大好きな子どもたち。追いかけっこでは、絶対に逃げ切るぞと張り切る子、保育士に捕まえてほしくてちらちらと後ろを振り返る子などさまざまです。
  • 音楽会に向けてダンスを練習している2歳児さん。最初はダンスに興味を持てなかった子も、楽しそうに踊るお友だちの姿に刺激されて、いっしょにのびのびと踊っています。

3歳児

  • 落ち葉がすっかり降り積もった保育園のお庭。寄せ集めてベッドを作ると、「本物のおふとんみたい!」と大よろこびの子どもたちでした。
  • コンサートに向けて、「赤鼻のトナカイ」の合唱をしている○○組。当初は歌のみの予定だったものの、「ここで手をひらひらさせるといいんじゃない」という意見が出て、子どもたちオリジナルの振り付けで歌うことになりました。思いを出し合いながら過ごす姿に感心してしまいます。

4歳児

  • 生活発表会の劇の練習にいそしむ子どもたち。自分だけでなく他の子のセリフまで覚えている子も出てきました。緊張で言葉が出なくなったお友だちに、「『○○』だよ」と教えてあげる姿に成長を感じます。
  • クリスマスブーツの製作を行い、よりサンタさんの来訪が楽しみになった○○組。「もういくつ寝るとクリスマス」と替え歌を歌いながら、24日の夜を心待ちにしています。

5歳児

  • 音楽会に向けて、合奏の練習をがんばっている○○組さん。最初はバラバラだった演奏も、かなりテンポが揃うようになりました。園長先生にも褒められて、子どもたちは誇らしそうにしています。ぜひ、当日を楽しみにしていてくださいね。
  • 先日、○○保育園にやってきたもみの木に、クリスマスの飾り付けをしました。子ども同士で話し合いながら色合いやバランスを考えたり、高いところも背伸びをしたら手が届くようになったりと、ふと成長を感じる一コマです。

12月のおたよりでは、クリスマスや年末など季節の行事や、生活発表会などのイベントに取り組む子どもの様子を伝えていきましょう。

今年1年での成長とともに現在の子どもの姿を記せば、保護者の方も「1年で大きくなったな」と感慨深い気持ちになってくれそうです。

12月のおたよりの文例~保護者へのお知らせ~

12月の子どもの様子

Keisuke_N/shutterstock.com

最後に、12月のおたよりで伝える保護者へのお知らせやお願いの文例をまとめました。

園生活について

  • 音楽会が近づいて参りました。当日は白いソックスを着用し、各クラス指定の服装での登園をお願いいたします。また、ご来場にあたっての注意事項を別紙にてご案内しますので、ご確認のうえお越しくださいませ。
  • 12月○日には、保育園で大掃除を行います。1人1枚の雑巾を持参して、汚れてもよい服装での登園をお願いいたします。

保健について

  • 感染症が流行する時期になりました。ご家庭でも、帰宅後の手洗い・うがいを徹底し、適度な換気と加湿をして予防をお願いいたします。
  • もうすぐ楽しい冬休みがやってきます。ついつい夜更かしをしたりおやつを食べすぎたりしてしまいがちですが、早寝早起き・決まった時間の食事を心がけ、規則正しい生活リズムで過ごすようにしましょう。

12月には風邪・感染症が流行するため、おたよりを通して注意喚起をしていきましょう。また、あらかじめイベントや行事にあたっての準備物について伝えておくとスムーズかもしれません。

12月の子どもの様子が伝わるおたよりを作成しよう

今回は、新卒保育士さんが12月のおたよりに活かせる、時候の挨拶の書き出しや保護者へのお願いなどの文例を紹介しました。

今年最後となる12月のおたよりでは、1年の感謝の気持ちとともに、子どもの成長や活動を振り返るような書き出しにしてみましょう。

また、感染症が流行する時期なので、家庭でも注意してもらえるように代表的な症状や予防方法について書いておくとよさそうです。

文例を参考に、保育園で作る12月のおたより作成に活かしてみてくださいね。

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