面接で質問に答えられないときの対応を知りたい保育学生さんもいるでしょう。選考では突飛な質問をされたり、緊張で頭が回らなくなったりすることもあるため、事前に対処法を知っておきたいですね。今回は、保育士の面接で言葉が詰まったときの乗り越え方を紹介します。合格につながりやすくするためのポイントもまとめました。
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■目次
保育士の面接で質問に答えられないと落ちる?
保育園へ入職するために必要となる面接。万全の準備をしてから臨んでも、びっくりするような質問を投げかけられたり緊張でど忘れしたりして、うまく答えられないこともあるでしょう。
その場合、保育学生さんは選考に落ちるのではと不安になってしまうかもしれませんが、必ずしも不合格になるとは限らないようです。
採用担当者は多くの場合、質問に答えられるかどうかではなく保育学生さんの人間性を見ているため、対応次第では好印象を与えられるかもしれません。
ここで紹介する対処法やコツを参考に、採用担当者からの質問にうまく回答できるように対策していきましょう。
保育士の面接で答えづらい質問をする理由
まずは、採用担当者が答えづらい質問をする理由について解説します。
対応力を見たいから
採用担当者が答えづらい質問をする理由として、保育学生さんの対応力を見ていることが挙げられるでしょう。
保育現場では想定外のことが起きやすいため、いざというときでも冷静な対応をできるのかを確認しているのかもしれません。
頭が真っ白になったり挙動不審になったりしてしまうと、対応力に欠けていると思われる可能性があるので、その場に合った対応ができるよう対策しておくことが大切です。
素直さを確認したいから
採用担当者は答えづらい質問を行うことで、保育学生さんの素直さを図っていることも考えられます。
嘘はつかないかや誠実な応対ができるかなどを確認することで、人として信頼できるかどうかをチェックしているのかもしれませんね。
圧力に耐えられるかを判断したいから
答えづらい質問を行う他の理由として、圧力に耐えられるかを確認していることも挙げられそうです。
保育士の仕事では、保護者に分からないことを聞かれたり、行事の運営を任されたりなど、プレッシャーを感じる場面は多々あるでしょう。
そのような場面でも保育学生さんがしっかり対応できるか、忍耐力を確かめているのかもしれませんね。
保育士の面接で答えられないときのNG例
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続いて、保育士の面接で答えられないときに、やってはいけないことについて見ていきます。
無言で固まる
保育士の面接で答えられないときに行ってはいけない例として、無言で固まってしまうことが挙げられるでしょう。
予想外のトラブルが起きたときに対応できないと思われたり、コミュニケーション能力に欠けていると捉えられたりしてしまうかもしれません。
また、採用担当者に気を遣わせてしまうことも考えられるため、「〇秒ほど考えてもよろしいでしょうか。」など何らかの対応をしたうえで回答を考えるほうがよいでしょう。
嘘を伝える
無理やり回答をするために、嘘や誤った情報を伝えるのも避けたほうがよさそうです。
採用担当者がどこかで違和感を覚えてマイナスの印象を抱いたり、入職後に嘘が発覚してトラブルになったりすることも考えられます。
自分をよく見せようと話を盛ることも控え、等身大の自分を表現するようにしましょう。
また、最近のニュースについてなど自信のない内容を回答するときは、「~ます」と言い切るのではなく「~と思います」と文末を工夫できたらよいですね。
途中で諦める
回答内容が見つからずにやる気をなくし、適当に流すなど諦めたような行動をすることは避けましょう。
採用担当者は時間を割いて面接を行っているため、途中で投げ出すことは失礼にあたります。
答えられない質問をされても諦めず、最後まで真摯に面接に取り組むことが大切です。
関係のない話をする
答えられないときの沈黙を埋めるために、質問とかみ合わない回答をすることは避けましょう。
サークルへの取り組み方を聞かれていたのに学業について話すなど、質問と異なる内容を答えると理解能力のない印象を与えてしまうかもしれません。
あいまいな言葉を使う
「多分」や「一応」などのあいまいな言い方は、自信のないイメージを抱かれる可能性があるので避けたほうがよさそうです。
「えっと」「あのー」のような繋ぎ言葉も、話し下手な印象を与えるかもしれないため頻繁に使うことは控えましょう。
支離滅裂な回答を行う
焦って意味の伝わらない言葉を並べるなど、支離滅裂な回答をするとマイナスの印象を与えてしまうかもしれません。
論理的に話せない、コミュニケーション能力に欠けていると思われる可能性があるため、一度落ち着き、ゆっくりと対応を考えることが大切です。
保育士の面接で質問に答えられないときの対処法
ここからは、保育士の面接で答えられないときの対応方法を紹介します。
時間をもらったうえで考えをまとめる
面接ですぐに回答できない質問をされたときは、「〇秒ほどお時間を頂きたいのですが、よろしいでしょうか。」と断りを入れてから考えるようにしましょう。
そのまま考え始めると無言のまま固まっていると思われる可能性があるため、事前に時間をもらえるようにお願いをすることが大切です。
考える時間は長くても30秒ほどに抑えるとよさそうなので、その間に気持ちを落ち着けて考えをまとめられるようにしましょう。
答えられる範囲で回答する
完璧に答えようとするとうまく話せなくなるかもしれないため、自分ができる範囲で回答をするとよさそうです。
多少つっかえたり順序が乱れたりしても、採用担当者に一生懸命話す姿を見せることで熱意を伝えられるかもしれません。
言いたいことが伝われば、うまく答えられなくても評価される可能性はあるでしょう。
分からない旨を伝える
どんなに考えても回答がまとまらないときは、素直に分からない旨を伝えてもよいかもしれません。
嘘を言ったり時間を無駄に引き延ばしたりしても、採用担当者はマイナスの印象を抱いてしまうので、答えられそうにないときは「分かりません」と言いましょう。
その際は「帰宅後にしっかり調べます」のように、できるだけ前向きな言い方をするとよさそうです。
また、答えられなかった質問についてはできるだけ引きずらないようにし、次の質問から明るい表情で回答をするようにしましょう。
質問の意図を確認する
すぐに答えられないときは「申し訳ございませんが、〇〇という意味でしょうか。」と、質問をし返してみるとよさそうです。
採用担当者が何を聞きたいのかの真意を理解できますし、沈黙を避けられるので気まずくなることを防げるかもしれません。
しかし、オウム返しのように聞くと不自然な印象を与えてしまうため、少しかみ砕いた内容で質問することが大切です。
ハキハキと回答する
すぐに答えられない質問をされたときは、焦って縮こまってしまう方も多いでしょう。
しかし、うつむいてボソボソと話したり、採用担当者から視線を外したりすると自信のない印象を与えてしまうかもしれません。
頑張って回答を編み出した場合でも、「分からないので調べます」という場合でも、できるだけ声を大きくしてハキハキと回答するようにしましょう。
緊張をほぐす
リラックスできる対策をしっかり行えば、緊張しすぎて頭が回らないという事態を避けられるかもしれません。
深呼吸を何度も繰り返してから面接を受けたり、採用担当者に「少し緊張しています」と声に出して伝えたりするとよさそうです。
緊張をやわらげることで、練習では回答できた質問に答えられないという事態を防げるかもしれませんね。
保育士の面接でスムーズに答えるためのコツ
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最後は、保育士の面接でスムーズに答えるためのコツをまとめました。
よく聞かれる質問を把握しておく
「志望動機を教えてください」のような王道な質問に加えて、過去の面接で聞かれた質問も調べて対策しておきましょう。
回答をしっかり練っておく必要はないものの、答え方の軸となる部分は考えておくとよいかもしれませんね。
面接の雰囲気に慣れる
面接の雰囲気に慣れていなければ、緊張で受け答えできなくなってしまう可能性があるでしょう。
そのため、学校のキャリアセンターのスタッフや教員にお願いし、模擬面接をしてもらえるとよさそうです。
時には突飛な質問を投げかけてもらえれば、本番で答えづらい質問をされた際も焦らずに対応できるようになるかもしれませんね。
回答の丸暗記は控える
回答を丸暗記すると本番で頭が真っ白になったり、質問の仕方を変えられたときにパニックになったりして答えられなくなってしまう可能性もあります。
回答が棒読みになって不自然な印象を与えることも考えられるため、要点となるキーワードのみ覚えておくとよさそうです。
そうすることで、他の角度からの質問にも、応用して答えやすくなるかもしれませんね。
関連記事:新卒の面接でよく聞かれる質問とは。項目と回答例、答えるときのポイント/保育士就活バンク!
保育士の面接で答えられないときの対応法を覚え、合格につなげよう
今回は、面接で答えられない質問をされたときの対処法やコツを紹介しました。
質問にうまく答えられない場合、選考に落ちるのではと不安になる保育学生さんもいるかもしれません。
しかし、しっかりと対応すれば好印象を与えられる可能性があるため、分からない旨を前向きな言い方で伝えたり、採用担当者にお願いして考える時間をもらったりしてみましょう。
保育士の面接を上手に乗り切り、合格につなげられるとよいですね。
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