保育士の面接における入退室マナー。流れやカバンの置き方などの注意点も解説

面接の入退室は、選考において保育学生さんのイメージを左右し得る大切なものです。特に入室時は第一印象にかかわるため、スムーズに対応できたらよいですね。今回は、新卒保育士の面接における入退室の流れをくわしく紹介します。あわせて、カバンの置き方や名刺を頂いたときの対応方法など、マナーについても具体的にまとめました。

お辞儀をする女性

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新卒保育士の面接における入退室マナーを知ろう!

面接の入退室時は、保育学生さんのマナーを見られやすい場面と言えるでしょう。

くわしいマナーが分かればよい第一印象を与えられたり、入退室がスムーズになって落ち着いた気持ちで面接に臨むことができたりするかもしれませんね。

今回は、入室時と退室時の流れについてくわしく紹介します。

ここで紹介する入退室マナーを理解し、採用担当者にポジティブなイメージを与えられるようになりましょう。

新卒保育士の面接における入退室マナー:入室時

面接に臨む女性

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まずは、面接で入室をするときの流れについて紹介します。

1.ドアをノックする

面接で入室をするときは、まずはドアを3回ノックしましょう。

音が大きすぎると相手はびっくりしてしまいますし、小さすぎると聞こえないことが考えられるので、ちょうどよい強さでゆっくりと叩くとよさそうです。

そして、「どうぞ」と声がかかったら「失礼いたします」と言ってからドアを開けましょう。

ドアノブが左のときは右手、右のときは左手でドアを開け、カバンは反対の手で持つとスムーズに入室できるかもしれませんね。

2.入室する

入室後はできるだけ採用担当者に背中を見せないように斜めに立ち、ドアの方を向いて扉を閉めましょう。

扉を開けた手にカバンを持ち替え、反対の手で閉めると自然な流れで入室できそうです。

また、雑な印象を与えてしまうので後ろ手で閉めるのは避け、できるだけ音を立てないように気をつけるとよいでしょう。

3.お辞儀をする

ドアを閉めた後は採用担当者に顔を向け、「よろしくお願いいたします。」と言ってからお辞儀をするとよさそうです。

背筋を伸ばし30度くらいの角度で礼を行い、「1、2」と数え「3」で顔を上げましょう。

また、お辞儀を行うときは指先をしっかりと伸ばすときれいに見えるかもしれません。

男性は中指がズボンの縫い目にあたるように、女性は両手をお腹に置いて左手を右手の上に重ねるとよいでしょう。

4.自己紹介をする

お辞儀をしたら椅子の横まで歩き、自己紹介を行います。

採用担当者が「大学名と名前をお願いします」と言った後に、「○○大学□□学部の△△と申します。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」と述べましょう。

採用担当者が何も言わないときも、自分から自己紹介をしたほうがよさそうです。

また、自己紹介を終えた後は45度くらいの角度でお辞儀をして、姿勢を正して立つようにしましょう。

5.着席する

採用担当者から「どうぞお掛けください」と促されてから「失礼いたします。」と言い、15度くらいのお辞儀をしてから着席します。

男性の場合は軽く膝を開き、手をグーの形にして太ももの上に置くとよさそうです。

一方、女性は膝を揃え、両手を重ねて膝の上に置くときれいに見えるかもしれませんね。


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新卒保育士の面接における入退室マナー:退室時

面接を受ける女性

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続いて、面接の退室時のマナーについて具体的にまとめました。

1.お礼を伝える

採用担当者から「これで面接を終了します。」のように言われた後は、「本日はお忙しい中、お時間を割いてくださりありがとうございました。」とお礼を述べるとよさそうです。

軽く礼をしてから立ち上がり、再度「ありがとうございました」と伝えましょう。

そして、45度くらいのお辞儀をして、顔を上げた後に採用担当者の目を見てからドアへ向かうようにすると丁寧に見えるかもしれませんね。

2.退室する

ドアへ到着したら採用担当者へ向き直り、「失礼いたします」と言ってから30〜45度くらいでお辞儀をします。

採用担当者に背を向けないようにしながら、静かにドアを開けて退室しましょう。

このとき、ドアノブが左のときは右手、右のときは左手でドアを開け、荷物は反対の手で持つとよさそうです。

部屋から出たら扉を開けた手にカバンを持ち替え、反対の手で閉めるとスムーズに見えるかもしれません。

新卒保育士の面接で入退室するときの注意点

最後は、保育士の面接で入退室するときに気をつけるポイントをまとめました。

カバンは椅子の横に置く

面接を受けるときの注意点として、カバンは椅子の横に置くことが挙げられます。

途中で倒れたり、上に置いたコートが崩れたりしないように、自立式のカバンを選ぶと便利でしょう。

また、置き場所を指定されたときは「それでは失礼いたします。」と声をかけてから、そこへ静かにカバンを置くとよさそうです。

先に案内されたときは立って待つ

先に面接会場へ案内され、後から採用担当者が来るケースもあるかもしれません。

そのようなときは、「座って待ってください」と受付の方に言われた場合は椅子に座り、特に指示がない場合は立って待つようにしましょう。

待ち時間が長くてもスマートフォンやメモなどは見ず、静かに待機することが大切です。

また、採用担当者が入室したら即座に立ち、身体を向けて挨拶と自己紹介を行うと好印象を与えられるでしょう。

名刺を頂いたときは丁寧に扱う

面接前に名刺を頂いたときは「ありがとうございます、頂戴します。」とお礼を伝え、両手で丁寧に受け取るとよさそうです。

その際、できるだけ机は挟まず、自分から採用担当者へ近づいて頂くと丁寧に見えるかもしれません。

受け取った後は机の左上あたりに、採用担当者が座っている順番に置くようにしましょう。

置くための机がないときは名前を確認し、名刺入れや定期入れ、手帳などに入れるとよさそうです。

見送りがあるときは静かについていく

採用担当者がエレベーターや玄関まで見送ってくれるときは、後ろに静かについていくとよいでしょう。

最後に別れるときは採用担当者のほうに向き直り、お礼を伝えてからお辞儀をするとよさそうです。

また、別れてからも採用担当者が見ていることが考えられるので、園やビルの外に出てからも気を抜かず、スマートフォンなどはさわらないようにしましょう。

失敗をしたときは謝罪する

緊張によって入退室時につまずいたり、ドアに荷物が当たって大きな音を立ててしまったりすることもあるかもしれません。

そのようなときはすぐに「失礼いたしました。」と伝え、気持ちを落ち着けることが大切です。

特に入室時に失敗した場合、引きずってしまうとその後の受け答えがうまくできない可能性もあるでしょう。

そのため、しっかりと謝罪を伝え、気持ちを切り替えてから面接に臨むとよさそうですね。

面接の入退室マナーについて理解し、保育士の就活を成功させよう!

今回は、新卒保育士の面接の入退室マナーについて紹介しました。

入室時と退室時のくわしい流れが分かれば、採用担当者に第一印象を与えたり、落ち着いた気持ちで面接に臨んだりすることにつながるかもしれません。

カバンは椅子の横に置く、失敗したときは謝るなどのポイントを押さえ、スムーズに入退室できるようになりましょう。

保育学生さんはここで紹介したマナーを覚え、就活を成功させられたらよいですね。

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