気になる保育園の就活倍率を知りたいけれど、調べ方が分からない保育学生さんもいるでしょう。できるだけ低いところを狙って、内定を獲得したい方も多いかもしれません。今回は、就活における倍率の調べ方をくわしく紹介します。あわせて、高くなりがちな園の特徴や、低い園の探し方も具体的にまとめました。
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就活における倍率とは
就活倍率とは、園に入職する難易度を数字で表したものです。
求職者に対する求人数の割合を表した有効求人倍率とは異なり、「園の応募者数÷園の募集人数」の数式で算出することができます。
例えば、園の応募者数が100人で募集人数が10人の場合、倍率は10倍となり、目安として10人のうち1人が入職できるでしょう。
また、就活倍率がどこから高いか低いかは保育学生さんによって異なりますが、10倍を超えたら入職の難易度が上がると捉えておくとよいかもしれません。
園によって倍率は高くなったり低くなったりするので、効率よく内定を獲得するためにも、保育学生さんは事前に就活倍率を調べておくことが大切です。
就活倍率が高くなりがちな園の特徴
では、就活倍率が高くなってしまう園は、具体的にどのような特徴を持っているのでしょうか。
大手で有名な園
大手で有名な園の場合、就活倍率が高くなってしまうかもしれません。
大規模の法人であったり知名度が高かったりすると、それだけでエントリーする就活生が多くなってしまうでしょう。
そのため、保育学生さんは大手で有名な園にこだわらず、さまざまな園を見てみるとよいかもしれませんね。
募集人数が少ない園
園の募集人数が少ないと、就活倍率が高くなってしまうことが考えられます。
募集人数が少なければ門が狭くなるため、そこまで多くの保育学生さんが集まっていなくても倍率が高くなってしまうでしょう。
求人を選ぶときは採用の予定人数もチェックしておくと、内定の取りやすさが予測できそうです。
働きやすい園
働きやすい園も、就活倍率が高くなりやすいでしょう。
多くの保育学生さんが働きやすい園に入職したいので、残業が少なかったり、休みが取りやすかったりする園は人気であることが考えられます。
事前に就活倍率を調べるなどして、入職しやすい園の見当もつけておくとよいかもしれませんね。
就活における倍率の調べ方
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続いて、就活倍率の調べ方を具体的にまとめました。
就活に関する本で調べる
就活倍率の調べ方として、就活に関する本を見てみることが挙げられます。
就活倍率が載っている本が展開されているようなので、書店やインターネットなどで探してみるとよいかもしれません。
一般企業はもちろん保育関係の仕事も一部載っているため、求人を選ぶ際の参考にしてみましょう。
就活サービスの機能を使う
就活サービスの機能を使うことも、倍率の調べ方のひとつです。
サービスによっては「気になる」などの機能があり、どれくらいの保育学生さんがその園に興味を持っているかを予測できるでしょう。
多くの保育学生さんが「気になる」をしていれば、それだけ就活倍率が高いと判断できそうですね。
就活・転職エージェントを利用する
倍率の調べ方として、就活・転職エージェントを使ってみることも挙げられます。
就活・転職エージェントとは、アドバイザーが保育学生さんの就活をサポートしてくれるサービスのことです。
アドバイザーは採用担当者と直接やり取りをしているので、どれくらいの採用枠があって何人の保育学生さんが応募をしているのかを、正確に把握しているかもしれません。
そのため、気になる園の倍率を知りたいときは、就活・転職エージェントを通じて調べてもらうとよいでしょう。
就活倍率が低い園の探し方
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最後は、就活倍率が低い園を探したいときにすべきことを解説します。
逆求人サイトを活用する
逆求人サイトを使えば、就活倍率が低い園を見つけられるかもしれません。
逆求人サイトとは保育学生さんが自分のプロフィールを登録し、それを見た採用担当者がスカウトをするサービスのことです。
採用担当者が保育学生さんに魅力を感じてスカウトをするので、選考に通りやすかったり就活倍率が低い穴場の園が見つかったりするかもしれませんね。
就活フェアに行く
倍率が低い園を探すときは、就活フェアに行ってみてもよいでしょう。
就活フェアとはさまざまな保育園がブースを出展し、保育学生さんに園の説明会を行うイベントのことです。
あまり保育学生さんが集まっていない園は、就活倍率が低いと推測することができるでしょう。
そのため、就活フェアに行ったときは自分に合った園を見つけつつ、保育学生さんがあまり集まっていないブースに注目してみるとよいかもしれませんね。
就活のプロから求人紹介を受ける
転職・就活エージェントに登録して、就活のプロであるアドバイザーから求人紹介を受けてみるのもよさそうです。
アドバイザーに「倍率の低い園を紹介してほしい」など要望を伝えれば、希望に沿った園の紹介を受けることができるかもしれません。
また、履歴書・エントリーシートの書き方や面接対策なども教えてくれるので、多少倍率が高くても周りの保育学生さんと差別化をはかれるサポートを受けることができます。
内定を獲得できるよう、第三者からのアドバイスをもらうことも視野に入れてみてくださいね。
倍率の調べ方を押さえ、保育士の就活に活かそう!
今回は、就活倍率の調べ方を紹介しました。
就活倍率とは「園の応募者数÷園の募集人数」で算出できる、園に入職する難易度の数字です。
就活倍率がどこから高いか低いかは保育学生さんによって異なるものの、10倍を超えたら入職の難易度が上がると考えておくとよいでしょう。
また、倍率が低い園を探したいときは就活フェアに行ったり、転職・就活エージェントに登録したりするとよさそうです。
保育学生さんはここで紹介した調べ方を参考にして、スムーズに就活を行ってみてはいかがでしょうか。
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