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実習中はメモ禁止って本当?その理由や保育内容を忘れないための対策

保育学生さんは、「実習中はメモ禁止」といわれたらどうしますか?「覚えられない」「日誌が書けない」と不安に思う人もいるかもしれません。「分からないことはきちんとメモを取って」といわれることもあれば、「メモを取らず保育に集中して」といわれる場合もあるでしょう。今回は、保育実習においてメモ禁止の際にできる対策を紹介します。

メモしている

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実習でメモ禁止!日誌が書けず困る保育学生さんへ

実習でメモ禁止になった場合、一番不安に思うことが実習日誌かもしれません。

1日の中身を細かく記入しなければならず、援助や環境構成など、記入項目もたくさんありますよね。


全てをメモなしで適格に記入することは難しいかもしれません。

では、そもそも実習でのメモ禁止は珍しいことなのか、当たり前なのか、紹介します。




メモ禁止って保育実習では当たり前?

バツしている

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保育園の実習では、積極的に参加する姿勢が大切です。


担任保育士さんたちの援助や状況をメモして忘れないようにすることはよいことかもしれません。

しかし、メモを取らないようにいわれることもあります。


保育実習では、どちらが望ましいのでしょうか。



対応は園によって異なる


結論としては、対応は実習先の方針によって変わってくるでしょう。忘れないようにメモを取るよういわれるところもあれば、「子どもから目を離さず見て覚えて」といわれるところもあります。いきなりメモ禁止といわれてしまうと、保育学生さんも焦ってしまうかもしれませんね。



保育士さんによって異なることも…


同じ保育園の中でも、保育士さんによって考え方が違うこともあるかもしれません。

日頃、保育についての共有はしていても、なかなか実習生のことまで共有したり打合せをしたりしている時間がない場合もあります。


昨日のクラスではメモを取るよういわれ、今日のクラスではメモを取っていることを注意され…ということもあるかもしれません。



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実習でのメモ禁止には保育士ならではの理由がある

子どもと保育士ガッツポーズ

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保育学生さんの中には、「メモ禁止にされると実習日誌が書けない」と不安になる人もいるでしょう。

しかしメモ禁止は、保育士ならではの理由があるのかもしれません。


予想されるメモ禁止の理由を紹介します。



子どもから目を離してはならない


保育士は、子どもの安全を守るため、常に子どもに目を向けています。

実習をする中でもその意識はとても大切になってくるでしょう。


保育士として働くうえで、子どもの安全を守る意識を常に持っていてほしいという想いがあるのかもしれません。



子どもへの咄嗟の対応ができない


保育中は、いつなにが起こるか分かりません。

子どもが転んだり、噛みついたりして怪我することは一瞬のうちに起こるでしょう。


メモを取っていると、そばで何かが起こっても、咄嗟に動いたり止めたりすることができません。



メモに熱中しすぎている


実習中、メモを取ることに一生懸命になっている場合、「保育に集中していないのでは」「実習日誌のことばかり考えている」と思われるのかもしれません。

また、メモを取ることで重要な場面や子どもの姿を見逃してしまうこともあります。




メモ禁止でも実習で保育を的確に捉える対策

記入している

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保育実習でメモ禁止にされた場合、どのような対策ができるでしょうか。


慌ただしい1日の中で、時系列や言葉がけの全てを記憶しておくことは難しいかもしれません。

事前の対策をしていきましょう。



1日の流れを事前に把握しておく


1日の流れは、実習前のオリエンテーションなどで確認してみるとよいですね。


もし難しければ、各年齢の保育園での生活リズムを調べて、参考にするとよいでしょう。

事前に得た1日の流れと、当日の流れを照らし合わせることで、負担は少し減るかもしれませんね。


また、メモをとってもよいか、オリエンテーションで確認ができるとよいですね。

メモを取る際は、簡潔に終わらせることがポイントかもしれません。



昼休みにメモをする


休憩時間があった場合、その時間を使ってメモにまとめるようにしましょう。


もし休憩がなければ、子どもが午睡中の間に少しだけメモにまとめる時間をもらえるか、担任の先生に確認してみてもよいかもしれません。

しかし、実習は現場にかかわることが大切なため、保育士さんの意向に従いましょう。



分からなければ聞く


実習では、子どもの午睡中などに振り返りの時間を設けてくれる場合もあるでしょう。


その際に、分からなかったことの質問をしたり認識が正しいか確認したりを積極的にできればメモがなくても理解が深まり、日誌にもいかせるかもしれません。



事前学習を怠らない


1日の流れを事前に調べる以外にも、子どもの姿や必要な援助、保育士さんの視点などを事前にしっかり学習するようにしましょう。

年齢にあった成長などをきちんと理解しておくと、保育が捉えやすくなったり、疑問がわきやすくなったりして、メモ禁止でも実習中の様子をよく覚えておけるかもしれません。




メモ禁止は実習中の積極的なコミュニケーションで乗り切ろう!

実習では、保育についての理解を深めたい、実習日誌を正しく書きたいなど、メモを取る理由はさまざまでしょう。


一方、メモ禁止なのかどうかも保育園によってさまざまです。

保育学生さんの姿次第で、保育を学ぼうとしているのか、実習日誌のためにメモをとっているのか、園側の受け取り方もかわってくるかもしれません。


実習期間中は緊張するかもしれませんが、確認や質問など現場の保育士さんたちと礼儀正しく積極的なコミュニケーションを行うことが大切でしょう。

子どもとも積極的にかかわり、メモを取らなくても保育学生さんの心に残る時間を、実習でつくれるとよいですね!

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