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保育園に同期がいない…新卒保育士の悩みと不安への対処法

新卒で保育士になった方の中には、「園に同期がいない」と不安を感じている方もいるかもしれません。悩みや不満を共有したり、わからないことを気軽に聞いたりできる存在がいないと、仕事のストレスが溜まりがちですよね。今回は、同期がいないことで悩んでいる新卒保育士さん向けに、職場の人間関係やストレスへの対処法を紹介します。

同期がいないことに悩む新卒保育士

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同期がいない新卒保育士の悩みとは?

新卒で入職した保育園に同期がいると「一人じゃないんだ」と感じられてかなり心強いもの。


しかし、園の規模によっては配属先に同期がいないという保育士さんも多いようです。


同期がいない新卒保育士さんにとって、どんなことが悩みになるのでしょうか。



悩みや不満を気軽に共有できない


職場での悩みや不満を気軽に話せる存在がいないと、自分の心にモヤモヤが溜まってしまいますよね。初めてのことばかりで緊張が続く入職後すぐの時期であればなおさらです。


先輩から厳しく指導されたり仕事でミスをしたりしたときに、「こんなことがあって…」と吐き出して共感しあえる相手がいないと、より辛さを感じてしまうでしょう。



同じ立場の人がいないため心細い


同じ立場である同期の保育士さんがいないと、困ったことを相談できなかったり、すでに出来上がっている人間関係の中に入っていきづらかったりと心細さを感じてしまいがち。


休憩時間や職員室で仕事をしているときに、ふとした雑談ができないことに孤独を感じるケースもあるでしょう。



先輩との人間関係に気を使う


同期がいないことから、先輩とどのように付き合えばいいのかわからず人間関係に気を遣うことが多いかもしれません。


特に、職員全体で取り組む行事の準備や、園で開かれる歓迎会などでは「自分が一番若手なんだから積極的に動かなくては」と必要以上に気を張って疲れてしまうかもしれません。



雑務が多く回ってくる


新卒保育士が一人だけの園では、雑務を分担してくれる若手の先生がおらず、自身に負担が偏るという悩みも挙げられます。


掃除や書類のコピー、配布物の管理など、一つひとつの仕事は簡単なものでも、一度にいろいろなことをお願いされて自分のやりたいことが進められないと焦りを感じてしまいますよね。



同期がいない新卒保育士ならではのメリット

同期がいない職場は大変なことや悩みが多いものですが、決して悪いことばかりではありません。


ここでは、園に新卒保育士が自分一人という環境ならではのメリットを紹介します。



新卒同士で比較されない


同じ新卒保育士という立場の同期がいると、どうしても周囲の先輩や園長先生から仕事の出来を比べられてしまう可能性があります。


その点、新卒保育士が自分しかいない環境であれば誰かと比べられないため、自分のペースで成長していける点がメリットです。



丁寧に指導してもらえる


一つの園に新卒保育士が複数名いると、先輩の手が回りきらず、一人ひとりへの指導が手薄になってしまう可能性があります。


その点、同期がいない環境であれば丁寧に仕事を教えてもらえるというメリットがあるでしょう。


新人の立場を活かして積極的に質問をしていけば、「頼ってもらえて嬉しい。教えがいがあるな」と好印象につながり、よりたくさんのことを吸収できるかもしれません。



不要な付き合いが少ない


他の園の友人から「よく同期とご飯に行く」といった話を聞いてうらやましさを感じるかもしれませんが、無理に誘いに付き合う必要がないため自分の時間を確保しやすいでしょう。


「休日はゆっくり休みたいのに、いつも同期の集まりに誘われる。断るにも気が重い…」と悩むことがないため、プライベートの自由度は高いと言えるでしょう。



先輩と深く関係を築ける


同期がいない分、先輩との人間関係を深めやすい点もメリットと言えます。


「園で一人の新卒保育士さん」ということから、先輩も気を配ってたくさん話しかけてくれる可能性があります。


後輩として謙虚な姿勢を保ちつつも、コミュニケーションを活発に取ることで、同期がたくさんいる環境よりも早く先輩と仲良くなれるかもしれませんね。



同期がいない新卒保育士ができること

スマホで調べものをする保育士

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同期がいない職場のメリットを活かしつつ、不安や孤独感を和らげるために新卒保育士さんができることは何でしょうか。



わからないことは積極的に聞く


わからないことや相談したいことがあるときは、自分から先輩保育士さんに聞いてみるとよいでしょう。


先輩にとって、新卒保育士さんの方から声をかけて頼ってくれることは嬉しいもの。


「忙しそうだから迷惑かな」と最初は不安を感じるかもしれませんが、給食を食べている間や退勤前の時間など、落ち着いたタイミングで質問してみるとよいかもしれません。



気軽に話せそうな人を探す


職場の中で気軽に話せる存在を見つけることも一つの方法です。


先輩保育士さんの中に、年齢が近い人や話しやすい雰囲気の人がいないか探してみましょう。


たとえ受け持ちクラスが離れていても、「この人は味方になってくれそう」と思える人が職場にいれば心強いかもしれませんね。



転職を視野に入れる


同じ立場で一から頑張れる同期が欲しいと考える場合、「新規オープン園」に転職するという手もあります。


新卒入職から3年目までは「第二新卒」という扱いになるため、経験が少なくてもポテンシャルを評価したうえで選考してもらえる可能性があります。


もちろん、今の職場で頼れる人を見つけるのが最適ではありますが、孤独感に悩んでいる場合は「いざとなれば転職という選択肢がある」と考えると気持ちが楽になるかもしれません。



転職に興味がある・悩んでいるという方は、第三者に相談してみることでこれから進むべき道が見えてくるかもしれません。


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新卒の同期がいない環境ならではのメリットを活かそう

今回は、新卒で入職した園に同期がいないと悩む保育士さん向けに、心細さや孤独感を和らげる方法をまとめました。


保育園に同期がいない場合は、先輩と積極的にコミュニケーションを取りながら、職場で味方になってくれる存在を探してみましょう。


また、仕事の出来を比較されない、不要な付き合いが減るといった点は同期がいないことのメリットです。


いざという時のために転職という選択肢も考えながら、今の環境で頼れる存在を探してみるとよいかもしれませんね。

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