人見知りな性格を自覚している学生さんの中には、「本当に保育士としてやっていけるのかな…」と不安を抱える方も多いかもしれません。しかし、そうした繊細な性格だからこそ、保育に活かせることがたくさんあります。今回は「向いてないかも」と悩む学生さん向けに、人見知りが保育士として活躍できるポイントを紹介します。
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人見知りは保育士に向いてない?
保育士さんと言えば、明るく快活なイメージを持つ方が多いかもしれません。
「シャイな性格だと保育士に向いてないかも」と悩む保育学生さんも多いようですが、人見知りであっても保育士として活躍できる場面は数多くあります。
今回は、自身のことを人見知りだと感じる保育学生さん向けに、保育士になるうえでのポイントを紹介します。
人見知りでも大丈夫!保育士として活躍できる3つの強み
人見知りな性格を自覚している方だからこそ、保育士として活躍できるポイントがあります。
子どもの気持ちに共感できる
保育士さんにいろいろな性格の方がいるように、子どもの中にもおしゃべり好きな子、引っ込み思案な子など、さまざまな色があります。
自身と同じように人見知りな子どもに対して、気持ちを深く理解しながら関係を築いていける点は強みと言えるでしょう。
敏感だからこそ子どもの変化に気づきやすい
周囲の様子をよく観察している人見知りの方だからこそ、子どもの変化に気づきやすいというメリットがあります。
子どもたちのちょっとした変化や気持ちの移り変わりに気がつけるのは、保育士としての関わりへ大いに活かすことができますよ。
子どもにプレッシャーを与えにくい
初対面で無理に距離感を詰めようとしないところは、子どもたちに与えるプレッシャーが少ないため、安心感のある保育につながるでしょう。
特に年齢が低いうちは、新しく会う人に対して警戒心を抱く子どもも多いことから、乳児クラスではシャイな性格を強みにして関わることができるかもしれません。
人見知りな保育士が対策できること
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人見知りな性格の方が保育士として働くうえで、うまく仕事を進めるために工夫できるポイントを紹介します。
先に挨拶をする
誰しも、人から挨拶をされるとうれしくなるもの。
まず自発的に挨拶をすることで、周囲の方からの好印象につながります。
最初のうちは緊張で声が震えたり顔がこわばったりするかもしれませんが、繰り返しトライして、目を見ながら明るいトーンで声をかけられるようになるとよいですね。
子ども・保護者の特徴を知る
人見知りで関係を築くのに時間がかかるからこそ、関わる方たちのことをよく知ることが大切になります。
児童票などの書類を確認したり、周囲の先輩に聞いたりしながら、子どもや保護者の特徴を集めることから始めてみましょう。
特に、関わりが難しいと感じる方については、「どんなタイミングならよいか」「普段どんな話をしているか」などを周囲の方に質問することもポイントかもしれません。
自分にできる仕事を積極的に行う
人見知りな方は、職場の人間関係を築くまでに不安を感じることが多いかもしれません。
そもそも職場は仕事をしに来るところなので、無理をして親睦を深めるのではなく、仕事に集中するのも一つのやり方です。
自分にできる仕事を積極的に探して、丁寧に取り組むことで、自然と周囲の方との関わりが好転していくことが考えられます。
人見知りな保育士だからこそ子どもに寄り添える!
今回は、人見知りで保育士に向いてないかも…と悩む方向けに、保育で活かせるポイントやうまく関係を築くための対策についてまとめました。
記事で紹介したポイントを参考に、人見知りという個性を保育士としての強みに変えていけるとよいですね。