1歳10カ月~2歳3カ月向けの個人案を作成する際に参考になる「自己評価・反省」の例文を紹介します。保育の中で子どもの成長を見守りつつ、保育者自身の関わり方や援助が適切であったかを振り返ることは、次の保育に活かすために大切なステップになるでしょう。今回の例文を参考に、日々の保育の質の向上に役立ててください。
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自己評価・反省【1月/1歳10カ月~2歳3カ月向け】個人案例文
自己評価・反省の例文をまとめました。
積み木を積んだり崩したりを楽しみながら、少しずつ手先を器用に使えるようになっている。他クラスとおもちゃを交換するなどして、遊びの幅が広がるように援助していきたい。
風船遊びでは、風船を追いかけたりキャッチしたりしながら身体を動かす楽しさを感じていたが、周りにぶつからない程度の安全なスペースが十分ではなかった。今後は広い場所を確保して安全に遊べるようにしたい。
保育者といっしょにトイレに向かうことに興味をもち始めているため、「おしっこいきたくなったらおしえてね」と伝えながら、その子のペースを大切にトイレトレーニングを進めていきたい。
絵本の読み聞かせで「いないいないばあ」を読んだときに興味をもち、他の本も読んでほしいという姿があった。日常的に子どもたちが読んでいる本を確認し、全体の読み聞かせでも取り入れていきたい。
おもちゃを片付けるとき、「ここにいれてね」と声かけをすることで、少しずつ片付けに取り組む姿が増えた。今後も楽しく片付けができるよう、簡単なルールを取り入れていきたい。
ままごと遊びで友だちと「どうぞ」「ありがとう」のやり取りを楽しむ場面があった。言葉遊びなどを取り入れて語彙を増やしていきたい。
リズム遊びで「ゆき」や「こぎつね」に合わせて手をたたくと、身体を揺らしながら楽しむ姿が見られた。今後も季節の歌を取り入れていきたい。
外遊びで雪をさわったとき、手が冷たくなり「つめたーい!」と言ってよろこぶ様子があった。天候が悪い日は室内に雪を持ってきて色水を作るなど、冬ならではの遊びを楽しみたい。
「アイアイ」の歌に合わせて元気いっぱいに身体を動かす姿が見られた。言葉が増えてきたので子どもたちの興味のある歌を取り入れて、リズムに合わせて楽しめるようにする。
手洗いをする際に「バイキンさん、ばいばいしようね」と声かけをしてみると、興味をもち、楽しく手を洗う様子が増えた。引き続き、自主的に手洗いできるよう、習慣化を目指したい。
粘土遊びでは、子どもが指先を使って粘土をつまんだり押したりして楽しむ様子が見られた。柔らかい粘土を使ったり粘土の色を増やしたりして遊びを広げていきたい。
午睡の時間には、リラックスして眠る子が増えたが、眠りに入るのに時間がかかる子もいた。背中をさすったりしながら安心して眠れるように配慮したい。
正月遊びで「福笑い」を取り入れたところ、目や口をどこに置くか悩みながらも、楽しい表情で挑戦する姿が見られた。今後も行事に親しみをもてる遊びを取り入れていく。
おやつの時間に「おいしいね」と声をかけたところ、言葉をまねする様子が見られた。「いただきます」「ごちそうさま」などという言葉も何度も伝え、挨拶の大切さを伝えていきたい。
自然物遊びでどんぐりや葉っぱを取り入れて製作したが、時間に余裕がなく、完成せずに泣き出すことがあった。今後は製作時間にゆとりをもって計画していく。
その他の1月の「1歳10カ月~2歳3カ月向け」項目別の個人案例文はこちらをご覧ください。
1歳10カ月~2歳3カ月向けの「自己評価・反省」の例文を参考にして、1月の個人案を作成しよう
保育の振り返りは、子どもが心地よく園生活を楽しむために大切なことです。
自己評価や反省を通して、保育者自身がどのように子どもと関わり、どんな援助が子どもの成長に役立つかを考えることが、よりよい保育につながるでしょう。
上記の例文を参考にしながら、保育を振り返ってみてくださいね。