0歳11カ月~1歳2カ月向けの個人案を作成する際に参考になる「自己評価・反省」の例文を紹介します。子どもの成長を見守りつつ、保育者自身の関わり方や援助が適切であったかを振り返ることは、次の保育に活かすための大切なステップになるでしょう。今回の例文を参考に、保育の質の向上に役立ててくださいね。
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自己評価・反省【2月/0歳11カ月~1歳2カ月向け】個人案例文
自己評価・反省の例文をまとめました。
節分の製作活動で、子どもがおにのお面作りに取り組む際、シールを貼る動きに興味をもち、集中して取り組む姿が見られた。次回もこのような工程を用意して、手指の発達をサポートしていきたい。
寒さ対策を行ないながら散歩を楽しんだが、寒さで子どもが「帰りたい」と言うことがあった。次回は散歩の時間を少し短くしつつ、外での遊びをもっと楽しめるよう工夫したい。
風船遊びでは、子どもが風船を追いかけながら身体を動かすことを楽しんでいた。次回は、風船を集める遊びを取り入れ、友だちとふれ合う遊びに発展させていきたい。
手洗いの時間に歌やリズムを取り入れることで、楽しんで手を洗う姿が見られた。今後も、楽しく手洗いの習慣を身につけられるように工夫していきたい。
友だちといっしょに遊ぶ場面が増えてきた。さらに関わりを深められるように、手遊びやふれあい遊びなどを取り入れていく。
「おにのパンツ」の手遊びでは、リズムに合わせて身体を動かすことを楽しむ子どもが多かった。身体を動かすことが苦手な子もいたので、今後は個別に声かけしながら、楽しく参加できるよう工夫したい。
公園で自然にふれる活動を行なったが、寒さに慣れていない子どもが少し遊びに集中できない場面があった。興味をもって落ち葉や小枝を探す子もいたので、自然物を持ち帰り、保育室に飾ったり製作の材料に使ったりして季節を感じる場面を増やしていく。
食事の時間にスプーンを使う練習を行ない、少しずつ自分で食べようとする姿が見られた。自信を持って食事ができるよう、今後も段階をふみながら子どものペースに合わせて援助していきたい。
午睡の時間の前に静かな音楽を流すことで、リラックスして眠りにつける子が多かった。一人ひとりのリズムに合わせた対応を引き続き心がけ、安心して眠れるように工夫をしていきたい。
オムツ交換の際、保育室のドアが開くたびに風が入ってきて寒そうにしている子がいた。オムツ替えのときに敷くブランケットをストーブの前に置いて温めておくなど、寒さ対策をしっかり行ないたい。
節分の日にボールを豆に見立てて豆まきごっこを楽しめた。安全な環境を整えながら、引き続き行事に親しむ機会を増やしていきたい。
友だちとおもちゃを取り合う場面があり、泣き出す子がいた。少しずつおもちゃの貸し借りについて「じゅんばんね」といいながら伝えていく。
子どもたちが自由に遊べるスペースを確保したが、道具やおもちゃが多すぎて選択肢が広がりすぎてしまった。今後は、選択肢を少なくしたうえで遊べる環境をつくっていきたい。
音楽を流すと片づけの時間だとわかり、進んでおもちゃを片づける姿が見られた。今後も楽しく片づけられるような工夫を取り入れていきたい。
その他の2月の「0歳11カ月~1歳2カ月向け」項目別の個人案例文はこちらをご覧ください。
0歳11カ月~1歳2カ月向けの「自己評価・反省」の例文を参考に2月の個人案を作成しよう
自己評価や反省を通じて、子どもたちが充実した園生活を送れるように、保育者としてどのようなサポートが必要かを振り返ることが大切です。
子どもの成長に合わせた関わり方や環境を整え、日々の保育に活かしましょう。例文を参考にして、子ども一人ひとりに合った個人案を作成してみてください。