1歳7カ月~1歳10カ月向けの個人案を作成する際に役立つ「環境構成と保育者の援助」の例文を紹介します。2月は冬の終わりを感じつつ、寒さや体調に配慮しながらも、季節の変化を楽しめるような保育環境を整えることが重要です。子どもたちが安全に自分らしく過ごせるように、発達や興味に寄り添ったサポートを心がけましょう。例文を参考に、2月の保育に活かしてください。
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環境構成・保育者の援助【2月/1歳7カ月~1歳10カ月向け】個人案例文
環境構成と保育者の援助の例文をまとめました。
絵本コーナーを整え、自由に手に取れる環境を用意し、節分やバレンタインデーなどの行事を楽しめる絵本をいっしょに楽しむ時間を取り入れていく
模造紙に街の風景や道路、駐車場などを描き、おもちゃの車を走らせて楽しめるような工夫をする
シール貼りや型はめパズルなどを楽しめるスペースを用意して、指先を使った細かい遊びを通して集中力を高められるように配慮していく
音楽に合わせた手拍子や簡単なダンスを楽しめる時間を取り入れ、リズム感を育む
オムツ替えを嫌がる〇〇くんには、リラックスできるよう好きな絵本やおもちゃを使いながら、保育者が穏やかに声をかけることで、安心してオムツ替えを行なえる環境を取り入れていく
「豆まき」の歌を流しながら、歌に合わせて身体を動かしたり手拍子を楽しんだりする時間を設け、行事に興味をもてるような活動を取り入れていく
寒い季節に適した防寒具を自分で選んで着る練習ができるよう、ジャンパーや帽子を手に取りやすい場所に置き、着替えを通して自立心を育む活動を取り入れていく
「かして」や「イヤ」など、言葉で自分の気持ちを伝える機会が増えるよう、友だちとのやりとりを見守りながら、必要に応じて保育者が間に入り、サポートしていく
製作で好きな色の画用紙を選んでもらうなど、自分の意思を表現する場面を増やす工夫を取り入れていく
食事の場面で食べ物をスプーンで上手にすくえない様子が見られるときは「次はこうしてみようね」と手を添え、少しずつ正しい持ち方や食べ方を身につけられるようにサポートする
午睡中、すぐに寝つけないときは優しく背中をさすり、安心感を抱く声かけをしながら、リラックスした状態で眠れるようサポートする
外遊びで身体を動かす遊びを取り入れ、保育者が「からだがポカポカしてくるよ」と声をかけながらいっしょに身体をあたためていく
自分の気持ちをうまく表現できずに泣いているときは「どうしたの?」「お話ししてみようか」と保育者が声をかけて心に寄り添っていく
水を飲むときはコップを安定して持てるように保育者が手を添え、少しずつ自分で飲めるような経験を増やす
公園遊びの中で疲れが見られた場合は、「ちょっとおやすみしようね」と声をかけ、ベンチで休むなどして、ゆったりとしたペースで散歩を楽しめるようにサポートする
その他の2月の「1歳7カ月~1歳10カ月向け」項目別の個人案例文はこちらをご覧ください。
1歳7カ月~1歳10カ月向けの「環境構成・保育者の援助」の例文を参考に2月の個人案を作成しよう
子どもたちはそれぞれのペースで成長し、興味をもつものや遊び方はさまざまです。
2月は冬の寒さを感じながらも、季節の変化や行事を楽しめる時期でしょう。
子どもたちが安心して過ごし、自分らしく成長できるように、一人ひとりに合わせたサポートを心がけましょう。発達に合わせた個人案を作成し、柔軟な対応を意識できるとよいですね。