2歳11カ月~3歳4カ月向けの個人案を作成する際に役立つ「環境構成と保育者の援助」の例文を紹介します。2月は、節分の行事や日常の活動を通じて新たな発見やチャレンジする意欲を示す時期になりそうです。例文を参考に、子どもたちの様子に合わせて、それぞれの発達段階や援助をふまえ、個人案を作成してみてくださいね。
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環境構成・保育者の援助【2月/2歳11カ月~3歳4カ月向け】個人案例文
環境構成と保育者の援助の例文をまとめました。
節分のおにのお面づくりを行ない、はさみやのりの使い方を丁寧に伝えながら楽しく製作に取り組めるように配慮する
雪をテーマにした製作活動で、白い紙や青い画用紙を用意し、保育者が「すきないろをえらんでいいよ」と声をかけ、冬の情景を自由に表現できる環境を整える
冬の花や植物を観察できるコーナーを作り、保育者が「さむいなかでもげんきにさいているね」と声をかけて、子どもたちが自然に興味をもてるようにする
室内でカードめくりや輪投げ遊びができるコーナーを用意し、友だちと順番を守って遊べるように、保育者が「じゅんばんこだね」と声をかけて遊びのルールを学べるようにする
室内で「ハンカチ落とし」を行なううえで、安全面に気を配りながら友だちとのやり取りを楽しめるようにする
紙を丸めた「雪玉」を投げ合えるコーナーを用意し、保育者が「ゆきがっせんみたいでたのしいね」と声をかけながら、季節感を楽しめるようにする
午睡前に体温を確認し、「さむくないかな?」と声をかけ、体調の変化に気づけるようにする
給食の時間に、「これはなにかな?」と食材の話題を出して、子どもが食事に関心を持てるようにする
「おくちのなか、きれいになったかな?」と声をかけながら、うがいの習慣が身につくようにする
くしゃみや咳をしたときのエチケットが身につくよう、ティッシュを手に取りやすい場所に置き、保育者が「鼻水がでたときはこうするんだよ」と優しく手本を見せる
食事の時間に、好き嫌いが減らせるよう、「ちょっとだけたべてみようか」と声をかけながら、いろいろな食材に親しめるように援助する
衣服のボタンを留める練習ができるように、「じぶんでできるかな?」と声をかけながら、自分で挑戦する気持ちを促す
手遊び「手をたたきましょう」のリズムに合わせてタンバリンやカスタネットを叩いて、音楽に親しむ
友だちと「かして」「どうぞ」と声をかけながら遊べるように、保育者が「つぎは〇〇くんのばんだね」と見守り、ルールを意識できる環境を整える
郵便ごっこコーナーを設け、異年齢の子といっしょに手紙を配り合えるように援助し、保育者が「ここにとどけてみようか」とサポートしながら交流が深まるようにする
その他の2月の「2歳11カ月~3歳4カ月向け」項目別の個人案例文はこちらをご覧ください。
2歳11カ月~3歳4カ月向けの「環境構成・保育者の援助」の例文を参考に2月の個人案を作成しよう
子どもたちが心から安心して過ごせるよう、自由にのびのびと活動できる環境を整えましょう。
保育者は必要に応じてそばで見守りながら、子どもたちの取り組みをサポートすることが大切ですね。
上記の例文を参考にし、子ども一人ひとりの成長や興味に合わせた個人案を考えてみましょう。