2月の3歳5カ月~3歳10カ月の子どもたち向けに、個人案を作成する際の「環境設定と保育者の援助」に関する例文を紹介します。この時期は、子どもたちが自分を表現したり、友だちとの関わりを楽しんだりする場面が増えてくるかもしれません。一人ひとりの成長が感じられるよう、保育環境や保育者の関わり方を工夫していきましょう。個人案の作成に例文を役立ててくださいね。
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環境構成・保育者の援助【2月/3歳5カ月~3歳10カ月向け】個人案例文
環境構成と保育者の援助の例文をまとめました。
インフルエンザなどの感染症の拡大を避けるため、保育室の湿度管理や換気に気を配り、手洗いやうがいの習慣を心がける
おにのお面づくりでは絵本の読み聞かせなどを通じて節分について話し、行事への期待感を育てる
外遊びの準備の際に「じぶんでできるかな?」と声をかけ、自分で上着や手袋の準備を進められるように援助する
雪や氷を使って、保育者といっしょに「ひんやりつめたいね」と感想を言い合いながら、冬の自然の面白さに気づけるようにする
広めのスペースで「だるまさんがころんだ」や「フラフープジャンプ」などを行ない、寒い日も身体をしっかり動かして楽しく過ごせるようにする
室内で手作りのサーキット遊びをし、平均台やフラフープを使って順番を守りながら進めるよう声をかけ、かかわりを楽しめるようにする
おもちゃの片付けを「終わりの音楽がなったらスタート!」と音楽をかけ、片付けを楽しい活動として意識できるようにする
室内遊びの後には、「手をきれいにしようね」と声をかけ、感染予防として手洗いを習慣づけられるように配慮する
午睡前に静かな絵本の読み聞かせを取り入れ、「おひるねのじかんがきたね」と声をかけながら落ち着いて過ごせるようにする
帰りの会では翌日の天気や気温の話を取り入れ、「あしたは、さむそうだからあたたかいふくをきるといいね」と次の日の準備がイメージできるように工夫する
外遊びから帰ったときには、暖房をつける前に冷えた手を温めるタオルを用意し、身体が冷えたままにならないよう、安心して過ごせるようにする
室内遊びを行う際には、転倒しやすい場所や滑りやすい床を確認し、子どもたちが安全に活動できるよう十分なスペースを確保しておく
給食前の手洗いの際は、手洗い場が混雑しないようにグループごとに時間を分け、ゆっくりと手を洗える環境をつくって衛生管理に配慮する
寒い日でも午前中に体操やダンスを取り入れた活動を行ない、身体がしっかりと温まる時間をつくることで、1日を通して子どもたちが快適に過ごせるようにする
年上の子といっしょに絵本を読んだりパズルをしたりする時間を設け、「遊びを教えてもらう」「いっしょに楽しむ」といった経験ができるように工夫する
その他の2月の「3歳5カ月~3歳10カ月向け」項目別の個人案例文はこちらをご覧ください。
3歳5カ月~3歳10カ月向けの「環境構成・保育者の援助」の例文を参考に、2月の個人案を作成しよう
3歳5カ月~3歳10カ月の子どもが安全に楽しく過ごせるよう、室内環境や保育者の援助に配慮しましょう。
暖房の温度管理などを行ない、快適な空間を整えることも大切ですね。
また、子どもたちのお気に入りの遊びや様子を観察し、成長にあわせて援助できるとよいですね。
上記の例文を参考に、個人案作成に役立ててくださいね。