こどもの日に子どもたちの健やかな成長を願いながら、楽しい製作活動を取り入れてみましょう。今回は、こいのぼりやかぶとをモチーフにした、簡単でかわいらしい製作アイデアを中心にまとめました。乳児向けの手形やシール貼り、幼児向けの顔はめパネル、折り紙を使った作品などのアイデアが盛りだくさん!新人の保育士さんも参考にしてみてくださいね。
乳児・幼児別にこどもの日の製作を保育に取り入れよう
こどもの日は、子どもたちの健やかな成長を願う、大切な行事です。
保育園で年齢に合った製作遊びを取り入れて、行事を楽しみましょう。
今回は、乳児(0・1・2歳児)や幼児(3・4・5歳児)別にかわいらしい製作アイデアを紹介します。
簡単な工程の作品をまとめたので、新人の保育士さんも保育に取り入れてみてくださいね。
【乳児(0・1・2歳児)】こどもの日の製作アイデア
0歳児・1歳児・2歳児クラスで楽しめる簡単なこどもの日の製作アイデアを紹介します。
かわいい手形のこいのぼり
用意するもの
- 画用紙(青・ピンク・緑など)
- 絵の具 (白色)
- クレヨン
- 丸シール
- のり
- はさみ
作り方
- 水色やピンクの画用紙をこいのぼりの形に切ります。
- 子どもの手に絵の具をつけて、こいのぼりの胴体部分に手形をスタンプします。
- 丸シールで目をつけたり、クレヨンでウロコ模様を描いたりして仕上げます。
ポイント
手形を押す際に、絵具の感触が苦手な子もいるかもしれません。子どもの様子を見ながら無理のない範囲で楽しみましょう。
0歳児クラスから取り入れ、1・2歳児クラスでは、丸シールやクレヨンで貼る工程だけにしても楽しめそうです。
保育室に飾る際は水色の模造紙に作品を貼ると、素敵な壁面に仕上がりそうですね!
くしゃくしゃ紙のふんわりこいのぼり
用意するもの
- 半透明の袋(ポリ袋や透明封筒など)
- 折り紙(好きな色)数枚
- 画用紙 (ピンク・青・茶色など)数枚
- 丸シール(黒・白色)数枚
- ホチキスまたはセロハンテープ
作り方
- 折り紙を手でくしゃくしゃに丸めて、袋の中に入れてホチキスやセロテープで口を閉じます。
- 袋の両端に、画用紙で作った「顔」と「尾びれ」を貼り付けます。
- 顔の部分に丸シールで目をつければ完成です。
ポイント
折り紙をくしゃくしゃする工程は、0歳児クラスから楽しみやすい「感触遊び」のひとつですね。
画用紙の色や折り紙の組み合わせで、カラフルで個性豊かなこいのぼりを作ってみましょう。
また、作品にリボンや紐などをつけて窓辺に吊るすと、光が透けてとてもきれいで、まるで空をふんわりと泳いでいるようなこいのぼりになりますよ♪
丸シールでかっこいいかぶと飾り
用意するもの
- 画用紙
- 折り紙
- 丸シール
- クレヨン
- のり
作り方
- 画用紙をかぶとの形に切ります。
- 折り紙でかぶとの飾りのパーツの形に切って、(1)に貼ります。
- かぶとの形に丸シールを貼ったり、クレヨンで模様を描いたりすれば、完成です。
ポイント
折る作業がないため、乳児クラスでも取り組みやすいアイデアです。
0歳児クラスではシール貼りを中心に、1・2歳児クラスでは「クレヨンで模様を描く」「パーツを貼る」などの工程を取り入れることで、少しずつ表現の幅が広がっていきそうです。
金や銀の素材、色柄折り紙などを取り入れることで、こどもの日らしい華やかさも演出できますよ♪
和柄ウロコの紙皿こいのぼり
用意するもの
- 紙皿 1枚
- 和柄の折り紙 数枚
- 折り紙(茶色) 1枚
- 丸シール
- クレヨン
- ひも
- のり
- はさみ
作り方
- 紙皿の上部1/3ほどをカットして、尾びれの形に見えるように右端を切り、細長いこいのぼりの形を作ります。
- ウロコの形にカットした和柄の折り紙を、(1)に貼ります。
- 茶色の折り紙を丸く切り、丸シールを貼って目に見立て、クレヨンで胴体に模様を描きます。
- 上部に穴をあけて、ひもを通して吊るすと完成です。
ポイント
紙皿を1/3ほどカットすることで、こいのぼりらしい細長い形が表現しやすくなるでしょう。
和柄の模様が加わることで、華やかな雰囲気に仕上がりそうです。
2歳児クラスから取り入れ、子どもの様子に合わせて工程を考え、準備するとよさそうです。
【幼児(3・4・5歳児)】こどもの日の製作アイデア
3歳児・4歳児・5歳児クラスで楽しめる簡単なこどもの日の製作アイデアを紹介します。
トイレットペーパーの芯でひらひらこいのぼり
用意するもの
- トイレットペーパーの芯
- 折り紙
- スズランテープ
- マスキングテープ
- 丸シール
- のり
- ひも
- はさみ
- 穴あけパンチ
作り方
- トイレットペーパーの芯の片側に、尾びれの形に切った折り紙を貼り付けます。
- (1)にマスキングテープを貼り、模様を付けます。
- 丸シールや折り紙で作った目を貼ります。
- 胴体の裏側にセロハンテープでスズランテープを付けます。
- 芯の上部に穴をあけて、ひもを通せば完成です。
ポイント
トイレットペーパーの芯にマスキングテープを貼るだけで、個性豊かな模様の鯉のぼりができあがりそうです。
3歳児クラスから取り入れて、たくさん作って並べると、こどもの日らしいにぎやかな空間になりますよ♪
こいのぼりの顔はめパネル
用意するもの
- 画用紙 (好きな色) 1枚
- 折り紙
- 丸シール
- マスキングテープ
- クレヨン
- はさみ
- のり
- カッター
作り方
- 横長の画用紙をこいのぼりの形に切り、片側を尾びれの形に整えます。
- 中央に顔が出せるくらいの大きな丸い穴をあけます。
- クレヨンで模様を描いたり、折り紙やマスキングテープを使ってウロコや飾りを貼ったりします。
- 完成したら手で持って、こいのぼりの丸い穴から顔を出して写真を撮影します。
ポイント
穴をあける工程は安全面を考慮し、保育士さんが対応しましょう。3歳児クラスから無理のない範囲で取り入れるとよさそうです。
完成した作品で写真を撮ったり壁に飾ったりすることで「自分が主役」と感じられる、印象に残る行事になるでしょう。
定番の新聞紙(折り紙)のかぶと
用意するもの
-
新聞紙または折り紙
-
のり
ポイント
4歳児クラスから取り入れて、かっこいいかぶとを折りましょう。
のりの量が多すぎると新聞紙がやぶれてしまうので声をかけながら、取り組むとよいですね。(詳しい作り方はこちら)
マーブル鯉のぼり
用意するもの
- 洗面器
- 水 100ml
- マーブリング水溶液(または洗濯のり) 100ml
- 割りばし
- マーブリング専用インク 3色
- 竹串
- 画用紙
- トイレットペーパーの芯
- 目玉シール
- キリ
- はさみ
- 折り紙かぶと
ポイント
マーブリングを楽しむ際は、専用のインクを使うと、水面に色が沈みにくく、混ざりすぎることも少ないため、きれいに発色がするようです。
4歳児・5歳児クラスで取り入れ、汚れてもよい服に着替えておいたり、床に新聞紙などを敷いたりして、準備をしておくとよいでしょう。(詳しい作り方はこちら)
折り紙のカブトの作り方はこちらの動画をチェックしてみてくださいね。
こいのぼりリース
用意するもの
- 折り紙(6枚)
- カブトやこいのぼりなどの飾り
ポイント
5歳児クラスで取り入れ、子どもの手形や顔写真なども貼り合わせると、より思い出深い作品になりそうですね。
折り紙の色や柄を自由に選ぶことで、個性豊かな仕上がりになります。(詳しい作り方はこちら)
こいのぼりの折り方はこちらの動画を参考にしてみてください。
カブトの折り方はこちらの動画をチェックしてみてくださいね!
こどもの日の製作を楽しみ、思い出に残る行事にしよう
こどもの日ならではの製作を通して、こいのぼりやかぶとなどをモチーフにした活動を取り入れてみましょう。
年齢別の子どもたちの様子や発達に合わせて製作の工程を考え、準備することがポイントです。
指先を使ったり素材に触れたりする活動を用意し、さまざまな能力を養う時間にしましょう。
完成後は作品を保育室に飾ったり自宅に持ち帰ってもらったりして、こどもの日が心に残る特別な1日になるとよいですね。
また、保育士バンク!新卒では、保育園の行事ネタや遊びネタを中心に記事を配信していますので、保育にお役立てください。
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