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保育実習の反省や感想の書き方。反省会のため自己評価と振り返り

保育実習での反省と感想の書き方、反省会の質問をどう生かすかについてまとめました。 保育実習を体験することで、普段座学で学んでいる保育の知識と保育士の仕事への学びについてより実践的な理解を深めることができます。同時に、さまざまな疑問や不安、すぐに実践できなかったことへの反省や葛藤など、感じることが普段以上に多くなるでしょう。それらを「反省と感想」に書いて整理し、「反省会」で質問して担当保育者から実際にアドバイスをもらってその場で解決していくことで、次の学びや成長につながります。


保育実習の反省や感想の書き方反省会のため自己評価と振り返り iStock.com/itakayuki

保育実習の「反省と感想」とは

保育実習の「反省と感想」は、一日の振り返るための実習日誌のまとめとして記載するものと、実習期間が終了した際に総括として記載するものと、大きく分けて2種類あります。

保育実習での「反省と感想」とは、どちらの場合でも、基本的には実習を通して感じたことや、反省して次に生かしたいこと、疑問に感じたことなどを、素直に、主観的に書く項目です。
書く内容としては、実習を通して感じたことや、保育を通じて考えたこと、保育者に対する尊敬、保育の仕事で得た感動や驚き、自分でできなかったと感じたこと、不安、次に生かしたいと感じたことなどが挙げられます。
実習全体のまとめとして記載する「反省と感想」は、日々の「反省や感想」ををもとに、実習先の園や学校で反省会が行われることもありますので、日々記録していくことで考えをまとめることで、疑問点や質問したいことが明確になります。


実習日誌に記録する「反省と感想」

実習は通常2週間~1カ月の期間で行います。その期間は非常に忙しく、かつ学ぶことも多いため、期間を一気に振り返ることは難しいでしょう。そのため、実習期間の毎日の出来事や感じたことを記録しておく「実習日誌」を作成し、担当保育者に提出します。
実習日誌は日々の出来事を記録するいくつかの項目があり、多くの場合は「反省や感想」という項目があり、毎日記入します。


保育実習後に提出する「反省と感想」

保育実習の最終日終了後、保育園に提出するための感想文を作成し、保育日誌といっしょに提出を求められることが多いようです。そして感想文をもとに、反省会を行います。 保育実習で学んだことや感じたことを素直に書き記した感想文は、実習の担任指導者から総括コメントをいただくことができ、実習期間を通して担当保育士や実習園から見た自分の評価や成果、反省すべき点などがわかるため、今後の保育士になるための勉強や、就職活動などに役立てることができます。実習の総括の感想の書き方については、以下の記事を参考にしてくださいね。

関連記事:保育実習の感想の書き方。感想に書くべき学んだことの内容や例文


保育実習で一日ごとに日誌に書く「反省と感想」の書き方

保育実習では、一日ごとに実習記録に記載する「反省と感想」と保育実習後に提出する「反省と感想」がありますが、今回は一日ごとに記載する「反省と感想」について詳しく説明します。


「反省と感想」に書く内容

実習日誌の「反省と感想」の欄は、毎日書いて提出します。この欄を担当保育者が読んて、実習生に対する1日の総括や、疑問に対しての答えなどアドバイスを記入してくれます。


反省と感想に書く内容としては、次のような内容が挙げられます。

・子どもとふれ合った際の感動や心の動き
・保育に実際携わったことへの素直な気持ち
・担当保育者や先輩たちの動きで感じたことや学んだこと
・心が動いた具体的なエピソード
・課題に対して上手くいかなかったこと
・実習で感じてその日に解決できなかった疑問や不安 など

「反省と感想」の書き方と注意点

特に心に残ったことを具体的に素直に書く

1日の出来事をずらずらと書くのではなく、その日で一番大切だと感じたことや、解決したことなどを書きましょう。提出物だからと恰好をつけるのではなく、自分の素直な、主観的な記述を行うことがポイントです。


字は丁寧に書く

反省と感想は、実習日誌を仕上げる際に一番最後に書く項目に位置づけられています。急いで書きあげたい気持ちもありますが、最後まで誤字脱字に注意して、丁寧に書きあげましょう。


実習園に対する後ろ向きな感想は控える

実習施設の職員の方々は、実習生の学びの時間となるよう、仕事時間を割いて実習指導に当たっています。実習生としての立場を理解して、施設の方針や担当保育者の保育方法に対して批判めいた表現はしないよう、言葉の使い方には注意しましょう。


部分実習の「反省と感想」の例文

今日は子どもたちにたくさん質問して、やりとりできるよう意識しました。
昨日はできなかった、子どもたちとの会話を意識して注意深くやりとりしていくと、子どもたちの言っていることだけではなく、行動や表情から推察して、こちらも反応したり対応することが大切なのだということが分かってきました。保育者がいっしょにやってみるという姿勢で臨むほうが、1歳児には合っており、子どもたちも挑戦しやすいかもしれないと感じました。


責任実習の「反省と感想」の例文

今日1日、1歳児クラスに入らせていただきました。まだ話すことができない子どもたちとの言葉のないやりとりの難しさと同時に、通じ合えたときの喜びを感じることができました。言葉はなく、しぐさや表情から気持ちを読み取れることもあり、午後には子どもたちそれぞれの思いの伝え方を、少しでも掴むことができたと思います。
子どもたち同士でトラブルが起きたとき、他の先生方を見ていると、トラブルが起きたらすぐにいけないことはいけないと伝えて、子ども同士の気持ちを受け止めて気持ちの橋渡しをしていました。
わたしも同じように対応したかったのですが、止めに入ることはできても、子どもたちの気持ちをうまく伝えられなかったり、子どもが逃げてしまうことがありました。ただやみくもに子どもたちに違うと伝えるのではなく、どう違うのか、どうすればよいのか、子どもたちの気持ちを受け止めることを忘れず、伝えられるようにしていきたいです。


施設実習の「反省と感想」の例文

ミルクを飲むときには子どもたちと手をつないだり、おなかに乗せて遊ぶことが好きな子どもたちがいたり、担当保育者と子どもの中でひとつの愛情表現ができていて、それを積み重ねて大切にしていくことで、信頼関係や深い愛着が築かれていくのではないかと感じました。
信頼関係や愛情があるから、子どもたちがのびのびと、自分の思いを表現できるのだということに、他の先生たちを見て気づかされました。
今日は離乳食を作りましたが、子どもたちをすべて同じにに考えるのではなく、一人ひとりのために味や匂いについて配慮しながら、より家庭的な生活と愛情を感じられるようがんばりたいと思いました。


保育実習の反省会とは

保育実習の反省会とは iStock.com/maroke

実習施設で行う反省会

実習施設では、1日1日の実習終了後、または実習期間がすべて終了した後に、多くの園が時間を設けて反省会を行ってくれます。1日の実習を通して振り返りを行い、担当保育者や園長先生から見たアドバイスがあるでしょう。また、実習生が感じたことや質問、疑問などに対して担当保育者や園長先生が答えてくれる時間にもなっています。


実習後、学校で行う反省会(報告会)

学校によっては、保育実習の反省会を行なっています。
保育実習に出かけた学生同士で報告や意見を交換することで、他の保育実習の状況を知るだけでなく、違う視点から自分の考えや経験を捉え直すことができます。
また、保育実習後に先生方から助言や指導を受けたことを同級生と意見交換することで、学びの共有もできます。後に振り返りのためにも、助言や指導されたことは書き留めておきましょう。
そして、一連の振り返りを通して、保育士としての自分の課題を明確にしましょう。


実習反省会での質問

反省会では必ず、園長先生や担当保育者の方に「なにか質問はありますか?」や「今日の反省はどうですか?」と問われ、質疑応答できる時間が設けられていることが多くあります。


質問の意図

実習時間は保育者にとっては仕事の時間でもあり、その場で実習生に時間をとって丁寧に教えることができない場合も多くあります。そのため、反省会という時間をとって、その日1日の疑問や不安、分からなかったことを解決するために質問時間が設けられています。 また、実習に対しての意欲や積極性なども見ていることも多いため、実習生は反省会のために、その日分からなかったことへの質問や1日を振り返ったまとめを、整理して用意しておくことが大切です。


反省会の前に振り返り自己評価する

実習前に立てた目標は達成できたか、克服したいと思っていた課題についてはどうだったか、振り返りましょう。
できた、できなかった、ということが重要ではなく、それを次にどのように繋げるか、改善できるかを考えることが重要です。
また、実習中に感じた
「この時間帯、どんな動きや援助をすればいいか分からなかった」
「この動きで合っているのか不安に感じた」
など、その日の疑問や不安は、その日の記憶が鮮明なうちに解決することがベストです。
休憩時間などに、できるだけ振り返りと自己評価の時間を作り、反省会の前までにポイントを書き留めておきましょう。


質問は積極的に行おう

上記のような疑問をメモしておき、難しく思ったこと、場面やシュチュエーションを加えて先生ならどうするか、どうしたらよいのか聞きましょう。
実習で初めて学ぶことが多いため、わからない、できないことも多いでしょう。現場でしか学べない保育士の実務や技術について積極的に聞いて、実践に生かすことができる実習生の姿勢が見られると、担当保育者にとっても成長を実感でき、評価につながることができるでしょう。


実習の「反省と感想」を「反省会」に生かし保育の理解を深める

普段座学で学んでいる保育の知識と保育士の仕事への学びは、実習を体験することで実践的な理解を深めることができます。同時に、さまざまな疑問や不安、すぐに実践できなかったことへの反省や葛藤など、感じることが普段以上に多くなるでしょう。
それらを「反省と感想」に書いて整理し、「反省会」で質問して、担当保育者から実際にアドバイスをもらってその場で解決していくことで、次の学びや成長につながります。 反省会までに、しっかりと振り返りと自己評価を行っておきましょう。