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実習前のオリエンテーション。電話のかけ方や質問、持ち物や服装の確認方法

実習を行う前には、実習先の施設や園に事前訪問をする「オリエンテーション」を行います。実習施設でお世話になる方々と初めて顔合わせして、実習を行う際の園の方針を理解するために非常に重要な場です。実習にスムーズに入るために持ち物や服装、その他日誌や指導案の書き方、準備するものや課題について、園長先生や担当保育者からしっかり話を聞き、分からない部分は質問をしましょう。日程の確認をするための電話のかけ方も大切です。


実習前オリエンテーション事前訪問電話のかけ方質問持ち物服装 takayuki/shutterstock.com

実習前のオリエンテーション(事前訪問)とは

実習先が決まったら、オリエンテーションに臨みます。
オリンテーションとは、実習の1カ月前くらいに実習園を訪問し、実習中の注意事項、予定、細かい打ち合わせを行う保育実習前の事前訪問のことです。


実習前オリエンテーションの電話のかけ方

保育実習や幼稚園教育実習のオリエンテーション前には、日程の取り決めと確認、準備しておくことなどの確認をするために、実習先の園や施設に電話をかけます。


電話のかけ方とマナー

電話では、相手の顔や表情が見えません。そのため、ふとした言葉遣いや声のトーンなどで、意味の取違いや感情の行き違いなど間違いが起こってしまうことがあります。相手の姿が見えない分、直接会話を交わす以上に気配りに注意する必要があります。


用件の事前準備

電話では相手に分かりやすく、手際よく、短時間でスムーズに伝わるよう、必要事項などを事前にメモをしておきましょう。


はきはきとした口調

歯切れのよい、明るいトーンで気持ちのよい口調を心がけましょう。


先方の都合を優先する

電話した時間帯やタイミングが相手にとって都合が悪い場合もあるので、必ず本題前に、先方の都合を伺いましょう。
「いまお話させていただいてもよろしいでしょうか?」「いまお時間よろしいでしょうか?」
など一言聞くことを忘れないようにしましょう。


電話をかける前準備

電話をかける前に、電話で話す用件、確認をとる必要事項、言葉遣いのポイントなどを箇条書きにしたメモを用意しておきましょう。話す内容順にメモしておくとスムーズです。


必要書類・必要事項のメモの用意

・大学名、学科、学年、実習生氏名
・同じ施設で実習を行う実習生の数
・オリエンテーションの訪問可能日時(あらかじめ候補日を複数用意)
・オリエンテーションで避けてほしい日時(試験期間や追試期間など)
・オリエンテーションまでに準備しておくことや持ち物 など

オリエンテーションの事前電話の言葉遣いメモの用意

・電話での冒頭の挨拶
・必ず伺うこと「いまお話させていただいてもよろしいでしょうか?」など
・言葉に詰まってしまいそうな敬語の言い回し など

電話をかける時間帯

オリエンテーションの依頼は電話で、保育に支障のない時間にかけるのが一般的です。実習園の施設形態や規模、1日のスケジュールや行事の予定などを確認して、運営に支障のない時間を予測してかける配慮が大切です。


保育園

・10時~11時ごろ
園庭で遊んだり室内で遊んだりという活動をしています。先生も人数がそろっていたり園内にいるため、比較的電話がつながりやすいでしょう。

・13時~14時45分ごろ 子どもたちの午睡の時間帯は比較的ゆったりした時間帯です。
ただし、小規模保育園の場合は、電話の音が鳴り響いて赤ちゃんが起きてしまうこともあるため、確認が必要です。


幼稚園

・10時~11時ごろ
子どもたちの登園のピークが済んだ時間帯です。

・14時半以降~17時まで
幼稚園の子どもたちの降園後の時間帯です。あまり遅い時間帯だと、先生方がかえってしまうことが考えられます。


施設長(園長先生)不在の場合

主任や担当の保育者に伝言をお願いし、改めてかけ直すのがよいでしょう。その場合は、いつであれば在園しているのかの日程、時間帯を聞いて、改めてこちらからかけなおすことをお伝えしましょう。


電話での受け応え例文

オリエンテーションの日程を確認する際の電話は、次のような応答で進められます。電話をかける事前準備のために、次の例文を参考にしてくたざいね。

挨拶と用件

「おはようございます。〇〇大学 〇〇学部 〇年生 〇藤〇奈と申します。
今日は、実習事前オリエンテーションのお願いで、お電話をさせていただきました。
〇〇園長はいらっしゃいますでしょうか」

本題

・園長先生に変わったら
・または園長先生が不在で、代わりのもの(主任や担当保育者)が用件を聞くと言われたら

「お忙しいところ、大変申し訳ございません。いまお時間よろしいでしょうか。
〇月〇日から2週間、わたくし〇藤〇奈と、同じく〇〇学科〇年生の△山△美の2名で実習に伺わせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
本日は、事前オリエンテーションのお願いの件でお電話させていただきました」

日程の決定

・指定日時で決定の場合
「ありがとうございます。では、〇月〇日〇時に伺わせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
当日までに、何か準備しておくことや、持ち物で用意しておくものはございますでしょうか?」

・指定日時の都合が悪い場合
(できるだけ実習担当の先生の日程に合わせることが望ましい上で)
「申し訳ありません。
〇月〇日〇曜日が、両名ともどうしても抜けられない実習指導の授業がございまして、可能でしたら、〇月〇日以外の先生のご都合のよい日程はございますでしょうか」

締めの挨拶とお礼

・日程の決定や当日までの準備を確認など、用件がすべて確認がとれた上で
「ありがとうございました。
実習開始まで、いただいた課題について一生懸命準備したいと思います。
〇月〇日〇時に、2名でお伺いいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。失礼いたします」
※先方が受話器を置いたことを確認してから、自分の受話器を置くこと。

実習前オリエンテーションでの服装や持ち物など

実習前に事前訪問して行うオリエンテーションでは、次のような持ち物、服装などを準備することが望ましいでしょう。
その他準備が必要なものについては、オリエンテーションの日程を決める際の電話で、必ず確認をとっておいてください。


オリエンテーションの持ち物

持ち物はA4ファイルが入る鞄にメモ、地図、筆記用具、ティッシュ、ハンカチ、クリアファイルなどを入れておきましょう。
園からプリントや資料を配布されることも多いので、それらがきちんと収納整頓できる大きさのクリアファイルを用意しておくと、汚れなくてすみます。

必要な持ち物例
・必要書類(健康診断書など)
・実習日誌、指導案
・印鑑
・筆記用具
・上履き


オリエンテーションの服装、髪型髪色、メイク、身だしなみ

事前訪問のオリエンテーションに行く際の、服装や身だしなみや注意点についてまとめました。実習先の施設には、働いている職員だけでなく子どもや保護者の方もいます。不快感を与えない服装と身だしなみを心がけましょう。


服装と身だしなみ

特に指定がない場合は、リクルートスーツ着用が望ましいとされています。事前にほころびや服装の乱れがないか、必ず確認し、靴も事前に磨いておきましょう。


髪色と髪型

男女ともに、保育者、子ども、保護者のすべてに受け入れてもらえる、落ち着いた髪型、髪色が望ましいでしょう。髪が明るい場合は自然な色に染め直し、乱れがないようすっきりとした髪型を心がけましょう。


メイク

派手なメイクやネイルは避けましょう。ナチュラルメイクと自然な爪がのぞましく、アクセサリー類はすべて外しておきましょう。


オリエンテーションの日程と時間

日程

施設側(保育園、幼稚園、児童施設)が提示した日程にできる限り従います。
ただし、大学の試験日程に重なってしまうなどの可能性があるときは、先方が日程を指定する前にあらかじめ事情を説明し、日程を考慮してもらいましょう。


オリエンテーションの到着時間

遅刻は厳禁です。遅刻しないために5~10分前には、実習施設に到着し、受付を済ませるイメージを持っておきましょう。
あまりに早すぎるて到着すると失礼に当たるので、慌てないよう現地には早めに到着しておき、10分前になるまで近くで時間をつぶすして待つようにすると、安心かもしれません。


万が一の遅刻、欠席の場合の連絡

遅刻や欠席は厳禁ですが、万が一 交通機関の乱れや急な体調不良などで、オリエンテーションに遅刻、欠席してしまう場合は、速やかに園に電話連絡をとりましょう。


遅刻、欠席の際の電話のかけ方の参考例についての詳しい説明はこちらから


オリエンテーションの交通手段

バスや電車など、公共の交通機関を利用して行きましょう。バイク、自転車、自動車などでの来園は避けましょう。


実習前オリエンテーションでの質問事項 milatas/shutterstock.com

実習前オリエンテーションでの質問事項と確認すること

実習前の事前訪問でのオリエンテーションでは、実習にスムーズに入るために、事前に用意すべきものや、園や施設のさまざまなルールや取り決め、持ち物などを質問して確認しておきます。後で「聞き忘れた」ということがないよう、事前に何を確認し、質問するのかを想定してメモしておき、園長や担当保育士から説明を受けた上で、気になる点は質問できるようにしておきましょう。


質問事項と確認ポイント

実習で確認しておいたほうがいいポイントをまとめました。


園の歴史、組織図、園の方針など

その園の一員として、すぐに動けるようにある程度事前に調べてもおきましょう。


クラス名、人数、構成

園の規模や職員構成、職務分担など確認しておきましょう。


実習生の出勤時間

園につけばいい時間と、着替えを済ませる時間を確認しましょう。


実習初日の動き

初日はどこから入って、誰を尋ねたらいいか、初日は何時に出勤するのか確認をとりましょう。


実習開始日・期間・服装・必要な持ち物

実習の基本的な確認事項と、持ち物や用意するもの、服装などで園独自の規定などについてしっかり確認をしましょう。


実習スケジュールと登園から降園までの一日の予定

1日の流れを頭に入れておき、自分の動きを考えてシミュレーションしておきましょう。


実習のピアノ課題曲、施設の歌などの確認

園歌や今歌っている歌、季節の歌など施設が取り入れている歌を聞き、楽譜を事前にもらい、練習しておきましょう。


実習日誌の書き方と提出方法

施設独自の書き方や、用意の手順などの確認をしましょう


部分、責任実習の日案と指導案の書き方と提出方法

施設独自の書き方や提出期限を確認しましょう。


実習の形式

保育園や幼稚園は問題ないが、入所型施設の場合は通勤型か宿泊型か、宿泊の場合の持ち物などを確認しましょう。


三角巾、調理着、白衣などの用意や使用頻度

給食室に入る場合には用意が必要です。どのくらいの頻度で必要なのか聞いて用意します。


実習中の諸経費の清算方法

給食費やその他諸経費の金額と支払期限、支払方法を確認しましょう。実習初日に全額徴収などの方法があるようです。


入所児童の概要

今の園の子どもたちの関心事や取り組んでいることなどを聞いておきましょう。
また、乳児クラスでどこまで関わっていいのかや、障害を持つ子どもたちへの配慮、対応の仕方などもきちんと聞いておきましょう。


実習中の行事や特別な準備物

実習期間中に行事や催し物がある場合は、その際の準備や用意するもの、どの程度までかかわるべきかを聞いておきましょう。


実習での注意事項

園で知った個人情報や守秘義務やそれ以外で特に気をつけなければならないことを確認しておく。


実習の持ち物や服装でオリエンテーションで確認するポイント

比較的どの園の実習スタイルでも必要な持ち物です。どのようなものが必要か予想を立てておき、園独自の規定や気になる点があれば、すぐに質問できるように一通り見ておきましょう。


オリエンテーションで確認をとったほうがいい持ち物

エプロン

使用するエプロンは園によって規定が違う場合があります。色、柄、キャラクターものの使用が大丈夫かどうかなど、選び方の基準を確認しましょう。


名札

課題として名札を手作りで用意する園もあるでしょう。その際には、どの程度園の方針を理解しているかが重要になります。大きさ、名前の書き方、キャラクター使用が可能か、材料など、できる限り実習園の方針を確認しておきましょう。


腕時計

保育実習で実習日誌や記録を書く際に時間を見て覚えておくことが必要ですが、園によっては着用を避けていることもあります。また、着用が認められている際も、どのような腕時計が望ましいかなど、園の考え方を確認しておきましょう。


保育着、上履き、外履き、行き帰りの通勤着

保育実習の際に、保育の際の服装や身だしなみ、行き帰りの服装などについても、事前訪問の際のオリエンテーションで十分な確認が必要です。


保育実習の服装についての詳しい説明はこちらから


保育教材

保育実習で使う絵本、紙芝居、楽譜、ペープサートやパネルシアター、エプロンシアター、指人形などの手作り教材も用意します。どのようなものを用意したらいいか、実習で担当する子どもの年齢などに合わせ、担当保育士に確認をとりましょう。


メモ関係

保育実習中にメモをとりたい場面に使うため、ポケットに入る小さいものを選びます。ただし、園によって保育中にメモを禁止している所もあるので、事前に園に確認することが大切です。


お弁当、茶碗、箸、マグカップ

幼稚園の場合はお弁当が必要な園もあります。その場合、コンビニ弁当などは禁止の場合が多いようです。お弁当がある園では、しっかり確認をとりましょう。


その他の持ち物

ハンカチやタオル

ハンカチ実習では、何度も手を拭く場面があったり、汗をかいたりするので、小さめのハンカチと大きめのタオルハンカチを用意しておくと便利でしょう。


ポケットティッシュ

園庭遊びや、いつでもどこでも子どもたちの鼻水や汚れなどをふくために常にポケットに入れておくのが大切です。


帽子、日焼け止め

屋外で遊ぶことが多い保育実習では必要になります。また、真夏の実習では保冷タオルなどが必要な場合もあります。


着替え

汗や子どもたちと遊んだり、活動したり、世話をするので、思いがけず汚れることはよくあります。
下着や靴下、保育着も一式準備しておくと安心です。


ノート

保育実習中は鞄の中に入れておきます。


筆記用具

保育実習中は鞄の中にしまっておき、子どもたちに触られないように配慮します。
書類を書くためのボールペン、鉛筆などの他に、園から製作を任されることもよくあるので、はさみやのりなども持っていくとよいでしょう。


印鑑

園の提出書類や出席簿などに使います。


辞典

国語辞典や電子辞書は書類を書くとき、あると便利です。


実習の持ち物や服装は事前訪問でのオリエンテーションで質問と確認を

実習前に事前訪問して、オリエンテーションでの質問や確認するのは、その施設の理念や方針を深く理解するために設けられています。
それぞれの施設によって、保育方針や保育理念は違っており、それによって用意や準備は大きく変わることがあるでしょう。
まずは、考え方を理解した上で、それに沿って自分がしっかり準備するものが予測できるかが重要です。実習に向け心配な部分や分からないことはは、オリエンテーションの場でしっかり質問して解決していきましょう。