新卒向け保育士求人・就職・就活情報サイト

保育実習に行う自己紹介とは。取り入れたい遊び例や自己紹介グッズの作り方

保育士として、そして先生として、保育実習で初めて会う子どもたちへの自己紹介。子どもたちに顔と名前を覚えてもらうことは、短期間で仲良くなるためにとても大切なことです。自己紹介では子どもが自分に興味を持ち、しっかりと伝わるような工夫が必要です。自己紹介の方法や取り入れたい遊び、自己紹介グッズの作り方などまとめました。


保育実習に行う自己紹介取り入れたい遊び例や自己紹介グッズの作り方 maroke/shutterstock.com

保育実習や保育園で行う先生の自己紹介のねらい

保育実習で初めて会った子どもたちに先生として受け入れてもらうためには、早く慣れてもらい、仲良くなる必要があります。そのため、最初の自己紹介を工夫して、子どもたちに興味を持ってもらい、打ち解けやすくするねらいがあります。部分実習などでは、自己紹介の指導案を立てる場合もあります。


自己紹介で配慮するポイント

笑顔

自己紹介で大切なのは笑顔です。多くの子どもや担当指導の保育士さん達の前で、いきなり笑顔を作るのはとても緊張してしまうことがありますので、鏡を見ながらの笑顔の練習をするなど、自然な笑顔がスムーズに出るための準備も必要です。


子どもに伝わる言葉

自己紹介は子どもにしっかり伝わることが大切です。受け持つクラスの子どもの年齢に合わせ、その年齢の子どもが理解できる、分かりやすい言葉を選んで自己紹介を行いましょう。


話し方

子どもが理解できるように、ゆっくり大きな声で、活舌のいい話し方を意識する必要があります。また、時には話し方に合わせて大きく身ぶり手ぶりなどの動きを取り入れ、メリハリある話し方を工夫しましょう。


子どもが興味を持つ内容や流れ

子どもの年齢によっては集中が散漫になり、実習生や先生の自己紹介に興味を失ってしまうケースが考えられます。そのため、自己紹介をしっかり成功させるためには、子どもたちの年齢に合わせ、興味を引き付ける内容を取り入れる工夫と、自己紹介を楽しんでもらう時間にする流れを取り入れる必要があります。


子どもの年齢に合わせた自己紹介の内容や方法

自己紹介で子どもに興味を持ってもらい、子どもとの距離感を楽しく縮めるために、さまざまな遊びや出し物の要素を取り入れた自己紹介の内容を考えましょう。 その際に、子どもの年齢によってどのような内容が興味を引いて楽しんでもらえるのかを考慮する必要があります。


乳児クラス(0歳児・1歳児・2歳児)

0歳児

0歳児クラスの場合は、自己紹介をするためのまとまった時間をとる機会はあまりないようです。ですが、1人1人に「たのしくいっしょにあそぼうね」など、優しく笑顔で声をかけ、自分に慣れ親しんでもらいましょう。


1~2歳児

1~2歳児の子どもの場合、ゆっくり、はっきりとした大きな声で、子どもができるだけ理解できる簡単な言葉を選んで挨拶しましょう。また、挨拶の後にはみんながしたいような遊びや内容の声がけをしてあげましょう。


幼児クラス(3歳児・4歳児・5歳児)

子どもがさまざまなことに興味を持つ年ごろだけに、自分に興味をもってもらう内容と、飽きさせないような楽しい時間にする必要があります。また、子どもの年齢にあわせて、みんなの集中力が途切れないぐらいの時間内に、自己紹介をおさめる必要があります。


自己紹介で取り入れたい手作りグッズと作り方例 LukaKikina/shutterstock.com

自己紹介を行う際の例文や言葉遊び

自己紹介の言葉をどのような内容で行えばよいのか、迷っている方も多いでしょう。保育士さんたちが使ってきたアイデアや、ちょっとしたクイズなどを参考に、いくつか例をあげてみました。


好きな食べ物や得意なスポーツで自己紹介

いちばんシンプルな自己紹介ですが、笑顔や動きなどを取り入れて行えば、とても楽しい自己紹介になります。ピアノを弾くのが得意だったり、好きな遊びや運動があれば、自己紹介に取り入れ、自己紹介後に実際にみんなの前で弾いてあげたり、一緒に遊んであげたりすると子どもたちに大いに喜んでもらえそうですね。


【例文】

「きりんぐみのみんな、こんにちわー!
今日からきりんぐみでみんなと一緒に遊んだりごはんを食べたりする〇〇です。幼稚園(保育園)の先生になれるようにお勉強をしにきました。
わたしはピアノを弾くのが得意なので、いまからピアノを弾かせてください。
ピアノに合わせて、みんなで一緒に『△△のうた』を歌ってくれるかな~?」

あいうえお作文で自己紹介

自己紹介でよく選ばれるのが、自分の名前の一文字ずつ文を作る「あいうえお作文」です。子どもたちにとってテンポがよくて分かりやすく、喜んでもらえるようです。
あいうえお作文では、子どもたちが集中できるようにパネルシアターやペープサートを併せて作って、楽しんでもらう工夫もできますよ。


【例文】

「ぱんだぐみのみんな、はじめまして。やすだあいりといいます。
あいりの『あ』はアリさんの『あ』
あいりの『い』はイグアナさんの『い』
あいりの『り』はリスさんの『り』
ぱんだぐみのみんなと早く仲良くなりたいので、たくさん遊びましょう」

クイズ形式で自己紹介

自分の名前や好きな食べ物などをクイズにして、自己紹介に織り交ぜて子どもたちを楽しませるというアイデアもあります。


【例文】

(自分の名前がさくらだった場合)
「先生の名前には、春に咲く花の名前がついています。それはどんな花でしょう?」
「ヒントは、この保育園のお庭にもある花ですよ~」

自己紹介で取り入れたい遊びや歌

自己紹介の挨拶を伝えながら、取り入れたいのが歌や手遊びです。みんなで歌うことは、子どもの気持ちも上がって楽しめる時間が作れそうです。
自己紹介の後に、ピアノを弾きながら歌を歌ったり、手遊びを取り入れて盛り上げましょう。また、手遊びのあとにペープサートやパネルシアターにつなげるといった流れも作れます。


導入の定番手遊び『はじまるよ』

「はじめるよ」はリズミカルなメロディに数遊びを加えた、定番で年少さんもできる簡単な手遊びです。みんなでの遊びや絵本の読み聞かせの前に導入として行うため、自己紹介でみんなで遊びを始める前に取り入れることができますよ。


『りんごのうた』楽しいリズムの手遊び歌

「りんごのうた」はことば遊びが面白い手遊びです。「コロコロ」「カンカン」といったリズミカルな歌詞に合わせた振り付けも簡単なので、年少さんもすぐにマネできます。子どもたちが慣れてきたらスピードに変化をつけてアレンジを加えることで、子どもたちがさらに楽しむことができるでしょう。


自己紹介で取り入れたい手作りグッズと作り方例

自己紹介で使う手作りグッズは、自己紹介の言葉に合わせて補足的に使います。自己紹介用の手作りグッズを作る場合には、事前に担当指導者に自己紹介にかけていい時間など、確認をとりましょう。


手袋シアター

手袋シアターやパペットを使って、自己紹介に彩りを加えましょう。手袋シアター「おはなしゆびさん」で、楽しく指を動かしましょう。「おはなしゆびさん」は定番の手袋シアターです。歌詞が短く、いろいろな人が出てくるので、2歳児ぐらいまでの子どもたちの興味を引くことができそうです。


手袋シアターの作り方・おはなしゆびさん


手品

最初は何も色がついていないカメレオンが、おまじないの掛け声とともに画用紙をスライドさせるとカラフルな色に変化する仕掛けのカード手品です。カメレオンを別の絵にしたり、おまじないの言葉を自己紹介などにして自分でアレンジして、楽しい時間を作りましょう。


おまじないをかけると?カメレオンが浮かび上がる手品の作り方


ペープサート

ペープサートは紙人形のことです。 ペープサートを自己紹介に使うには、例えばあいうえお作文(※前項参照)や自己紹介のテーマに合わせて、紹介にあうペープサートの絵柄を作って、視覚的な動きを見せることで子どもたちの興味を引いて、楽しませることができます。 簡単な作り方は、次のような流れになります。


ペープサートの作り方

1.画用紙に登場人物の絵を描きます。
2.色がはっきり見えるように、ペンやクレヨンなどで色塗りをします。
3.登場人物の形に合わせてカットします。余白を残して切ると簡単です。
4.割りばしを用意し、2枚の絵で割りばしを間に挟むようにしてのりなどで固定すれば完成です。


スケッチブックの絵本

大判のスケッチブックに、ページ1枚1枚ごとに、名前や好きな食べ物、得意な遊びなどの絵を描いて、子どもたちに見せて紙芝居のようにめくりながら自己紹介をしていきます。 書く絵を工夫したり、文字に興味を持ち始めた年齢のクラスなら、名前を一文字ずつ書いたものを、みんなで一緒に読むのも盛り上がりそうです。


参考記事:保育実習の自己紹介にスケッチブックを使うとき。似顔絵を入れるなどの作り方の工夫/保育士就活バンク!


手作り名札

名前を分かりやすく書いた手作りの名札は、子どもたちだけでなく保護者にも顔と名前を覚えてもらうのに役立つ自己紹介グッズです。ももこという名前であれば、桃の形をした名札にしたり、自分の好きな動物モチーフの名札を作ったりすることで、自己紹介の時にアピールすることができます。


参考記事:保育士の手作り名札の作り方。フェルトや型紙を使って簡単に作れるアイデア/保育士就活バンク!


参考記事:保育士の手作り名札の作り方。フェルトや型紙を使って簡単に作れるアイデア/保育士就活バンク!


保育実習生や保育士の自己紹介は子どもの年齢に合わせた配慮を

自己紹介は保育実習だけでなく、保育士として園や施設に就職した後も、新学期に新しく出会う子どもたちと新たな毎日を踏み出すために、とても大切な時間です。どのようなな年齢の子どもたちともすぐに仲良くなれる、楽しい時間をつくる工夫を学びましょう。