冬採用とは、12月から卒業前まで行う就活のことを指します。2022年度から新卒保育士として働くには、どのような園が実施するのかや、内定を獲得するためのノウハウを知ることが大切です。今回は、冬採用の概要や園が実施する理由について紹介します。また、求人の探し方や、内定を得るためのコツもまとめました。
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冬採用とは
冬採用の概要
冬採用とは、2022年度に新卒保育士として働くため、12~3月の期間に行う就活のことです。
就活の最終戦とも呼ばれ、保育学生さんは「このまま内定が出なかったらどうしよう…」と不安になりやすい時期かもしれませんね。
しかし、しっかりと対策をすれば内定を獲得できる可能性があるので、保育学生さんは志望動機にこだわるなどのポイントを押さえて就活に取り組みましょう。
冬採用の特徴
保育園は冬~春頃には来年度の配置を決めておく必要があるため、秋までに採用活動を終えていることが多く、保育学生さんは園の選択肢が少なくなってしまうかもしれません。
また、園も新卒保育士さんを確保するために焦ってはいるものの、そもそもの採用人数や募集している園数が少ないので、内定を獲得しづらいことも考えられます。
さらに、公務員試験に落ちてしまった保育学生さんや、留学先から帰ってきた保育学生さん、内定をもらいつつ就活を続けている保育学生さんなどが冬採用に加わることもあり、倍率が上がってしまう場合もあるかもしれません。
しかし、求人の見つけ方を工夫すれば内定につながりやすくなるかもしれないので、ここで紹介する方法を参考に園を探してみるとよいでしょう。
保育園が冬採用を実施する理由
まずは、保育園が冬採用を実施する理由から見ていきます。
予想以上に内定を辞退されたから
冬採用を行う理由として、秋に採用した保育学生さんが予想以上に内定を辞退してしまったケースが考えられます。
保育士さんの配置計画が崩れてしまうので、採用期間も残り少なくなるこの時期は園側も焦っているかもしれませんね。
戦略的な採用をしたいから
戦略的に採用活動をするため、冬採用を行う保育園もあるでしょう。
冬採用では、秋まで留学に行っていたり、公務員を目指していたりしていた保育学生さんが選考に参加し始めます。
そうした優秀な保育学生さんを採用するため、計画的にこの時期に採用をしているのかもしれません。
知名度が低いから
知名度の低い園は保育学生さんが集まりづらいため、冬まで採用を続けている場合があるようです。
このような園は冬採用でも保育学生さんが集まりづらく、場合によっては内定を獲得しやすいかもしれません。
新卒保育士の冬採用を行っている園の探し方
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続いて、冬採用を実施している園を探す方法について見ていきます。
キャリアセンターに行く
園の探し方の一つとして、キャリアセンターに行く方法が挙げられるでしょう。
学校のキャリアセンターに行けば、そこでしか扱っていない求人を見つけられるかもしれません。
また、スタッフさんが相談に乗ったり、履歴書の添削を行ってくれたりする場合もあるようです。
就活イベントに参加する
積極的に園の説明会やフェアなどのイベントに行き、情報を集めてみるのもよいでしょう。
どのような園が募集しているのかを探したり、比較したりすることに役立つかもしれません。
特にフェアでは多くの園が集まるので、冬採用を行っている園を一度に調べたい保育学生さんには向いているでしょう。
就活支援サービスを使う
就職活動に不安があるので誰かのサポートを受けたいという保育学生さんは就活支援サービスを使ってみてもよいかもしれません。
登録すれば自分に合った求人を紹介してくれたり、面接の対策方法を教えてくれたりするため、効率的に就活を行いたい保育学生さんは登録してみるとよいかもしれませんね。
新卒保育士の冬採用で内定を得るためのポイント
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最後は、新卒保育士の冬採用で内定を獲得するためのコツをまとめました。
就活の軸を再設定する
冬採用では再度自己分析を行い、園選びの軸を再考してみるとよいかもしれません。
焦ってさまざまな園を受けると合わない園に入職してしまったり、面接対策が中途半端になったりする可能性があるため、軸に沿った求人を選ぶことが大切です。
自己分析をしっかり行えば園選びの軸が固まるだけでなく自己PRの仕上がりもよくなり、採用担当者に学生さんの魅力が伝わりやすくなるかもしれませんね。
志望動機にこだわる
園にとっても冬採用は保育士さんを確保するためのラストチャンスなので、内定辞退の心配がない、熱意のある保育学生さんを求めているでしょう。
そのため、その園を選んだ理由をしっかり話すなど内容にこだわり、採用担当者が納得できる志望動機を作ることが大切です。
面接対策を徹底する
今まで就活を行ってきてうまくいかなかった保育学生さんは、失敗した原因を冷静に分析して対策することが必要でしょう。
キャリアセンターのスタッフさんに見てもらったり、養成校の教員に確認してもらったりして、面接での受け答えやマナーに問題がないかを見直してみるとよさそうです。
理由を説明できるように準備する
園によっては、「なぜ冬まで就活をしているのか」と面接で聞かれる場合もあるかもしれません。
納得できるまで就活を続けたかった、留学により就活が遅れたなど、理由をしっかり答えられるようにしておきましょう。
また、回答する際は前向きな表現を使い、ポジティブな印象を与えられるとよさそうですね。
面接後にお礼メールを送って志望度の高さを印象づける
園や採用担当者のメールアドレスを知っている場合は、面接後にお礼メールを送るとよいかもしれません。自分の学校や名前を明記したうえで、魅力を感じたポイント・入職後の目標の姿などを記載しましょう。
熱意をアピールするためにも、面接を行ったその日のうちに送付することがポイントです。なるべく面接を終えてすぐに送るようにすると印象がよいですね。
また、園に志望度の高さを印象づけるためにも、テンプレート文は避けて自分が感じたことを盛り込むことが大切です。
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冬採用で内定を獲得し、2022年度から新卒保育士として働こう
今回は、冬採用とは何かについて紹介しました。
冬採用は12~3月くらいまでに行う就活のことで、予想以上に内定を辞退されてしまったり、ねらいがあったりしてこの時期に採用活動をしている園が実施しているようです。
園も焦っているものの、公務員試験から民間の就活に切り替えた保育学生さんなどが加わることもあるため、応募する際は面接対策を徹底するなどの準備が必要かもしれません。
しかし、しっかり対策を行えば内定を獲得できる可能性が上がるため、自己分析に再度取り組むなどのポイントを押さえて就活に励むことが大切です。
コラムを参考に冬採用の就活を攻略して、2022年度から新卒保育士として働きましょう。
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