保育士の志望動機の書き方、新卒や未経験のための志望理由と例文 【保育士の就活ガイド】 | 新卒向け保育士求人・就職・就活情報サイト【保育士就活バンク!】

保育士の志望動機の書き方、新卒や未経験のための志望理由と例文 【保育士の就活ガイド】

保育士さんが志望動機を書くとき、「転職」と「新卒・未経験」では、自己アピールポイントや書き方が異なります。転職では経験があるので志望動機の書き方も想像ができると思いますが、新卒や未経験、保育補助のアルバイトの方は「何を書いていいのか、どうアピールすればいいか分からない」と困ってしまう場合も多いでしょう。正式な履歴書を書くのは初めてという新卒や未経験の保育士さんに向けて、「ぜひこの人を採用したい」と思ってもらえる志望動機の書き方や自己アピールのポイント、例文まで解説します。


保育士の志望動機の書き方 ESB Professional/shutterstock.com

保育士の就職・新卒採用などで重視する「志望動機」

履歴書における「志望動機」とは

志望動機欄とは、「なぜその園(企業)で働きたいと思ったか、なぜ応募したのか」の理由を、説明する欄です。応募先の採用担当者に分かりやすく、かつ明確に伝える必要があります。履歴書やエントリーシートには「志望動機」の欄が必ずあります。そして面接でも必ず志望動機は質問されます。採用において、とても重視されるポイントです。


志望動機で何を見ているか

応募先の採用担当者は、応募者が書いた志望動機を読むことで、
「園の保育方針や理念をどれだけ勉強し、理解しているか?」
「人物像や性格はどんな人か?」
「採用したら、先輩保育士と一緒に協力して活躍してくれそうか?」
などを、事前に知ることができます。


保育士の志望動機、内容のポイント

志望する園や企業側の採用担当者が「この人と面接してみたい、採用したい」と思う志

望動機は、何も準備せずにすぐ書けるものではありません。
特に新卒や未経験での応募の場合は転職者と違って、保育士として即戦力として働けるかどうか判断するための分かりやすい実務経験や具体的なキャリアがありません。
採用者が見ている部分は「やる気」や「保育方針に対しての理解」、「働く具体機なビジョン」などです。
「どうして保育士という仕事がしたいのか」
「どうしてこの園(企業)で働きたいと思ったのか」
「これから自分が保育士として成長していきたいこと」

などの理由が、自分の中でも明確になっていないと、志望動機が応募先に分かりやすく伝わりません。志望動機の書き方で重要になる、考え方のポイントをまとめました。


保育士という仕事への志望動機を明確にしよう

保育の仕事に魅力を感じたきっかけ

「小さい頃からの夢で~」など漠然としたものではなく、自分なりの体験を書くと伝わりやすくなるでしょう。
例えば、
「幼児期にお世話になった担任の保育士にあこがれて」
「中学・高校の職場体験で、懐いてくれた子どもがいて」
「幼い弟や妹の面倒をずっと見ていた」

など、一見、普通に見えるようなことでも、掘り下げれば自分なりのストーリーがあるはずです。


自分のどんなところが保育士に向いているか

保育士の採用、特に新卒で最も重視されるのは「人柄」です。
・子どもと遊ぶのが好き
・健康で体力がある
・真面目で努力家
・人とのコミュニケーションが好き
・細かい点に気がつく

など、自分の性格で「これは保育士向きだな」と思うものがあれば、積極的にアピールしましょう。過去のエピソードや「中学・高校と皆勤賞をもらった」など分かりやすい実績があると、より伝わりやすくなるでしょう。


応募する保育園・幼稚園を決めた理由を明確にしよう

志望する園の情報を収集して保育方針などの魅力を分析し、なぜ自分がその園で働きたいと思ったのかを書きましょう。
例えば、
「保育実習に行った際、子どもたちと先生の雰囲気があたたかいと感じた」
「絵画や制作に力を入れている点に魅力を感じた」
など。
可能なら応募前に一度園見学を申し込んで園に足を運び、そこで感じた素直な気持ちを書くと良いでしょう。


自分の希望と園(企業)の方針が合致している点を探す

園の魅力が分かったら、次はその「魅力」と「自分の希望」が合致する点を探しましょう。
例えば、
「私は子どもの個性を生かす保育に憧れている。見学に行った際に保育方針を聞いて、ここでなら自分の希望が叶うと感じた」
「私は小さい頃から絵画を習っていて絵が得意。絵画や制作に力を入れる貴園なら、自分の力が発揮できると思った」
など。
感想だけではなく、自分自身の背景を盛り込むことで、園を志望した理由に説得力が出ます。


その園で自分が具体的にどう成長したいか

「子どもの個性を見つけて、伸ばせる保育士になりたいと思っている」
「保育士として、子どもたちに表現の喜びを教えたいと思っている」

など、未来への展望や、園のために自分が貢献できることまで書ければ、他の応募者に差をつけた志望動機になるでしょう。


保育士としてどう働き成長していきたいか目標を決めよう

即戦力になる自己アピール

未経験とはいえ、今まで勉強してきたことや経験してきたことで、保育の場で役立ちそうな経験がないかしっかり考えて書き出してみましょう。
例えば
・大学、短大、専門学校でより専門的に学んだことで生かせそうな知識
・アルバイトなどで得た労働経験(保育補助や接客業など)
・運動系の部活動で得た運動スキルや身体の丈夫さ
・ピアノなど楽器の演奏経験
・ボランティア活動への参加

など、これらを通して保育の場に役立ちそうなことや、保育への理解を深めた経験があれば、志望動機を書く上で大いに役立ちます。


未経験ならではの意欲

新卒や未経験は保育経験が少ない分、自分の将来性をアピールしましょう。
「私はこんな仕事をしたいです」と具体的な目標を書くと、採用側も「その目標が達成できるまで、長く働いてくれるだろう」と前向きに採用を考えることができます。


意欲が伝わる前向きな書き方に

「こんな保育がしたい」「この園のために尽くしたい」という点を強調すると、やる気が伝わりやすくなります。また、子どもが好きということが伝わることも、よい印象を与えます。子どもが好きだという思いは、保育士の原点です。好きだからこそ成長をともに喜びたい、保育の安全性を高めていきたい、健康に気を配りたいなど、保育のプロとしての具体的な思いもつけ加えましょう。


保育士の志望動機の記入方法

手書きで書く

PCで履歴書を作成するのが普及しつつありますが、保育業界の履歴書は、手書きで書くことが一般的な傾向です。一文字一文字、丁寧に書きましょう。


文字数、大きさ

文字数は少なすぎず、多すぎずで、空欄の8割以上を埋めるように書きましょう。 文字と文字の間隔を開け、読みやすい字で丁寧に書くことが大切です。


志望動機の内容の注意点

条件で園を選んでいることは避ける

「家から近いから」「給与が良いから」など、待遇面などの条件で選んだことで書くのは避けましょう。採用側は「ほかによい条件があれば、移ってしまうんだろうな」という気持ちになってしまうかもしれません。
逆にPRになると思う場合は、前向きに見えるように表現を工夫しましょう。
例えば、
悪い例:「通勤時間が長いと大変なので、家から一番近い保育園を選びました」
よい例:「貴園は私の自宅から歩いて5分の距離にあります。非常時にはすぐに駆けつけられますし、通勤時間が短縮されることによって、より仕事や子どもに向き合えると思います」

など、同じ内容でも書き方によってガラッと印象が変わります。


ネガティブな表現は使わない

自分ではその気がなくても、書き方ひとつでネガティブに見える表現はたくさんあります。
例えば、
「公立は業務が大変と聞いたので、私立にした」→他園を批判しない
「手に職がほしかった」→保育士じゃなくてもよいのでは?
「保育士として成長させてほしい」→受け身な印象に

など、受け取り方によってネガティブになる内容がないか、チェックしましょう。


保育士の志望動機の構成と書き方の例文 metamorworks/shutterstock.com

保育士の志望動機の構成と書き方の例文

志望動機欄の限られた文字数の中で、自分の志望動機を明確に採用担当者に伝えるためには、書き出しに結論から伝える、という構成が多く取られているようです。
志望動機は次のような内容で構成すると、自己アピールを交えスムーズに伝えることが出来るでしょう。
「結論→具体例(エピソード)→まとめ」の流れを参考にしてください。


<志望動機の構成例>

【1】書き出し(志望動機の結論)
【2】具体例(志望の理由と自分との関連性)
【3】まとめ(就職後どのような保育がしたいかなど)


【1】志望動機の書き出し

文章構成

「私が貴園を志望した理由は〇〇です」 「私は〇〇のような保育士になりたいと考えています」 といった、結論から書く方法が一般的です。自分の言葉で、体験談を交えて書くことを心がけましょう。


「書き出し」の例文

私が貴園を志望した理由は、戸外での遊びや散歩を重視して基本的生活習慣を身につけることをモットーとする教育方針に深く共感したからです。

【2】志望動機の具体例

文章構成

書き出しで述べた志望した理由や、自分の考え方との関連性を、具体的な例などをあげてわかりやすく伝えます。


「具体例」の例文

今の子どもたちは外遊びが不足していると言われています。私は子どものころから、身体を動かすのが大好きでした。貴園での保育実習では、外遊びで子どもとできる遊びをたくさん考え実践し、大好きな子どもたちと、とても仲良くなることができ、貴園の保育方針の重要性をより深く理解することができました。

【3】志望動機のまとめ

文章構成

書き出しと具体例から、今後自分が就職した場合を想定し、どう成長していきたいかで文章をまとめ、保育への情熱のアピールへとつなげます。


「まとめ」の例文

保育士として、貴園の保育のさまざまな方法を学んで成長し、子どもたちには身体を動かす楽しさをたくさん伝えたいと思っています。

新卒や未経験での保育士の志望動機の例文

まとめをに自己アピールを自然につなげる例文

ポイント

・保育士を志したきっかけが明確
・エピソードにオリジナリティーがある
・保育の仕事の責任を理解している
・保育士にふさわしい自己PRが自然に盛り込まれている


例文

【書き出し】
貴園を志望した理由は、子どもの個性を大切にする保育方針に強く共感したからです。
【具体例】
私は幼少期、保育園に通っていました。のんびりした性格で怒られることが多かったのですが、ある日『好きなことを好きなだけやっていいよ』と言ってくれる先生に出会いました。 大好きだった、かけっこを思う存分させてもらったおかげで、中学では陸上の代表選手にまでなれました。幼少期の保育が人生を変えることを知り、私も保育の道を進みたいと考えるようになりました。
【まとめ】
陸上で鍛えた体力と持久力を活かし、以前出会った先生のように、私も子どもの個性を見つけて伸ばせる保育士になりたいと思っています」

園見学や保育実習で得た情報を志望に盛り込む例文

ポイント

・保育実習や園見学など、志望する園の保育方針や環境をより深く理解した上で志望している
・保育の仕事のやりがいを理解している
・得意分野(絵)があり、それを活かそうとしている。


例文

【書き出し】
「私は保育士として、子どもたちに表現の喜びを教えたいと思っています。
【具体例】
より強く思ったきっかけは、大学で行った貴園の保育実習です。私は絵を描くのが得意で、子どもたちに描き方を教えていたのですが、最終日には思いもよらないような成長を見せてくれました。そのときの嬉しそうな顔を見て、保育の仕事に就きたいと感じるようになりました。
【まとめ】
貴園は絵画や制作に力を入れています。保育の仕事はもちろんですが、美術講師のアルバイト経験もあるので、そちらでもお役に立てるのではないかと思っています」

保育士の志望動機の書き方は面接を意識する

志望動機は、書類を通した面接のようなものです。 新卒の方は実際に社会で働いた経験がない分、特にしっかりと熱意を伝えましょう。どんなに能力が高くても、意欲が伝わらなければ採用されるのは難しいかもしれません。 自分なりの経験を踏まえ、志望する園でどんな保育士になりたいのか、あなたなりの想いを正直に丁寧に、書いていきましょう。